万引き家族のレビュー・感想・評価
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人の心は、割り切れない。
う、ううううーん。。。
家族の形はいろいろ
貧しさがリアルに表現されていた。
家の感じ、着ているもの、、、
役者さんの自然な演技にどんとん
吸い込まれていって見入ってしまった
1つ屋根の下に暮らせば
家族。そのような感じがした。
愛情や優しさの深さも感じた。
好きなシーンは
花火が見えないけどみんなで
空を見上げるところと
海でジャンプするところ。
この物語のあたたかみを感じた。
おばあちゃんに対しては
扱いちょっと雑かった笑笑
日本の映画は素晴らしい
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない
終わり方に疑問を感じたので
自分なりに考えてみました。するとそこがまたこの作品のいい所だと思いコメントをしました。
最後のメッセージ性のある終わり方に私が出した答えは「元いた場所が幸せとは限らない」という事です。
祥太は万引き家族といるより元の家族(パチンコで車の中に置き去りにする親)より施設に行った方がよかった
りんは家に帰るよりあのまま万引き家族の元にいたほうがよかったのではないかと思ったりしました。
そんな考えに辿り着きました。
皆さんも是非この万引き家族を見て貴方だけの答えを出してみて下さい。
観たかった映画
Amazonプライム・ビデオて観ました。
訳ありの偽家族だからそりゃ、お婆ちゃんが亡くなっても葬儀できないし、遺棄するしかないか。
ショウタ君がワザと捕まったのは…
偽家族の愛情を確かめる為かな。
それともそろそろこんなことやってちゃダメだと気づいたのか。
そこのところは個人の取り方次第かな。
救いようのない話だけど、きっとこんな事実際にあると思う。実際にあっても殆どの人が見て見ぬ振り。
ジュリちゃんは児相に入るべき。
虐待されてた疑いあるんだから…
親元に帰されたけど、あの終わり方は無いな。
天使たち
疑似家族だから
血はつながっていないけれど、どうしてお互いこんなに優しく強く、心も命も与えることができるの?
「楽しかったし、お釣りがくるよ」と留置場で笑う安藤サクラ。
哀しみが済い上げられて、自己犠牲と共助の祈りだけが自然に充満している。
この日陰の一軒家は、あるいは天国とはこういうものなのかも知れないなーと、思った。
もう何を書いてもレビューにならない。書いては消しの繰り返し。
「観て下さい」というしかない。
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【万引きの思い出】
数十年ぶりに立ち寄ったその街。
ある“宿題”を片付けるためです。
子供の時のカブトムシの万引きを謝ってお金を払おうと思ったら
そのお店が、なくなっていた。
呆然としたのを覚えている。
半ズボンのポケットの中で、ギーギー云いながらカブトムシは僕の足を、僕の胸を、もがいて、苦みあがいて、あのギザギザの脚で引っ掻き続ける。
償いのチャンスは、永遠に失われました。
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DVDは、二度目は字幕を出して観ると脚本・構成・編集の力がまた更に迫ってくる。囁き声も聞こえるし、口ごもった言いかけの呟きもわかる。
― この機能は劇場派には味わえないDVDならではの特典。
完成度の高さからみて、いじくって作っていない事が判る。監督の頭の中で完成していた物をそのままフィルムに焼き付けている。
皆が現実の社会を意識化するためにこの映画を直視しする必要がある
柴田治と祥太の関係が『The Glass Castle』(ガラスの城の子どもたち)を思い出させた。万引きを正当化して祥太にさせているが、その反面、祥太の気持ち、(妹への嫉妬、性の目覚めなど)の相談相手になってあげられる。子供の成長の過程である精神面を満足させてあげられる。この家族と言われる場は祥太にとって家族といえる場所なんだ。
『にげた』という事実でこの夫婦は本当の親ではないと思うかもしれないが、
いやあ、古今東西、『逃げる』という行動にでる親はいくらでもいると思いなおした。子供を殺す親もいるんだからね。
でも、治は最後のシーンで本当に逃げたんだよと祥太の質問に事実で答え、翔太に謝り(私だったら、祥太と顔を合わして謝るが、、)、『おじさんにもどる。』といった。このシーンで二人の信頼感が増したと思う。
駄菓子屋のおじさん(この人の存在は祥太にとっても社会にとっても必要だと思う。)の一言『妹にはさせるなよ。』で祥太は目覚めた。祥太もわざと捕まったんだよ(かわいい妹に自分と同じことをさせたくないから)と。架空と法律的には思われる家族として生活をしていた現実は終了したが、治は祥太の心の中では『お父さん』と呼べるものに変わっていった。
なにが祥太にとってよかったのか?生みの親に戻っていくのがいいのか?答えはないが、祥太が成長してわかるかも。
社会のシステムや倫理の崩壊、中小企業の操業死活問題、不倫の結末、略奪、貧困からくる教育格差、貧困(葬儀、火葬場の費用がだせないなど)年金の不正利用、DV、柴田のぶえを担当した警官の差別意識、海外留学という(現実を認め変えることに努力しない)見栄などなどの問題。これらは現実にいくらでもあるがここにを集約させている。監督は日本政府は財政をどう使うかに目を覚まして欲しいと訴えているのかもしれない。
登場人物たちが一つの屋根の下で生活をシェアしている。社会にうまく馴染めない人々のあつまりだったり、行き場がなかったりする人が試行錯誤しながら社会組織の抜け道を模索しながら生きている。そして、この状態が社会から死角になってしまっているのが恐ろしい。そして、結果的に事件として扱うマスコミや施設などにも問題がある。
それに、カンヌで賞を取ったのは結構だが、これは我々、一人一人がなにか変えていかなければならないと人々に訴えている映画かもしれない。それは思いやりだったり、声かけだったりする。こんなシンプルなことでも、人の悩んでいる心を変えることができるから。
未だ謎に包まれたままの状況です
映画「万引き家族」(是枝裕和監督)から。
最近、映画館の中ではメモを取らずに作品鑑賞をし、
その後、DVDになってから、何度も巻き戻しを繰り返し、
気になる台詞を書き出す作業をすることが増えた。
そうすることで、不思議なことに、映画館では気付かなかった
面白い会話や演技を発見することになる。
今回は、多くの方が鑑賞し絶賛しているので、
なかなか選ぶのが大変だったけれど、
どうして、日本でこういう家族が生まれたのか、気になった。
物語後半まで、ひっそりと暮らしていたこの家族が、
ある事件をきっかけに、世間に対して存在が知られてしまう。
そして、毎回繰り返されるように、マスコミ各社が押し寄せ、
家の前で、大スクープのように大騒ぎする。
それを象徴するかのように、TVレポーターの女性が、
こんな台詞をカメラに向かって叫んだ。
「家族になりすましていた人たちが、一体何を目的に
この家に集まっていたのかは、未だ謎に包まれたままの状況です」
たぶんこの話題は、翌日に違った事件、事故が起きれば、
もう過去のこととして、謎に包まれたまま消え去っていくから、
この事件の背景も、なぜ彼らがこのような行動したのかも、
われわれ国民は、想像の域を超えないまま、次の話題に移っていく。
そうした二次情報に振り回されている、慌ただしい日常生活こそ、
今回のような家族を生み出しているような気がしてならない。
確かに・・二度観ると、この作品の素晴らしさがよりわかってくる。
P.S. (台詞ではないけれど、お見事というべきシーン)
・海ではしゃぐ家族をじっと見守る、樹木希林さんの言葉なき演技。
泥棒にも三分の理
「泥棒にも三分の理」という諺がありますが、この映画はいわばその「三分の理」に焦点を当てた作品です。
主人公たちの行動は、法や行政の見地から見れば完全に悪だが、経緯を見ると人情としては理解できるという感じです。
そこから派生して、ではこれを悪とする法や行政等仕組みは真に人を幸福にしているのか、という問いに繋がりこの映画は終わります。
テーマは割合ありきたりですが、描写が徹底して作り込まれていて役者の演技も自然なのでグングン引き込まれます。
この手の作品は主人公たちアウトローサイドを美化しがちですが、この映画では一切なく、とことんリアリティーが追求されています。
しかしそのせいか、ラストまであまりにも現実的になってしまい個人的には観なければよかったと思いました。
映画全体を通して暗く重い雰囲気ですので最後くらいは(実際には多少不自然でも)スッキリ明るくまとめて欲しかったです。
作品としての完成度はかなり高いと思います。しかし観終わったとき必ず陰鬱な気分になってしまうでしょう。
ある事件の裏側
是枝作品は、
自分の読解力不足からか好きなものと嫌いなものが
くっきり分かれて、毎度見るのが怖い。
今作は前者だった。
とても良かった。
是枝作品の子どもの演出はいつも自然で凄いけど、
その自然な演技に合わせる大人って実はスゴく大変
なんじゃないだろうか?と思う。
福山雅治とか、やはり不自然な存在に見えたけど、
今回は登場人物全てが、
本当にそこに暮らしているかのようなリアリティ。
匂いまで伝わって来そうな映像にゾクっとした。
あぁ、このまま疑似家族が幸せなままいてくれたら
良いのに、海街ダイアリーみたいに子どもの成長で
終わってくるたらと思うのだけど、
そうは行かず、
取り調べの下りは、もう何が正しいのかわからなく
なる池脇千鶴がすごく悪いヤツに見える不思議。
報道陣が集まる映像を観て、
僕らはテレビで伝えられる表面しか知らずに、
その裏側を全く知らずに判断してるんだなぁと
見終わったあと、ズンっと来た。
彼らは何一つ間違ってないように思う、
だけど世間的にはこのラストが正しい。
なんなんだろうこの世界は…
家族のあり方
なごやかな貧乏だけど楽しく過ごしている家族
一見昔ながらの家族に見えるが実際は色々な秘密を抱えていた。
万引きしか教えることがないって言ってたお父さん
最後の少年が小さくとうちゃんって呼んだのは感動した。
色々教わっていたんだなーと。
家族のあり方、父としての優しさとかね
まあ逃げちゃうのは悲しいよね
おばあちゃんのありがとうの言葉も良かった
普段からでてこないんだよね
最後埋められちゃったけどね
おばあちゃんもお金せびりにいったり、結構自己保身の強い人達の集まりでそれでも特殊な家庭が作られていた
安藤サクラっておばさんみたいだなあなんて最初の印象から一変、ラストのほうはすごくよかった。
虐待されてた子も、見せかけだけの母親の愛情よりあの家族にいたほうが幸せだったね
実の親の部屋はこぎれいだったけど子供より化粧、でもきっとあの家族と共に過ごせたことで変わるんだろうなも思う。
万引きはよくないけどね
知ってて見過ごしてた駄菓子屋のじいさんは良かった
刹那的で儚い家族の物語
格差社会の底で育まれた儚い家族の絆。側から見ると異常だが、確かに家族愛は存在していたのだと思う。ありきたりな感想だが、この子供達にとっての幸せとは何だったのだろうか?と考えさせられる。
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