「愛のある実写化のお手本」アリータ バトル・エンジェル 火虫さんの映画レビュー(感想・評価)
愛のある実写化のお手本
銃夢は枝葉を広げまくりそこからメインストーリーを紡いでいく構成で、結構お話のバランスがいびつなため一本の映画にまとめるのは大変だったと思います。
ザレムと屑鉄町の存在、そこに住む人達の暮らしを極力映像で理解させようとし、お話に積極的に絡めていくスタイルは上手でした。
少女のように感情の起伏が激しく「半端は無し」のアリータの性格描写は原作のガリィそのものですね!
荒んだ景色に堕落した人々の中にあってその激情の瑞々しさが鮮烈に栄えます。
アクションシーンの見やすさもなにげに工夫されまくってて凄いですね。
アリータは立体的な機動をしまくるし周りは全身を機械に置換したサイボーグだらけで、ともすればトランスフォーマーみたく画面がワチャワチャになって何やってんのかさっぱりわかんね!ってなりそうなのに
視覚的な混乱に陥ることなく楽しめました。
原作既読組なのでちょっと斟酌してるとこもあるかも?ですがオススメです!
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