劇場公開日 2018年6月8日

  • 予告編を見る

「邦題勝ち」30年後の同窓会 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5邦題勝ち

2021年3月4日
iPhoneアプリから投稿

一言「そういうこと、ね」。

◎よかった点◎
・同窓会といっても、「海兵隊時代の仲間」。
ベトナム時代の話と、主人公の息子が海兵隊で殉職した話。
30年経っても、海兵隊=戦争(今回は9.11)を取り巻く状況は変わってない。
その辺のモヤモヤ&焦燥感を、遠回しながら批判している。

・所々クスッとくるところもあり。
「息子の亡骸は、自分で埋葬したい」と主人公が言い張り。
亡骸を海兵隊から動かすには、「聖職者がいないと・・・」。
いるじゃん、牧師!ってね。

・3人がかつて「絶対墓場まで持っていく」と誓った、ベトナムでの話。
ずっと彼らの心に燻っていた同僚の死の真実を、その母親に打ち明けに行く場面。
母親は「息子は英雄でした」。真実をいうのが正しいのか否か。
難しいところ。

△いまいちな点△
・最初に書いた「同窓会物ではない」のが、正直肩透かし。
原題は「Last Flag Flying」。このFlag=星条旗。
最後のシーンは、この原題で納得する。

・悪くはないストーリーなんだけど。
ぼんやりな印象も否めない。この3人なら、もうちょっと何かできたような。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「深い言葉だな、“かつて“」

ゆき@おうちの中の人