万引き家族のレビュー・感想・評価
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いろいろ考えさせられますね
お金が足りないから万引き?
これが格差社会の底辺に生きる、生きて行くためのリスクの大きな犯罪行為だと思うと切なくなる。
結局みんな、居場所だったり自分の存在する意味を探してるんだろうな。
事前に予想せずみて欲しい
構成は「歩いても歩いても」くらいのあっさり具合でした。
万引きする家族が出てくるのはわかって映画館へ行くわけで、さあ、どうする?この人たちは何によって変わるのか?と問いたくなるけど、そこは見た側が自分で考えるように作ってありました。
予想せず目の前で起きてることを素直に見れれば良い鑑賞ができるかも。
イレギュラーな人の絆の価値を描くためか、一般の良さそうな見た目の家族が悪者になりすぎていて、それが複雑さより単純さに感じられる。。。。
関係ないですが
「盗んだのは絆でした」というキャッチコピーはいやだなあ。むしろ絆という響きを否定してる監督だとおもうんだけれど、、。
声を上げて泣きそうになる作品
久しぶりに「映画」を観た満足感!
その後に観た「君の名前で僕を呼んで」との比較でなおのこと、良い映画とは観客の想像力を引き出すものだと実感しました。
目黒の事件の後で、あの5歳で目に輝きの無いりんちゃんを観ると、もうたまらなく切なくなります(T ^ T)
パルムドールなど関係ない!是枝作品の最高傑作間違いないでしょう!何より観をわった後の余韻こそが、映画とは何かを教えてくれます。一緒に行った娘が、終わってすぐは、「難しかった」と言っていたのに、帰りの車の中で饒舌に語り出したのが、本物の映画の証明でしょ!
結構重い・・・
貧しさ故に家族ぐるみで万引きし、生計を立てている。それでも、元気に楽しく生きている・・・
みたいなストーリーだと思っていたが予想以上に重い作品でしたね。
序盤から虐待を受けているであろう女児を家に勝手に連れてきちゃって、おいおい何してんの?って思ってたけど、この家族 ただの万引きだけの家族じゃなかったです。
現代を反映するような問題がいろいろ詰まってました。
こんな家族は実際にはいないのだろうが、似た境遇の人はいるかもしれない。
道徳的に間違っていても、家族の絆としては正しいのか?
同意はできないけど、考えさせられる作品です。
それにしても、目黒の幼児虐待死という胸くそ悪くなる事件がタイムリーで起こってる中、この作品の少女を見てると切なくて切なくて。。。
いずれにしても、かなりの衝撃作だと思いますし、とても印象に残った作品でした。でも、後味は決していいものではない。何とも重い気持ちで会場を後にしました。
まあ、これ程感情に影響を与えてくるって事、そういうとこがすごい作品なんだろうって思うけど。
1つ残念だったのは、最近の邦画でよく見られるんだけど、演技が素晴らしいが故にセリフが聞き取りずらい!
今作も結構聞き取りずらいとこ多かったです。
今の日本の生活感が出てる
見るからにホームレスではないけど、どことなく薄汚れた服装の子供が住宅街の片隅で忘れられたように暮らしている。ちょっと眼を向ければこの映画の登場人物のような人びとが、スラム街なんてないと思っている普通の街に存在している。そんな現在の日本が安易にかわいそうっぽい演出ではなく、悲喜交々の生活感と季節感で良く描かれていると思いました。
・・・。
私、この映画に対する感想が無いです・・・。
明確な感想が浮かばなくても、心に何かのしかかる映画もあるのですが、この映画にはその感覚も無かったです。
また、良い作品とも感じなかったし、悪い作品とも思いませんでした。
特に感動する事も無く、何かを考えさせられる感じも無かったです。目を背けたい感覚もありませんでした。
安藤さんの台詞に心を打たれそうな物も有ったのですが、上辺だけに感じてしまい、心を動かされず・・・。
結局、私はこの似非家族に絆なんてものは感じられませんでした。
柄本さんのシーンは良かったと思います。
安藤さくらさんの演技が一番
6月9日舞台挨拶と映画を観ました。
安藤さくらさん 樹木希林さんの演技(表情)に魅入った。
舞台挨拶で見せた樹木希林さんの頭の回転の速さ、話の面白さは
リリ-・フランキ-さんも太刀打ちできません。
社会問題が背景にあるため、「笑える」場面は
少なかったが、舞台挨拶で笑いを提供してもらったので大満足です。
カンヌ受けする作品
自分に甘い人達の集まった家族ごっこのお話しです。
子供に対してもいっけん愛がある様に感じさせますがむしろ虐待で、商店の主人役の柄本明さんが一番まともで愛がありこの作品の唯一の救いだった。
役者の演技は素晴らしいとはいえ、全体的に暑苦しく何も伝わって来ませんでした。
公にしない本当の日本の一部分。
サクラ見たさに劇場へ。どんな映画、どんなドラマの中でも、彼女は安藤サクラという名を潔く捨て、あたかもずっと其処に居たような自然体でスクリーンの中に居る。勿論サラブレッドだから計算し尽くした演技なんだろうけど。ストーリーに沿って、役者も子役も、混沌とした澱を見事に演じ切れてた様に思う。ただ、おっぱいしか評価されない女優が、何故今回是枝組に参加したのか? 他の女優でも良かったのではないか? 海外メディア向けの採用なのかなぁ。。そこだけが不思議な訳で。
夢想的であり、現実的
確かに存在する現実。
この映画は、貧困の中の刹那的な幸せというより、貧困がいかに全てを破壊してしまうかというテーマに感じます。
所々の長回しが、いい意味でテンポを狂わしてきて、面白いです。
ふとした瞬間に、核心的なシーンが現れる緊張感。すごくドキッとします。
リアルの世界では5歳児虐待死亡事件が起こりました。犯人は両親でした...
リアルの世界では5歳児虐待死亡事件が起こりました。犯人は両親でした。父親が義父とは言え悲惨な事件が現実にはあります。
日本の豊かさを強調する映画は多数ありますが、貧困問題・貧困層の問題に正面から取り組んだ映画はほとんどありません。過去には少数ありましたが、特に近年は。
監督は貧困問題・家庭内暴力に正面から立ち向かい、告発しました。
5歳児虐待死亡事件でも児童相談所の対応の不手際が疑われます。警察も事件後には対応しますが、未然には無力でした。
日本の社会、社会そのものが問われているのだと思います。
事情は海外でも同じで海外の国も対応に苦慮しているのでしょう。
賞を受賞した背景を考えたいとも思います。
ただし、少し長い。90分にまとめて欲しかった。そこで★一つ減。
感動作というより、衝撃作。
この作品、観れば観るほど新しい感想が湧いてきそうな、どこまでも奥行きのある映画だった。せめてあと一回は映画館で観たい。
今までのどの是枝監督作品とも違う、全く新しい家族のカタチだった。血の繋がりを超えた、キズナがあった。それでも、後半は畳み掛けるように家族の秘密が明らかになる。明かされていく秘密がどれも重く、直視できないほど辛い。
キャストは皆、それぞれのキャラクターを出していて見応えがあった。脇役も非常に豪華だったけれど、決して輝いてるというわけではなく、その役としてちゃんとその場所に居たので、より作品にリアリティが増した。やっぱり凄いのは安藤サクラさん。と、松岡茉優さんも凄まじい表情の連続だった。1シーンたりとも見逃せない。
個人的には、高良健吾さんの役が特に印象的だった。
観ている側からしてみればそこまで不思議には思わないかもしれないけれど、実際あの立場に自分が立っていたら、と考えると少し怖くなった。
刑事の顔と父親の顔の両方を兼ね備えた大人は、子供からしたらどんな風に見えるのか。子供の表情が示していることは、きっと大人には伝わらないものなんだろう。
何度も他の方が言っているけれど、本当に考えさせられる作品だった。正しい答えを見つけることが難しい作品だった。
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