「クローンに対する「苦悩」をもっと描いて欲しかった」レプリカズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
クローンに対する「苦悩」をもっと描いて欲しかった
不慮の事故で家族を失った科学者が、クローン技術を使って家族を生き返らせようとする物語。
少し「浅い」印象の作品です。
「事故」、「亡くなった家族をクローンで蘇らせようとする描写」、そして何より「主人公や家族の苦悩」
「苦悩」については描写がなかったわけではありませんが、私としては簡単に描かれているように感じ、それが作品全体の「軽い」印象に繋がったのだと思います。
また、架空の技術を屈指するストーリー展開は、個人的には苦手に感じます。製作者が設定をしっかりと作っていたとしても、私にはご都合主義に感じてしまうからです。役者が必死に演じていても、感情移入が出来ず、置いてけぼりになった感覚を持ってしまいます。
ファンタジー系の映画で良く感じる感覚ですが、この映画でも強く感じ、作品評価を押し下げてしまいました。
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