万引き家族のレビュー・感想・評価
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是枝監督、本当におめでとうございます‼
この作品を見て是枝監督の作品が好きになりました。
万引き家族を見て分かったことは家族の絆って何なのかです。
※この作品で本年度のカンヌのパルムドールだけじゃなく本年度の米アカデミー賞外国語作品賞ノミネートしてもおかしくないと思います‼
やるせない
現代社会の闇的な話。ラストもスッキリはしない。本当の家族とは、なんなんだろうと考えさせられる。確かにそこには、家族があったと私は思う。おばぁちゃんを、隠してしまうシーンは、現実にもよくある報道で、ニュースで見て、ひどいなーとか、凄い人がいるなとかしか、思わないけど、報道されないだけで、裏にはいろんな事情や、しょうがない理由があるんだろうな、と考えさせられました。
あとは、役者が凄いよかった。ただ、無駄にキャストが豪華過ぎることも、若干きになる。
血は繋がってなくとも家族
ハッピーエンドかバットエンドかはわからないけど
過ごしてきた時間は家族で過ごした時間
駄菓子屋さんの配役は良かった
4番さんと警察官は有名な人でなく名も無き役者の方が良かったと思う
ちょっと豪華で、お?となった
しみったれた話
是枝監督の映画はしみったれた話を
いつも延々と流してる。
映画はハラハラドキドキビックリ
心震わせる感動。
万引き家族には
そんなものが全くない。
パルムドールってこんなものか?
日本アカデミー賞はこんなうすら汚い一家を
讃えるのか?
ひたすら重い
ほのぼのシーンもあるけれど。
現実味が薄いからか、感情移入はあまりできず。
難しい。
潰れなきゃ良いとそう都合良い解釈は通じずく、結果父子は違う道に辿り着く。
母娘は一瞬可哀想と思うが、母に関してはやはりしっぺ返し感が否めない。
祖母娘の繋がりが強そうに見えた理由は今一つわからなかった。
背景とか知らない限りは、後半登場の警察官の心情になる人が大多数なのではなかろうか。
子育てごっこ
同じフジテレビ制作の「コード・ブルー」なんか見ると、こんな美男美女ばかりいる職場はないだろうと突っ込みたくなるが、そこへ行くとこの映画は安藤サクラと言いリリー・フランキーと言い、ほど良いリアル感のある顔ぶれで安心する。
もちろん“万引き”も出てくるけど、どちらかと言うと疑似家族による子育ての部分に比重があり、この監督はそのあたりの題材にずっとこだわりがあるようだ。映画はこの家族の閉じた輪の中でずっと話が進むので、最後にすべてが露見して外部と接触することで、かえって開放感すら覚えた。
そう言えば、昔「ひき逃げファミリー」という映画もあったが、あちらはひき逃げした車を家の中に隠して解体する話だったような。
ヒトは弱い
パルムドールを受賞したこの万引き家族。
中々見た足を運べなかったが、昨日やっと鑑賞できた。
映画の感想どうこうよりも、この作品は
パルムドールを獲るべくして獲ったといえる
そんな作品であったと思う。
パルムドールを受賞した「パリ、テキサス」と同じような撮り方をこの映画ではされている。
是枝監督の「そして、父になる」でもあったように今回では風俗店のシーンをオマージュしていた。
また無駄に豪華すぎるキャスティングといった点から、かなりの資金が注ぎ込まれたことがわかるし、これには文部科学省の後押しもある。
是枝監督はパルムドールを喉から手が出るほど欲しかったんだと推測できるし、国としてもも同じく狙っていたと思える。
感想としては、とても難しい内容の映画であったし、やはり家族再生というものがテーマであったが、その結論というものは私たちに投げかけて映画は終了した。
オープンエンディングたったということは、この映画は問題を鑑賞者に投げかけただけで、これから先どうするかは私たち次第ということだ。
この作品から私は、人間の弱さを感じた。
どんだけ人を大切にしようとしても、誰もが自分を優先してしまう。これは人の性だ。
決して悪いことではない。
誰もが心の中に見えない闇、悲しみを抱えている。
それを共有できるヒト(家族である必要はない)がいるだけで、人生は変わっていく。
是枝監督はこれらを社会問題とミックスさせながらセンセーショナルに上手くまとめ上げた。
しかし、作品は高評価とはならなかったが、作品の価値はこれからの私たちに委ねられている。
日常に潜む、静かな闇
みたいなものが深く繊細に描かれていて、是枝監督は「誰も知らない」からちっともブレてない。
終盤の安藤サクラさんの演技が素晴らしかったです。
そしてエンドロール、細野さんの温かくも不穏な音楽が、なんとも言えない観後感にパーフェクトマッチング。震えがくるほど余韻に浸ることができました。
ニッポンはウソばかり
泣くための映画ではない。考えるための映画だ。泣くと気持ちはすっきりするけどモノを考えない。ニセの家族がスクリーンに生きている間、観客席の私たちは日本の社会の不自由さに身を浸す。
日本は貧乏になった。一生懸命働いても、最低限必要な食べ物と、住むところと、着る物を確保できるとは限らない。食い物が足りなければ万引きをする。年寄りが死ねば死んでないことにして年金をもらい続ける。金がないのだから仕方がない。
日本の家族は人が減った。パパとママと娘しかいない。マンションの箱の中で孤立し、追いつめられている。パパはママを殴り、ママは幼い娘に熱いアイロンを押しつける。弱い者がさらに弱い者をたたく。
だからといって、ニセの家族が希望というわけではないのだ。そもそも万引きは悪いことだ。年金をだまし取るのも悪いことだ。リリーフランキーの「お父ちゃん」はママを殴ったりはしない。それでも最後には、万引きは悪いことだと骨身にしみて思い知らされる。盗んで育てた男の子に教えられる。ニセの家族はバラバラになる。娘は虐待のママの家に帰るしかない。
救いがない。泣くこともできない。ただ悲しくなる。ウソの家族の、ウソの話を見てひどく悲しくなる。
今日の新聞に、ジャパンクラスという雑誌の広告が載っていた。「知れば知るほど、ウラヤマシイ!ニッポン人の暮らしぶりに羨望のまなざし」。心の底からアホかと思う。
「ニッポンスゴイ」は我々を救わない。救いがないところから始めるしかない。しかし何を。たとえばデモか。ボランティアか。選挙に行くことか。少なくとも弱い者をたたくことはするまい。世の中にあふれる弱い者を叩く言葉に加担することだけはすまい。よく分からず、楽ではなく、先の見通しも立たないけれど、まっとうなところでなんとか持ちこたえようとこの映画が言っている。
安藤サクラは現代日本の宝。
是枝監督の、是枝監督らしい一本。
惜しむらくは、今の日本にそれが刺さるような的はもう無いんじゃないかという日々の実感。
作品トーンを乱す俳優紛いの起用はかなりマイナス。
池松壮亮、高良健吾が出て来なければ星満点だった。
申し訳ないが、個人的に。
現代日本が誇るエロシーンにしかかり出されない「AV俳優」池松壮亮氏には、嫌悪感しか無い。
珍しく一般作品に来ても、セリフモニョモニョの上にキムタク演技、偉そうにオゾン監督と対談するレベルでは到底無いんだが。
セックス監督のオゾンは大好きなんだろうな、(以下言わずもがなで申し訳ない)
曲者揃い踏み。 ようやく見に行きました。ほぼ松岡茉優ちゃんがお目当...
曲者揃い踏み。
ようやく見に行きました。ほぼ松岡茉優ちゃんがお目当てでした(笑)
いやしかしよくぞここまで味のある俳優ばかりを集めたもんだ。安藤サクラを筆頭に子役、そして端役まで。
「万引き」という題名通り、決して明るい話ではありません。どころか、誘拐、年金搾取ととんでもない家族、いや擬似家族です。しかしそこには確かな愛情もありました。
いったい家族とは何か、何が幸せなのか、登場人物ともども私たちも考えさせられます。
お目当て松岡茉優ちゃんの曲者っぷりも他の大御所たちに負けず良かった。彼女の台詞、「つながりって普通はお金」、染みました。あとセクシーショットも予期せぬご褒美(笑)
日本より貧困が多い(気がする)他国から見たらどうなのでしょうか、この作品。
パルムドール受賞おめでとう🎉
1- I-9席にて鑑賞。レディースデーだったようで女の人ばかりでした。
演技を愛でる時間
なるほどー、とは思ったけれど、ぐぐっとは来なかった作品。
それぞれの得意な熱演を寄せて集めて、その時々は非常に美味しいのだけれども、時間が経つと記憶に薄い幕の内弁当。個人的にはそう感じてしまいました。
けっして面白くないわけでも、考えさせられないわけでもないのですけれどね。
現代邦画の傑作
現代社会の闇を一点に集約したような話で現実離れしてはいるが
間違いなく現代の日本人が目を反らそうとする社会問題と正面から向き合っている素晴らしい作品。
監督の演出の手腕と役者人の名演もあってか後半から泣きっぱなしだった...劇場で見れて本当に良かった。
鑑賞後のモヤモヤがむしろ良い
『万引き家族』
優れた作品でした。明るく楽しい映画がいい映画とは限りません。鑑賞後に、自分の中に「考える種」が残るような映画もまた傑作だと思います。
僕らが見過ごしている、貧困や虐待などの社会の闇の部分が複合的かつ重層的に描写されてて、非常に重たい内容である一方で、心温まる家族愛も感じられる不思議な作品でした。
役者の演技力が非常に高く(特に安藤サクラと子役、樹木希林)、一つ一つの言動から登場人物一人一人のバックグラウンドを自然と想像してしまいます。
「万引き」は確かに物語のキーではあるのですが、この映画はそれ以外の家族のやり取りの意味やそれぞれの心の葛藤、抱える闇を行間から読み取るのが楽しみ方の一つではないかと思います。
鑑賞後に私に浮かんで来た考えは以下の2つです。
「社会が求める正義は時として当事者にとっては暴力だなー」
「犯罪は許してはいけないけれど、犯罪に走らざるを得ない状況を作っているのは社会の側かもしれない」
とか、色々考えさせられました。
鑑賞後のスッキリ感はなく、むしろモヤモヤが残りますが、本当の家族って何なのか、愛ってなんなのかをよくよく考えさせられます。
パルムドールは伊達じゃないですね。
是枝監督、凄すぎます。
観た方がいい!
じょうずよりまとも
上手に生きる事を基準にして、考えたり行動したりすると、色んな事が見えなくなってしまいがち。
だったら、マトモに生きる事を基準にして考えてみよう、行動してみよう。
そうすると、見逃してはイケナイこと、見てないフリをしてはイケナイこと、色んな事が見えてくる。
やってはイケナイ事も見えてくる。
しょうたとりんは色んな事をマトモに判断できる子になるだろうし、ラストではもう・・・・・。
お金を払ってまで観る?
この映画評価がかなりわかれているようですね。
・映画館で30分観ていて感じたのは、かなり裕福な人が作った、上から目線の困った家族の映画だと言うこと。
・万引きされる側のことを何とも思っていないこと。
すごい!これが世界で評価されるなんて。
・日本映画って、この作品に代表されるような一軒の家、または六畳一間があれば映画が出来てしまう。
・世界で評価されたのは裕福に見える日本にもこのような家庭が存在する、その一点ではなかっただろうか。
なんとも悲しい、貧弱な完成の映画でした。
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