「賛否両論の代表作」万引き家族 漆黒の翼さんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論の代表作
まず、終わり方がすっきりしないので何も考えずに観る方にとったらお金無駄にした、と思うかも知れません。
しかし、さまざまな可能性を考えていく方にとったら深く余韻に残る映画となっていると思います。
好き嫌いはとてもはっきりする映画だと思います。
私はとても好きの部類でした。
それは、この映画を正当化している訳でなく、日本の社会や人との絆、罪など様々な問題が上手く取り上げられており、有るべき作品だと感じたからです。
また、監督と演者とで作品を作り上げているのがとても伝わってきており、演技力のある役者さんばかりだったので人物にとても惹き込まれました。
子役の使い方も上手く、ある意味子供が主人公のようにも感じられます。
この映画を否定する人は心がない、とかでもなくこの様な家族の在り方や問題の投げかけ方が人によって好みがあると思います。
理解し難い現実を描いているからこそ、今まで社会とどう付き合ってきたかどのような考え方を持っているのか、そのような人々によって評価は大分別れます。
恐らく、仲の良い友人同士で観に行っても真逆の感想になることもあるかと思います。
私は、映画館で観て良かったです。
集中してこの作品に向き合うことが必要であったと思うからです。
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