「バンク」バッド・ジーニアス 危険な天才たち nemonさんの映画レビュー(感想・評価)
バンク
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カンニングを壮大なBGMと演出で映像化した作品
リンは友達を助けるためにカンニングを始めたのに、いつからかビジネスに発展してしまった。稼いだお金で真面目で不恰好なお父さんにシャツを買ってあげたり、あとは何に使ってたっけ?そんなにお金に困ってたっけ?お金を稼ぐ目的がよくわからなかったな。
勉強ができるのに、勉強の仕方は教えないでマークシート式のカンニングのビジネスって、学問の発展にも何も繋がらないね。お金も得られて、みんなの各々の希望も叶えられる。みんなの欲が集合した結果が壮大な計画に発展する。失うものがあれば不正になるっていう主人公のポリシーはかっこよかったな。バンクの留学の件とか、父親への信用とか諸々失うものはあったけど。お金儲けじゃなくて勉強しにきてるのって校長が言ってた言葉は正しいと思ったけど、ワイロが絡んでるって知ってるとその言葉は何の説得力も無いよな。
バンクがボコボコにされた件がリンの知らぬところの計画だったけど、結局はリンの首謀した結果だったからもうカンニングから手を引こうと、まともになろうとする姿勢が人間ぽくてよかった。バンクは実直で正直で母子家庭でクリーニング屋の仕事も頑張ってたのに。
そこら辺がバンクとは違ってたな。
ピアノの音で答えを覚えるの、気持ちを落ち着かせるのにクラシックを聴いているの、bgmがすごく派手に使われてて心がハラハラドキドキしてた
カンニングはいけないことだと認識しながらも実行してたこと、おかした罪との向き合い方。
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