「搾取」バッド・ジーニアス 危険な天才たち ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
搾取
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エンタメ性と社会性の配置のバランスが本当に見事で、最後までワクワクハラハラ楽しく鑑賞しました。リンやバンクは超天才ですが、超天才であっても家が貧しければ、裕福な馬鹿によって利用されてしまいます。それは学生の試験だけに限ったことではないですよね。
ラストでバンクは欲望に負けてしまいますが、リンは違いました。監督は、人の頭脳や良心すらも金持ち連中に搾取されている社会への批判と同時に、それでも人間の良心を信じる気持ちを描きたかったのではないでしょうか。
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