万引き家族のレビュー・感想・評価
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良い感じ
柳楽裕也の誰も知らないという映画を思い出した。
若干似てると思う。
誰も知らないも良いし、この映画もとても良かった。
私が小さい頃に隣の家に5人兄弟の家族がいて
いつも遊びに行っていたんだけど
そこの家族はカップラーメンをみんなで食卓で食べてゲームをするような家族でそこに私が家族同然のように朝から晩まで遊びに行っていたのでその頃の事を思い出した。家の中は、この映画の家族の家にそっくり。
自分の家と180度家庭環境の違う家に家族のように可愛がってもらいそこにいた不思議な感覚がこの映画と全く一緒だなぁと感じた。
その家族とお風呂にも入ったし海にも行った。
私の家は母が常に働き家におらず父は離婚していなかったので祖父母に可愛がってもらって育った。母からも可愛がってもらい家族には感謝してるけれど、小学生の頃は寂しかったから近所のその家族のところで過ごすことが大好きだった。もし、私にその家族がいなければ、母は厳しかったし、今頃カップラーメンもゲームも知らない浮世離れした子になっていたか、とってもグレていたはず。
この映画に出てくる大人は、人として欠落している部分もあるけど、普通の大人が持っていない部分も沢山ある。普通の大人が持ってない部分って何か?それはここには書かないというかうまく言えないから書けないけど、それを感じるのがこの映画の見どころだと思った。
お金も大事だけど、それだけじゃない。
日本の映画って何で、、
確かに世界に通用する映画だわ
本物の家族よりも本物の家族。
家族って一緒に暮らしたから家族になるわけじゃなくて心を通じ合わせたかどうかが大切で、万引き家族には愛を感じた。
たぶんこの映画に批判的なレビューを書いてる人は普通に幸せな家族で育った人たちなんだろうなって気がする。
自分は家族に愛情を感じたことがあまりなくて、親は仲が悪く、家族のコミュニケーションもあまりない家庭で育ったので、映画の中の貧しいけど笑顔の絶えない仲の良い血の繋がってない家族。を見て幸せな気持ちになった。
さすがに貧困でありたいとは思わないし、万引きOKでは無いけど、あの家族の空気感がとても心地よかった。
そしてみんな演技が自然で普通にリアルなドキュメンタリーを見てる気分になった。
役者って凄えなぁ
家族ができたら心が通った仲のいい家庭を持ちたいなと思ったし、愛情をたくさん与えられる人になりたいと思った。
久々にいい映画を見たなぁって
満足した。
パルムドールおめでとう
是枝フリークの私は狙って撮ったなと感じる野心作でした。
初めて是枝映画を観る人にもわかりやすい構成になっていますし、キャスティングも完璧です。安藤サクラと松岡茉優という初起用ながら間違いない名女優二人を。リリーフランキーと樹木希林はもはや是枝作品に欠かせないメンバー。
さまざまな家族の形を描いてきた是枝裕和が勝負をかけた集大成ではないでしょうか?数々の是枝作品に出てきた樹木希林に関しては「これが最後かも」と予見していたのではないでしょうか?
安藤サクラが警察での取り調べの長回しのシーンは心震えました。新自由主義の格差社会をベースに人間の孤独と絆を描いています。
ケンローチ、ポンジュノ、是枝裕和新自由主義下の闇を描くこの三人の監督からは目が離せない。
見終わった後
家族とは
想像以上に良かった‼️
なんとも言えないが、記憶から離れない
家族とは何でつながっているものか、非現実的な人たちの生活を通して問うている。
これこそ現実
余韻
大圧倒…!
圧倒を超える言葉は何でしょう?
大圧倒?超圧倒?驚愕??
私の語彙力では、この映画の素晴らしさを表現出来ないのが悔しい。
低評価の人の理由も分かります。
悪い言葉を使うと「底辺の人間のドキュメンタリー」そのもの(そのものなのがすごいところだと思うのですが…)。それに興味なくて、おもしろさを感じないのかなと思います。
必要悪、100%悪い人間はいない…。それを実感する映画だと思います。
万引きという軽犯罪だから派手さはないけれど、この家族たちはひとりひとりが生きてる人間で、どういう人生を歩んで来たのだろうと想像したくなる種のようなものがたくさんあって、観賞後ひたすら考え込んでしまいました。
映画を観て思ったのは、映画に出てくるのはこの家族の一部分だということ。それが深いなと思いました。
「人間ってこんなことあったからこうなったと簡単に説明出来るものじゃない」というのを感じました。
幸せって難しいな。
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