万引き家族のレビュー・感想・評価
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常識の保護と、非常識な保護だが。
暴力を受けてるような子は、保護されます。
育児放棄するような親から子は保護されます。
それは救いなのです。
が、、、、
言葉では説明出来ない正義もある
犯罪は犯罪ですが、そうじゃなくて、気持ちが分かるか!?ってところですよ。
ラストは、落ち着くとこに落ち着きましたが、後味の悪い終りでした。
もう一度は映画館に観に行きます
今まで映画館で観た映画を再度観に行くことは全くありません
でした
TVで放映された時に、何度か見るということはありましたが
でも、当作品は時間が取れ次第、映画館に再度足を運ぶつもりです
一度見ただけでは、満足できない何かを感じるんです
それ程スゴイ作品だと思ってます
一度見ただけで、納得というか満足できるような内容・表現
では無い、と強く感じた次第です
演技については全く理解も興味もないんですが、印象に残った
シーンは、監督や皆さんがその演技の素晴らしさを称えて
おられました
そういったところを再度見たいと思いますし、観るたびに
新たな何かを感じたり、再発見できそうな気がします
皆さんが賞賛されてるシーンで、見えない花火を音だけで楽しむと
いう場面が記憶に薄いので、そこは特に注視したいです
サクラさんの取り調べのシーンは感情のこみ上げ方が強く
心に焼き付きました
最後に言いたいことは「万引き家族」は、物を盗むということより
家族を盗むという意味なのかな?なんて勘違いにも
思ってみました‥
血でつながってなくても、他人同士でも家族になれる・・
大体、夫婦そのまのが他人同士でも家族になれるって
ことでは・・・
今でも泣いてしまいます
色々な立場を受け入れざるを得ないように映画では仕向けられていましたね。でも全てが前向きにとらえられていて、これが「映画」であることなんだと思いました。とても気分が良いです。
本物の愛情を一度でも受けた人は強い、と気付かせてくれたのも良かったし、自分も与えられようになりたい。
うーむ
賞を獲った事で注目したし、観ようと思ったのは確か。もちろん内容は良かった。
けど、今年度のNo.1だと現時点では断定できない感じ。
本が出ていたのでチラリと見たけど、内容というか描写がくどいので映画の方が好き。
その反面、この説明不足の中でよく海外で賞を獲ったな、と。
パチンコ屋の駐車場の車の中から子供をさらった話とか、いろいろ細かな話を海外の人は理解できるのかな??
法律って誰のため。
どうしても、先日起きた東京目黒の事件とダブってしまった。いかにも鋭いタイミングで起きてしまった事件。映画では、万引きをしながらも、その生活は、人として、仲間として接してくれるつながり方と、血が繋がっているというだけで、児童虐待などの愛のかけらもない届け出だけの家族の形と、どっちがどうなんだって話。「子供は親を選べない」これが原因で不幸な事件はあまりにも多い。その他にも作品の中には様々な問題提起があった。映画を通じて伝えたいことがストレートに伝わってくる。安藤サクラさんの「社会の裏の表情」が最高にいい。
家族とは?
家族とは何か?絆とは何か?
家族は選べない。
是枝監督の作品で自分の中では
一番いい始まりでいい終わり方でした。
ハッキリと明確な答えが出ないから
悶々とする人もいると思うけど
観終わったあとに心に残る余韻が
心地いい。
好きなシーンがたくさんあって切りがないけど松岡茉優さん演じる亜紀が池松壮亮さん演じる4番を抱きしめ「あったかいね」というシーン。
古い汚い家でくつろぐ姿は演者とは
思えなくて庶民的で良い。
安藤サクラさんと松岡茉優さんの
化粧してない姿がリラックスしてて
自然。
祥太役の城桧吏くん
ゆり役の佐々木みゆちゃん
の演技もすごかった。
ゆりの最後の表情が何を意味するのか?
「万引き家族」で「家族とは?」を
考えさせられました。
素晴らしい映画をありがとうございます。
見た人すべてが自分の感性を問われる作品
封切りから数日たった平日のある日。
話題作とはいえ驚いたことに邦画ではひさしぶりのほぼ満席だった。
カンヌ映画祭でのパルムドール受賞というだけでは、平日の雨の中これだけの観客は集められなかったのではなかろうか。
館内を埋め尽くした半数以上が60代以上の老夫婦と見られる人々。
彼らをひさしぶりの観劇に動かしたのは間違いなく、先日の目黒での痛ましい事件であろう。
「子供を産めば誰でも母親になれるのか」
安藤サクラのこのセリフが
作品のすべてを表現していた。
社会の暗部を丁寧に描写したこの作品を
他人事ではなく、また表面的に捉えるだけでもなく、リアルな現実として「貧困」や「児童虐待」について一人一人があらためて考えるきっかけになればと切に思う。
一回では消化しきれぬ満載さ。
梅雨の映画館。月曜日の午前、新百合ヶ丘という郊外の劇場も思いかけず長蛇の列。パルムドールの号外は客の足に直結しただろうが、それだけではない彼への期待がきっとあるのだろう。
6月の歳時記になりつつある是枝裕和新作。
素晴らしかった。正直一回観ただけではまったく消化出来ていない気がする。
安藤サクラ。けだるさの魅力。不潔にさえ見えるけだるさが、母になるにつれ凄みに変わっていく。ラストがよかった。
セリフが素晴らしかった。あのセリフでひとりのけだるい女性に賢さが宿った気がした。
リリーフランキー、松岡、樹木、みな凄かった。いいシーンはあげきれない。
でも、ひとつだけ大好きなシーンを。
松岡が池松壮亮を抱きしめる場面。震える心と身体を抱きしめる場面。涙のしずくと若い肉体が悲しく美しかった。
是枝裕和、進化の途中。もっともっと人間を家族をこの社会を深く描いてくれるだろう。
彼と同時代に生きていることが、嬉しくもかなしくもある。
弱さに共振する
なんだか小津作品の家族とは、ネガポジの関係みたいで面白い。
弱さで繋がるある種のファンタジーと思わせつつも、終盤でリアルに切り込んで行きます。
カンヌ対策もバッチリで、とても良くできてるなぁという印象でした。
コロッケラーメンやキャスティング、リリー・フランキーの走り方(反則だろあれ!)、ガリのような効果のサウンドトラックなど、色々楽しめました。
そうめんからの一連のシークエンスはとても好きです。
もっと大衆に寄せてほしい
海外の映画祭で賞を受賞した作品を鑑賞するといつもハードルが上がりすぎて少しがっかりする。この作品もやはりそうで、審査員に受けがいい作品と僕みたいな普通の一般人がいいと思う作品は違うんだとつくづく感じる。(別に歴史ある映画祭や絶賛している人を皮肉ってる訳ではないのであしからず)
今まで見た是枝監督作品の中では1番面白くなかった。
でも俳優陣は本当にすごい。特に安藤さくら、松岡茉優そして子役の男の子がバツグンに良い。リリーフランキーはもういいと思う領域を超越している。
まあ安藤さくらの日本アカデミー賞助演女優賞ノミネートは確定じゃないでしょうか?
是枝裕和は天才
待ちに待ってた是枝監督最新作!
1日たった今でも、何て感想が正しいのかよく分からないぐらいの超大作。超大作という言葉は作品のストーリーや雰囲気的には相応しくないけど、超大作でした。こんな映画作られたら、日本の映画監督達は今後の進むべき道が完全迷子になりそうな、誰にも作れないような映画。結果的に言うと、是枝監督だから当たり前なんだけど、、めちゃくちゃ面白かった!!!!
何度も同じようなこと言いますが、面白い映画ってのは始まって5分、というより始まった瞬間に「こりゃ当たりだ」という空気感が伝わってきます。
また、一見映画好きではない人にとっては入り込めなさそうな雰囲気に見えますが、役者さん全員演技が抜群に上手いから動作やセリフ(もはや用意されたセリフなのかなんなのか混同して混乱しますが)のひとつひとつで、この人物の性格や人格や育ってきた背景や考え方が手に取るようにしてわかるため、良い意味でとても観客にとっては
分かりやすい入り込めやすい映画だなと思いました。最近のニュースとも重なる展開やシーンがあり過ぎて辛いところも多々あります。
しかし作品として、監督の撮った映画の中でも確実にベスト3に入りますし、とても良かったです。観た後、あの人はどうなっただろうとずっと心にモヤモヤは残りますが…。
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昨年の「三度目の殺人」が今年の3月に日本アカデミー賞最優秀取ってましたが、あれざ最優秀取れるんだったら、「万引き家族」もパルムドールとか関係無しに絶対最優秀取れると思います。
というかこないだの日アカは「三度目の殺人」が取るのであれば私は「あゝ、荒野」が取るべきだったと思いますが…。これもあくまで好みや主観の問題かもしれません。
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何はともあれ、これから今年の下半期も始まっていくので、この作品を超える日本映画に期待はしてます!!!
それが無ければ、来年3月の日本アカデミー賞では作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞、新人賞など「万引き家族」が総ナメにするんでしょうな…。
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カンヌで安藤サクラに感動した審査員や俳優女優さんたちが「百円の恋」を観た感想を是非聞かせて欲しい…☆
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リリーフランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優、佐々木みゆ、城桧吏、
皆最高でした。皆大好きです。
よくわからないけど、後から込み上げて来るものがあるような…。
感想とかもよくわからない。
でもあの家族には癒される。
女の子がとっても可愛い。
麩を食べるところが好き。
なんだろ、最初みてるときはほっこり家族の物語をみているのだけど、
後半急に変わるから結局なんだったんだろうあの家族は、って。
壊れるのは時間の問題だった気がするけど、
結局バラバラになってもみえない絆で繋がってたりするのかな。なんか結局どうなったのかよくわからない。
もう一回観ないと凡人にはわからないのかもしれない。
あの家族はなんだったのかいまいちわからない、でもそれでいいのかも。
なんかふわっとした感覚です。
法制度とか、常識とか一般の正義とか、果たして本当にそれがその子や家族にとって幸せなのか?家族って選べないの?選べた方が幸せじゃない?とも。残酷な現実ってやつが、ある意味理想な家族を引き裂いていく、心温まるのになぜか切ないような、本当よくわかんない。
こういう映画には初めて出会いました。
家族の定義とは
盗みで生計を立てている家族。
血の繋がりはなく、根本のところで何を考えているのかみんな隠されている。
何をもって家族というのか?
血が繋がっていたら?
でも夫婦は血が繋がってないよね?
各々の事情は確かにあって、でも、それでも帰る場所はあの家。
誰とも血の繋がりがないからこそ、期待しないって言葉が重い。
安藤サクラの質感とか、樹木希林の得体の知れないおばあちゃん感とか、松岡茉優のきれいさとその裏側の生々しさとか、子役の2人のどこか息苦しい思いとか、
ドキュメンタリーのような暗さがある。
本当のことを言っているようで、言っていないような気もする。
救いがあるようでどこにもない。
見る人によって解釈が分かれるような気もする。
わたしは母親を思い出しました。
雨の日の今日どうしても見たくて、見られて良かった。
★の数で評価できるようなものじゃない
この映画の感想を言葉にするのは難しく、実際に見た直後は話す事ができなかった。見終わった後すぐに立ち上がる事が出来ず、エンドロールが短く感じるほど。次の日にならないと冷静になる事ができなかった。
★を付けるならば最高得点の★5にするしかないが、そういう評価さえ必要性を感じない。
映画祭の最高賞もいいが、ノーベル文学賞の方が似合う作品ではないかと思った。
これ以上の日本映画を私は知らない、という言葉さえ陳腐に思えるほどで、やっぱり言葉が見つからない。
人が人に依存し、愛情を注ぎ、愛情を受けて、共に生きる、というのはどういう事なのか。様々な価値観に疑問を呈す。
もう二度と見たくない映画でもあり、必ずもう一度見る映画でもある。
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