万引き家族のレビュー・感想・評価
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どえらい賞の受賞作品なので素人には分かりにくいと思ってたが、すごく...
どえらい賞の受賞作品なので素人には分かりにくいと思ってたが、すごく楽しめました。
作品中はもちろんのこと、終わった後も女の子は保護されるのだろうか?とか適度に余韻とか考える余白とかのバランスが絶妙で、こんなのとても好きです。
仕掛けだらけの映画
万引きをしながら生きていく家族。
ある日、帰り道にマンションの外に1人締め出されていた女の子を拾い、家に連れて帰る。
その子に食事を与え直ぐに返すつもりだったが、帰りたくないと言う女の子を家族にして「りん」という名前をつける。
万引きをする非日常の家族の話。
公開一週間前、先行公開観てきました。
是枝監督作品の中ではもっとも社会的な映画だと感じました。
そして観ていて思ったのはとても懐かしいと感じました。その「懐かしい」とは何だろうかと考えていたところ、伊丹十三監督の映画のような現代日本を写す描写に近いものがあると思いました。
特にこの映画は仕掛けだらけです。
話しが進むほど謎が深まり最後にその謎が解けた瞬間「え!!」となります。
少なくともただの万引き映画ではない要素が多くて一瞬たりとも目が離せない映画でした。
オススメです。それでは、さよなら、さよなら、さよなら、さよなら、さよなら。
悲しいラスト
是枝監督作品好きだしパルムドール受賞だし期待して観たけどやっぱり良かった!
淡々とした日常だけど目が離せないしぼそぼそ喋る感じがなんとも普通でいい。
安藤サクラ最高だった。
最後の方はもう悲しくて涙が。終わっても悲しくて涙がこぼれた。あ~幸せな終わりじゃないんだ…
ちゃらんぽらんな大人でも犯罪犯してても幸せだったのになぁ。
幸せの形は色々でちょっと考えさせられた。あーホント悲しい😭
思った以上に、、
祥太、昔の柳楽くんそっくり!是枝監督って目力の強い子を見つけるねー。
思ったより温かで良かった❗
「なんと呼ばれていたんですか?」
と聞かれてかーさんでもかーちゃんでもママでもない、でも確かに母だった。
血じゃない、過ごした日々に繋がりが育っていく。泣いてる子どもが少しでも減りますように。"誰も知らない"うちにいなくなったりしませんよーに。
疑似家族
万引きに誘拐にたかりに窃盗に、とどうしようもない生活をしているのに、本当の家族のように愛情深く、仲良く暮らしている…本当の家族の愛に飢えている孤独な人達が肩寄せあって暮らしている様子を見ると、どうかそのまま幸せに、と思ってしまう。
ニュースで事件を見て、何でそんなバカなことを、と思うことがあるけど、簡単は非難はできないなーと思った。
答えのない終わり方に、むしろほっとした。
文学作品のよう・・☆
是枝監督の作品のため、賞など関係なく ずっと前から
楽しみにしていました。
やっぱり、役者陣がすごい。
ほんの脇役というか少ししか出ない役まで、贅沢な配役。
計算されたカット。
樹木希林、安藤サクラはもちろん、是枝監督ならではですが、
二人の子役が素晴らしいです。
この子達を見るだけでも、行く価値ありかなぁ・・
個人的には、花火を全員で見ようとするシーンが何だか
印象に残りました。
でも、やはり答えはないです。
文学作品のように、一人一人がそれぞれに感じる映画です。
外国で評価されたのが、不思議な気持ちもします。
最終的には「家族」や「幸せ」というものの意味を問いかけられた。 「...
最終的には「家族」や「幸せ」というものの意味を問いかけられた。
「愛のない本当の家族」か「愛に満ちた偽りの家族」、どちらが本当の「家族」かを子供達が決定するようなラストが印象的でした。
キャスト陣も豪華な上に、そのハマり具合と演技も文句無し!池松壮亮さんはこんなちょい役でも最高。
とても幸せな雰囲気に包まれた関係が徐々に崩れていくのがわかるのが観ていて辛い。ただ、一人ひとりにもドラマがあり、各々が自分の見えない明日を目指していく終盤はとても残酷であり感動的でした。
正解のない家族団らん
先行上映にて。
是枝監督はいつも答えをくれない。(『海街diary』を除く)かりそめの家族に真実はないのか?本当の家族とともにいれば本当に幸せなのか?愛情と金は切り離せるのか?
容赦ない問いに、観客は泣くことすら許されず、ただ答えのない問いの周りを逡巡しながら回り続けるしかない。簡単に答えを求めたがるワイドショーの愚かさも指摘しつつ、社会の片隅に彼等を吹き寄せた現実にどう抗うべきなのかを問い続ける。
子供目線での「終わらない日常」感は『フロリダ・プロジェクト』とともに、貧困版の「よつぱと!」だ。
役者はみな、ものすごいとしか言いようのない素晴らしい演技。特に安藤サクラは圧倒的。樹木希林と並び、そこにいるとしか思えないリアリティ。
あと、このミニマルな劇判は誰だ!?と思ったら、細野晴臣だった。そこもスゴい…
海外でうけたのか謎
所々日本独特の文化や風習の描写があったので、海外で特別な賞を授けた審査員がそこまで理解しているのか謎。
とは言え、内容は良かったです。安藤サクラさんは本当に演技が上手だなぁと尊敬しました。
パルムドールらしく、少し残念
『万引き家族』の方ですが、ふむ〜、難しいなぁ、何が言いたかったのか、漠然とはわかりますが、伝わりにくいなぁ。このわかりにくさがパルムドールの原因かな?
安藤サクラは上手い役者さんだと思っていましたが、さすがに上手いなぁ。息子・祥太役の城桧吏は将来有望ですね。
これがパルムドールか
役者の演技だけに救われてる作品。
だが、なんの感情もおこらない、揺さぶられない不思議な映画。
疑似家族として過ごした奇跡の時間から、結果、未来は誰も救われていない。
題材が現代性を表しているのに、放り投げられた感が否めない。
これまでの是枝作品の各シーンを繋ぎ合わせたような印象。これがパルムドールか、残念です。
うーん。完全な期待はずれ・・・
うーん。映画のレビューを書くなんてはじめてのことです。
賞もとったし、高評価の映画だったので、先行興行で大切な日曜の午前を利用して見に行きました。
見終わって・・・無駄な時間を過ごしてしまったというのが第一印象。
万引きなんかして生計立てちゃダメでしょ・・・という道徳基準で生きている人にとっては、背後にどんな人間愛があったって、受け入れることのできない(映画自体に感動できない)人種もいるんじゃないでしょうか・・・ということでレビューを投稿したいと思います。
あまりにも高評価の方々のオンパレードだったので。
逆に私の感性がおかしいんじゃないかと疑ってしまいます。
もしかしたら私が変???
おばあさんの最後も、あれでいいの???
違うんじゃないかな~
と、思うのは私だけでしょうか。
まぁ本当にがっかり。
と、そのように思う人もいる。ということでレビューアップしたいと思います。
たとえば、希林おばあちゃんの真情について考えてみる
人間の行動の動機には、感情の赴くままのものもあれば、計算づくであったり、合理的・論理的なものもある。しかし、どちらの場合でも、自分の言動なのに、思ってもいなかった感情が突然湧いてくることもある。自分でも気付かなかった残忍さや優しさ、あるいは母性愛や絆と呼ばれるような人間的な繋がりへの渇望など。
この作品の登場人物は皆、それらについて深く静かに問いかけてきます。
最近では、映画や小説でも、スッキリとした回答や結果を求めすぎなのかもしれない。あんなことがあれば当然そうなる、ということもあれば、あんなことがあったのになぜそうなるのか、ということもある。
答えの出ないことや、答えがひとつでないことをあれこれと考えるのは時間の無駄、と思う方には、理屈に合わない、或いは無駄なシーンの多い退屈な作品かもしれません。
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