万引き家族のレビュー・感想・評価
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是枝裕和は天才
待ちに待ってた是枝監督最新作!
1日たった今でも、何て感想が正しいのかよく分からないぐらいの超大作。超大作という言葉は作品のストーリーや雰囲気的には相応しくないけど、超大作でした。こんな映画作られたら、日本の映画監督達は今後の進むべき道が完全迷子になりそうな、誰にも作れないような映画。結果的に言うと、是枝監督だから当たり前なんだけど、、めちゃくちゃ面白かった!!!!
何度も同じようなこと言いますが、面白い映画ってのは始まって5分、というより始まった瞬間に「こりゃ当たりだ」という空気感が伝わってきます。
また、一見映画好きではない人にとっては入り込めなさそうな雰囲気に見えますが、役者さん全員演技が抜群に上手いから動作やセリフ(もはや用意されたセリフなのかなんなのか混同して混乱しますが)のひとつひとつで、この人物の性格や人格や育ってきた背景や考え方が手に取るようにしてわかるため、良い意味でとても観客にとっては
分かりやすい入り込めやすい映画だなと思いました。最近のニュースとも重なる展開やシーンがあり過ぎて辛いところも多々あります。
しかし作品として、監督の撮った映画の中でも確実にベスト3に入りますし、とても良かったです。観た後、あの人はどうなっただろうとずっと心にモヤモヤは残りますが…。
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昨年の「三度目の殺人」が今年の3月に日本アカデミー賞最優秀取ってましたが、あれざ最優秀取れるんだったら、「万引き家族」もパルムドールとか関係無しに絶対最優秀取れると思います。
というかこないだの日アカは「三度目の殺人」が取るのであれば私は「あゝ、荒野」が取るべきだったと思いますが…。これもあくまで好みや主観の問題かもしれません。
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何はともあれ、これから今年の下半期も始まっていくので、この作品を超える日本映画に期待はしてます!!!
それが無ければ、来年3月の日本アカデミー賞では作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞、新人賞など「万引き家族」が総ナメにするんでしょうな…。
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カンヌで安藤サクラに感動した審査員や俳優女優さんたちが「百円の恋」を観た感想を是非聞かせて欲しい…☆
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リリーフランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優、佐々木みゆ、城桧吏、
皆最高でした。皆大好きです。
安藤サクラ名演
貧困層の生活が現実感を持って映像化されている(狭く乱雑で不潔な部屋で暮らし、カップラーメンを食べる)最初は社会の底辺の生活の苦しい、怠惰で万引きを平気で子どもにさせる、クズだけれども愛情はある一家と思っていたけど、だんだん互いの関係の不自然さがわかってくる。ミスリードが上手い。お婆さんが亡くなるあたりから夫婦の暗い過去が表に出て来る。安藤サクラの演技がリアルで素晴らしい。登場人物が全て幸福ではない。しかし救いがないわけではない。ハッピーエンドではないけれどバッドエンドでもない。
よくわからないけど、後から込み上げて来るものがあるような…。
感想とかもよくわからない。
でもあの家族には癒される。
女の子がとっても可愛い。
麩を食べるところが好き。
なんだろ、最初みてるときはほっこり家族の物語をみているのだけど、
後半急に変わるから結局なんだったんだろうあの家族は、って。
壊れるのは時間の問題だった気がするけど、
結局バラバラになってもみえない絆で繋がってたりするのかな。なんか結局どうなったのかよくわからない。
もう一回観ないと凡人にはわからないのかもしれない。
あの家族はなんだったのかいまいちわからない、でもそれでいいのかも。
なんかふわっとした感覚です。
法制度とか、常識とか一般の正義とか、果たして本当にそれがその子や家族にとって幸せなのか?家族って選べないの?選べた方が幸せじゃない?とも。残酷な現実ってやつが、ある意味理想な家族を引き裂いていく、心温まるのになぜか切ないような、本当よくわかんない。
こういう映画には初めて出会いました。
家族の定義とは
盗みで生計を立てている家族。
血の繋がりはなく、根本のところで何を考えているのかみんな隠されている。
何をもって家族というのか?
血が繋がっていたら?
でも夫婦は血が繋がってないよね?
各々の事情は確かにあって、でも、それでも帰る場所はあの家。
誰とも血の繋がりがないからこそ、期待しないって言葉が重い。
安藤サクラの質感とか、樹木希林の得体の知れないおばあちゃん感とか、松岡茉優のきれいさとその裏側の生々しさとか、子役の2人のどこか息苦しい思いとか、
ドキュメンタリーのような暗さがある。
本当のことを言っているようで、言っていないような気もする。
救いがあるようでどこにもない。
見る人によって解釈が分かれるような気もする。
わたしは母親を思い出しました。
雨の日の今日どうしても見たくて、見られて良かった。
★の数で評価できるようなものじゃない
この映画の感想を言葉にするのは難しく、実際に見た直後は話す事ができなかった。見終わった後すぐに立ち上がる事が出来ず、エンドロールが短く感じるほど。次の日にならないと冷静になる事ができなかった。
★を付けるならば最高得点の★5にするしかないが、そういう評価さえ必要性を感じない。
映画祭の最高賞もいいが、ノーベル文学賞の方が似合う作品ではないかと思った。
これ以上の日本映画を私は知らない、という言葉さえ陳腐に思えるほどで、やっぱり言葉が見つからない。
人が人に依存し、愛情を注ぎ、愛情を受けて、共に生きる、というのはどういう事なのか。様々な価値観に疑問を呈す。
もう二度と見たくない映画でもあり、必ずもう一度見る映画でもある。
【感想の意見交換させて下さい】
CMでおもしろそうだなと思い、見てみました。
見終わったあとの感想は、あまり伝わるものがなかったな、伝えたいことを自分がキャッチできなかったな、というのが正直な感想でした。要はおもしろくなかった。
ですが、たまにある見終わったあとのどこかもどかしさを感じれる映画だと思いました。そう感じたのは自分だけではないのではないかと思い、レビューを見させてもらってました。
個人的に見て印象に残ったorあまり良くない印象だったをここに綴らせてください。
・シーンのブツ切りが多い
→ストーリーが一回一回途切れるように感じ、あまり物語の時間が流れているようには感じなかった。
・台本、セリフは要所の言葉しか書かれていない、あとはほぼ流れで演技してるのかなと感じました。良くいうと、すごく自然でありのままに感じた。悪くいうと、余計なもの(間延びなど)を感じた部分があった。
・カメラのレンズのぼかし
前半から撤退して、ぼかしを使って観客の視線を特定しようとしていたように感じます。それだからなのか少し窮屈に感じました。ただ全体を見せる場面も数カ所あったので、もしかするとそれを活かすための布石?なのかも。
ここからは逆にレビューを見てわかりました。
さいごのほうのシーンで「祥太」が口パクでなんて言っていたのか。そのシーンの彼のせめぎ合いはすごく印象に残っています。
そのシーンが良かっただけに逆に最後なぜ、りんちゃんのカットで終わらせたのかがすごく興味あります。どなたかこうなのではないか?とご意見下されば幸いです。
あの子で終わらせたということが、監督の一番伝えたかったことなのだと思うのですが、、
いろいろ考えさせられますね
お金が足りないから万引き?
これが格差社会の底辺に生きる、生きて行くためのリスクの大きな犯罪行為だと思うと切なくなる。
結局みんな、居場所だったり自分の存在する意味を探してるんだろうな。
事前に予想せずみて欲しい
構成は「歩いても歩いても」くらいのあっさり具合でした。
万引きする家族が出てくるのはわかって映画館へ行くわけで、さあ、どうする?この人たちは何によって変わるのか?と問いたくなるけど、そこは見た側が自分で考えるように作ってありました。
予想せず目の前で起きてることを素直に見れれば良い鑑賞ができるかも。
イレギュラーな人の絆の価値を描くためか、一般の良さそうな見た目の家族が悪者になりすぎていて、それが複雑さより単純さに感じられる。。。。
関係ないですが
「盗んだのは絆でした」というキャッチコピーはいやだなあ。むしろ絆という響きを否定してる監督だとおもうんだけれど、、。
声を上げて泣きそうになる作品
久しぶりに「映画」を観た満足感!
その後に観た「君の名前で僕を呼んで」との比較でなおのこと、良い映画とは観客の想像力を引き出すものだと実感しました。
目黒の事件の後で、あの5歳で目に輝きの無いりんちゃんを観ると、もうたまらなく切なくなります(T ^ T)
パルムドールなど関係ない!是枝作品の最高傑作間違いないでしょう!何より観をわった後の余韻こそが、映画とは何かを教えてくれます。一緒に行った娘が、終わってすぐは、「難しかった」と言っていたのに、帰りの車の中で饒舌に語り出したのが、本物の映画の証明でしょ!
結構重い・・・
貧しさ故に家族ぐるみで万引きし、生計を立てている。それでも、元気に楽しく生きている・・・
みたいなストーリーだと思っていたが予想以上に重い作品でしたね。
序盤から虐待を受けているであろう女児を家に勝手に連れてきちゃって、おいおい何してんの?って思ってたけど、この家族 ただの万引きだけの家族じゃなかったです。
現代を反映するような問題がいろいろ詰まってました。
こんな家族は実際にはいないのだろうが、似た境遇の人はいるかもしれない。
道徳的に間違っていても、家族の絆としては正しいのか?
同意はできないけど、考えさせられる作品です。
それにしても、目黒の幼児虐待死という胸くそ悪くなる事件がタイムリーで起こってる中、この作品の少女を見てると切なくて切なくて。。。
いずれにしても、かなりの衝撃作だと思いますし、とても印象に残った作品でした。でも、後味は決していいものではない。何とも重い気持ちで会場を後にしました。
まあ、これ程感情に影響を与えてくるって事、そういうとこがすごい作品なんだろうって思うけど。
1つ残念だったのは、最近の邦画でよく見られるんだけど、演技が素晴らしいが故にセリフが聞き取りずらい!
今作も結構聞き取りずらいとこ多かったです。
良かったです
りんちゃんの表情が次第に明るくなっていくのに、思わず顔が緩み、パチンコ玉を隣から盗んで使う樹木希林さんの笑顔にも思わずクスッとなり、とにかく役者さんたちの演技が自然で素晴らしかったです。
ストーリーの方は、何が善で何が悪とか、そういう明確な決めつけはないんだと。
擬似家族だから家族の絆がより深いとかいうわけでもなく(そもそもこんな疑似家族はさすがに滅多にいないわけで)、最後祥太くんを置いて逃げようとしたのもこの家族だし、このフィクションの家庭をワザと壊して、自分の真っ当な未来に向かって歩き出したのも祥太くんな訳で。
それぞれがエゴや寂しさ、同情心、依存心という泥臭い人間性を抱えている。そしてそれって本当の家族だって同じじゃない?ってことを監督は言いたかったのかなって思いました。
なんでもかんでも一義的に物事は解釈できない。色んなところで可も不可もありながら、バランスとってるのが人間だし、ロクでもなさの中におかしみや人間らしい優しさが垣間見えて、最後にリリーフランキーさんが走ってバスを追いかけるところは、やっぱり泣けました。
※追加です。もう一回くらい観ないと細かなところはわからないですが、この話のターニングポイントは、祥太が自分たちのやってることに嫌気がさしたところ、こんな生活は普通じゃないと思い始めたところですよね。一方で、リリーフランキーさんが演じる治は、捕まったときに「俺には万引きしか教えられなかった」と言っていたように、なんの取り柄も稼ぐ手段も持たないまま歳をとり、日雇いの仕事も続かない一般的にいうダメな人であり、でも実際にそういう人は五万とこの国にもいるわけで。
そういう人が、偽りであったとしてもやっと築いた居場所を、祥太は壊して1人未来に向かって歩き出したんだなと、私は受け止めました。
底辺でしか生きられない優しくて不器用な人々、持たざる人への監督の眼差しを感じる一方で、最後にりんちゃんが外廊下から外の世界を見る目には絶望を感じました。祥太が保護され学校にも行かれるようになった一方で、親元に戻されたりんちゃんには、辛い現実の世界が今後も続いていくわけです。
物語はハッピーエンドで終わるわけではなく、無力で運命に抵抗できない、りんちゃんのような存在が実際にいるわけです。
暗く重い現実から私たちは目を背けることはできない、そう突きつけられてるような気が、私はしました。
今の日本の生活感が出てる
見るからにホームレスではないけど、どことなく薄汚れた服装の子供が住宅街の片隅で忘れられたように暮らしている。ちょっと眼を向ければこの映画の登場人物のような人びとが、スラム街なんてないと思っている普通の街に存在している。そんな現在の日本が安易にかわいそうっぽい演出ではなく、悲喜交々の生活感と季節感で良く描かれていると思いました。
松岡茉優可愛かった
2018年映画観賞
80本目‼︎
安藤さくらは
スゴイ‼︎
樹木希林も
やっぱスゴイ‼︎
全体的には微妙
番宣からの予想ほどの
感動や泣き所が無く残念でした。
柄本明の
「妹にはやらせるなよ」って
お菓子を2本渡すシーンは
印象に残りました。
後半にかけて
ふわっとしてて
ラストがアレなら
バスで
しょうたが
お父さんって言う所で
終わっても良かったかも
さみしさ
人と人は血が繋がってない方が、自分で選んだほうが絆が深いって言葉が出てきた。
家族でなければ何で繋がってるのか。
普通はお金。
でもあの家族にはお金は無かった。
じゃあ何。
たぶんみんな寂しくて、だから一緒にいたのかな。
慰謝料もらってるおばあちゃんも、日雇いのお父さんも、クリーニング店で働いてるお母さんも、きっと一人でいた方が良い暮らしができたはず。
でもそうしなかったのは、きっと誰かと一緒にいたかったからなんだ。
おばあちゃんのこと、死体遺棄じゃなくて自分は拾ったんだって。
もっと前に誰かが捨てたって。
魔法がとけたようにみんながバラバラになったとき、それぞれの場所に戻ったのだけど、すごくすごく寂しかった。
あの家族みんながまた一緒にいられる誰かに出会ってほしい。
・・・。
私、この映画に対する感想が無いです・・・。
明確な感想が浮かばなくても、心に何かのしかかる映画もあるのですが、この映画にはその感覚も無かったです。
また、良い作品とも感じなかったし、悪い作品とも思いませんでした。
特に感動する事も無く、何かを考えさせられる感じも無かったです。目を背けたい感覚もありませんでした。
安藤さんの台詞に心を打たれそうな物も有ったのですが、上辺だけに感じてしまい、心を動かされず・・・。
結局、私はこの似非家族に絆なんてものは感じられませんでした。
柄本さんのシーンは良かったと思います。
安藤さくらさんの演技が一番
6月9日舞台挨拶と映画を観ました。
安藤さくらさん 樹木希林さんの演技(表情)に魅入った。
舞台挨拶で見せた樹木希林さんの頭の回転の速さ、話の面白さは
リリ-・フランキ-さんも太刀打ちできません。
社会問題が背景にあるため、「笑える」場面は
少なかったが、舞台挨拶で笑いを提供してもらったので大満足です。
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