「倫理を問うサスペンス…?」レプリカズ 物欲さんの映画レビュー(感想・評価)
倫理を問うサスペンス…?
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家族を事故で失った科学者が、自ら家族のクローンを作成して、
そこに家族の記憶を移そうとするが……。
序盤の事故からクローン作成、そして家族がその記憶に違和感を持つところまでは、
サスペンスとしてよくできていてハラハラしながら視聴した。
この前半からハッピーエンドに持っていってしまうのはかえって感心してしまった。
日本で作成されたら、このラストにはなり得ないだろうなと…。
後半巨大企業との戦いになってしまうのがちょっと残念。
もっといい映画にできたと思う。
アイ・アム・レジェンドの公開版のラストを見たときのような、
こうじゃねぇだろ、感がもったいない。
せめてウィリアム本人が撃たれて死亡して、そこにNo.345が殴り込み。
その後、ゾーイとウィリアムのクローンを作成してそこに記憶を移す。
かくして誰一人本物の居ない、レプリカの家族が幸せに過ごす……。
くらいの寓話的なラストが欲しかった。
とはいえ結果的に最後まで楽しく見られたので、悪くはない読後感。
しかし、キアヌの家族はとにかく不幸な目に遭うな…w
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