V.I.P. 修羅の獣たちのレビュー・感想・評価
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韓国映画のエッセンスがギュっ!
視聴後に体から深くて重いため息が出てくる。韓国映画だからこその鬱をね植え付けてくる。お願いだから一番苦しむ殺し方でヤツを仕留めてくれ、と願いながらの視聴でした。
この映画の犯人(共犯者も)はおぞましすぎて、無理すぎ。犯人役の俳優を嫌いになった。演技の旨さなのか?皆それぞれにキャラクターが立ちまくっていて、皆各々にかっこいい。
トップダウンで命令遵守なとこが現実的すぎる。
最後チャン・ドンゴンがもってくのも良かった。
悪魔を見た、を見た後の気分の悪さを思い出したのは私だけ?
感情をえぐられ、後味悪くなるのは覚悟してみてほしい。
船に乗せる前に、人気のないとこで復讐したらよかったのに。悲しい😭
脚本が素晴らしい。
とにかく脚本が素晴らしい。最初のシーンとエピローグが見事に繋がった(正直最初に香港空港に降り立った人間が彼だとエピローグまで気づかなかった、殺人鬼を追いかける時に眼鏡が伊達メガネだったことには気付いていたのだが)。俳優陣もメインの2人は素晴らしかったし、北朝鮮のVIP役の俳優の笑顔は心底気持ち悪かった。誰かに似ていると思って気になっていたが有名な日本人スケート選手だった。下品なアメリカ人役のスウェーデン人も良かった。こういうストーリーは一愛国心のある韓国人にはどう受け止められるのだろうか?
【序盤の気分が悪くなるシーンから、延々と続く緊張感、残虐なシーン。サイコキラーの犯人の所業や国家間の政治状況に振り回される男達の姿が印象的な作品。】
ー いつものように、この映画のフライヤーが手元に在るのだが、この一文を読み逃していた・・。
”本国ではスナッフフィルム並みの猟奇的な描写で賛否両論を巻き起こした衝撃作。”ー
◆感想
・韓国の暴力警官だが、正義感の強いチェ・イド刑事(キム・ミョンミン)や、北朝鮮の工作員リ・デボム(パク・ヒスン)、韓国国家情報院のパク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)の熱演を抑えて、無茶苦茶腹が立つが印象的なのは、北朝鮮の若きVIPを演じた薄ら笑いを浮かべた狂気のサイコキラーキム・ジョンイルを演じたイ・ジョンソクである。
・作品構成は、巧い出来である。冒頭のシーンとラストのパク・ジェヒョクの姿の繋がり。
ー ハッキリ言って、チャン・ドンゴン演じたパク・ジェヒョクが、極悪を粛清するシーンは、物凄くスカッとする。-
<このような作品は日本では絶対に公開されないであろう。R18+どころではない残虐シーンの数々。
韓国、北朝鮮、米国の国家間の闇の中で、正義を貫こうとした3人の男達の姿は沁みる作品である。
冒頭のレビューには書けない(と言うか書きたくない。)シーンを除けば、4.0なんだけどなあ。だけど、あのシーンがあるから、極悪サイコキラーキム・ジョンイルのキャラが屹立し、面白いんだよなあ・・。
韓国ノワールの巨匠、パク・フンジョン監督、半端ないし、容赦ないな・・。>
次会う時はあんたの首をもらう
北朝鮮のVIPをめぐり様々な思惑が錯綜する。警察のプライドをかけて犯人逮捕に執念を燃やす男、アメリカと組織の間に挟まれて苦悩する男、北朝鮮から脱北してまでも恨みを晴らすためにソウルに追いかけてきた男。そして、高みの見物のアメリカ人。
韓国はアメリカの植民地ではない。そこで犯罪が行われれば韓国が法に基づき裁くのは当然である。面倒事ばかり押し付けるにアメリカに「俺はあんたの部下ではない」このシーンはすごく痺れてね!
衝撃
見終わった後も動悸止まらず…
韓国映画てやっぱ凄い…を再認識and体感しました
グァンイルの人間性はおぞましく、もはや人間なのか悪魔なのか…
権力下に産まれ育ったばかりに所謂「ヤバい奴」が放置状態でここまできてしまい死ななくてもいい人たちが犠牲に…
リアルでグロテスクでヒステリックで最低最悪な最高傑作でした
韓国の俳優さんたちに天晴れです
いや監督さんや演出さんや衣装さんメイクさん…皆さんがプロフェッショナルで素晴らしい
同じアジアの顔立ちだからこそ思うのですが日本でこんな映画て絶対作れないよな…としみじみ感じました
血の多い、終始ハラハラする映画
北のお偉いさんの息子であるグァンイルは、何人の人を殺してもその権力に守られていたために野放しにされていた。そして証拠をもった韓国の警察は彼を捉えようとするが、国家情報院やCIAがその手を阻む。
少しでも隙を見せると、グァンイルは人を殺し、復讐心や性的欲求を満たす。そのあまりの残忍さに見ているこっちもいち早く彼を仕留めてほしいと願うが、それがなかなか叶わない。そして最後には、個人的な恨みを持っている北朝鮮の工作員に追い詰められて、殺される。彼が殺人を行なってきた内容があまりに残忍なので、銃を三発足、胸、そしてトドメに喉に打たれてもまだ物足りないように感じてしまった。
感想としては、終始緊張感があり、1秒たりとも目を離せない展開で面白かった。隙を見せると、銃を奪って警察官を撃ったり、性的不全であるがために女性の首を絞めて死にゆくその悲鳴に興奮を覚える彼は、女性を襲ったりする。手錠をはめられた彼は時折ニコッとし、早く逮捕してこらしめて欲しいと願うがCIAによりなかなか単純にいかない。誰もが疑わない極悪サイコパスですら、国のトップの息子となるとなかなか捕まらないというのは現実世界でもあるのかもしれない。そうしたことは絶対にあってはならないというメッセージもこの映画には含まれていると思う。また、今まで見た中でもトップ3に入るぐらいグロテスクな描写が多く、見る人によっては抵抗を覚えるかもしれない。けれども、全体としては常に先が読めず、どうなるのかどうなるのかとハラハラドキドキする内容で面白かった。あとグァンイルがイケメンすぎる。
分かりにくい
ストーリーテリングに難あり。
けっこう分かりにくい割に、物語として深みも感じないっていう。
関係性に優劣が目まぐるしく変わるとこについては
画面の色合いだとか、もっと分かりやすくできる余地はあったと思う。
全体的にそこまで深くもなく。
ノワールっぽいお話しって感じでした。
ジメジメと陰湿で目を背けたくなる映画は韓国映画の魅力のひとつなのだろう。
時には怖いもの見たさを助長する映像は嫌悪したくなる。誰の心の奥底にある密やかで波打つ残忍性はその発露を求めて止むことはない。復讐心は映画を観続けるための大いなる武器だ。
この映画だけに限らず、韓国映画の製作者はその点をよく理解している。やり込められるであろう対象の最後が如何なる結末なのかを知りたくて仕方なくなるのだ。この映画を観ながら幾度となくここで終わるんじゃないだろうな・・・・?と何度も思わせる。そんな手法は見事に完成され、ある種醜悪な感慨に耽ってしまう。観る者の残忍性を呼び込むことほど残酷なことはない。にも拘わらず観たあとのスッキリした気分は、僕も残虐な人間に違いないと思わせられてしまうけれど、こいつよりはマシだろう・・・・なんて、震える心に安堵してしまう。
危うい心を意識している人は観ない方がいいだろう。
北朝鮮怖い…怖すぎます。
この映画はWOWOWで見ましたがノンフィクションかフィクションか悩みます(笑)
冒頭からグロいです。
北朝鮮では権力のある人のバカ息子だと本当に何をしても捕まらないんだろうなぁ。
世に出ない事件もあるのだろうと考えながら見てたら、最後まで背筋の寒い時間を過ごしてしまった。
一人ひとりの俳優達がすばらしい
韓国の俳優達の層の厚さに感心しました!ともかく面白いよ!男ってこんなにかっこよくないでしよ!ほんとはこんなかっこいい存在なの?映画ですよね!一人ひとりが存在感があって!CIAのポールだけ!もう一つ足りない❗映画ってホントに面白いですね!どっかできいたような私の感想!
入り乱れて…
北朝鮮の高官の息子だが各地で婦女暴行事件を起こすサイコパスを巡って、韓国国家情報院、韓国警察、CIA、北朝鮮の元工作員がそれぞれの思惑で、捕らえよう捕らえようする?中々面白かったが北朝鮮情勢を知らない元工作員は、ちょっと有り得ないと思った。ラストも、もう少し劇的な殺し方をしてほしかったが、何とも煮え切れない終わり方。終わらせたけど、スッキリしないチャン・ドンゴンの気持ちを表しているよう。サイコパス役イ・ジョンソクは存在感あった。
あまりに残忍。でも見ちゃう
もうグロを通り越してあまりに残忍な映像。だが主人公達の荒々しいながらもそれぞれの強い正義感に心が動かされる。北とアメリカに気を使わねばならない韓国の難しい立場が気の毒に見えてくる。被害者役の子はまだローティーンのようだがよく引き受けたな。
韓国はこういう集団で無差別に残虐な殺人をする映画多いですね。ストー...
韓国はこういう集団で無差別に残虐な殺人をする映画多いですね。ストーリー的にはいいんだけど、なんか酷すぎて辛くなる。でも結局観るんですが。
イ・ジョンソクが初めての悪役だったらしいけど、韓流ドラマを観ない私は彼のさわやかなイメージを知らないから、先入観なしでみて、このサイコパスなぼっちゃん野郎似合ってたと思う。悪役も出来る役者のほうが絶対いいと思うけどな。今回チャン・ドンゴンが雰囲気変わったなと思ったのは私だけでしょうか。
金正日死去に伴う混乱
サイコキラーとなったイ・ジョンソク。この男はイケメンなのに不気味に笑うところが恐ろしい。北でも10数人殺しているし、香港でも韓国でも快楽殺人を楽しんでるのだ。さらに警察と国家情報院との駆け引き。拘置期間は2日間なので、犯人をとりあえず逮捕して証拠固めをする暴力警視キム・ミョンミン。そして国情院側のチャン・ドンゴンは北朝鮮高官NO.2の息子であるためCIAと協力して中国にある秘密の口座番号を知りたがってるという三つ巴の様相。さらに、個人的恨みを持っている北朝鮮の刑事が絡んできて、韓国警察に情報を流し、自分が処刑しようと試みているのだ。
金日成、金正恩、張成沢などの実名、政権交代などを織り込んだ、緊迫感を出すサスペンス・アクション。誰が見てもサイコな奴を罰したいハズだが、国家権力が絡むとややこしくなる。自分は罰せられないと高をくくって無謀にも殺人を繰り返し、警官ですらおかまいなしに殺そうとする。原因は性的不能のため快楽を求めていたようだが、同情の余地なし!
最終的には権力側のチャン・ドンゴンが活躍するのだが、キム・ミョンミンも凄い迫力。警察上部も権力には逆らえないところや、国情院・CIAの傲慢さも描いている。が、社会派としてはイマイチで、単純にサスペンスとして楽しむのがいいのかなぁ。
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