「うーん。完全な期待はずれ・・・」万引き家族 まっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん。完全な期待はずれ・・・
うーん。映画のレビューを書くなんてはじめてのことです。
賞もとったし、高評価の映画だったので、先行興行で大切な日曜の午前を利用して見に行きました。
見終わって・・・無駄な時間を過ごしてしまったというのが第一印象。
万引きなんかして生計立てちゃダメでしょ・・・という道徳基準で生きている人にとっては、背後にどんな人間愛があったって、受け入れることのできない(映画自体に感動できない)人種もいるんじゃないでしょうか・・・ということでレビューを投稿したいと思います。
あまりにも高評価の方々のオンパレードだったので。
逆に私の感性がおかしいんじゃないかと疑ってしまいます。
もしかしたら私が変???
おばあさんの最後も、あれでいいの???
違うんじゃないかな~
と、思うのは私だけでしょうか。
まぁ本当にがっかり。
と、そのように思う人もいる。ということでレビューアップしたいと思います。
「フロリダプロジェクト」や「パラサイト」で取り扱われている題材は取材(事実)をもとに構成されています。そして、そういった諸問題に取り組む方々がいるわけですが、今作では映画(エンタメ)という方法(表現)で社会に対して新しい視点(問題提起)を与えていると言えるのではないでしょうか?
正しい判断ができない子供はどうやって正しさを学ぶのでしょうか?
社会から疎外され、社会での生き方の教育を受けられなかった子供はどうなると思いますか?
犯罪をしなければ生きて行けなくなった人々に社会は更生の機会を与えているでしょうか?
洋画はどこか遠い話に思えますが、邦画は自分が暮らす世界の少し先にある世界に思えてしまうから、無理もない気もします。
この独特の感情こそが邦画特有の良さとも呼べるので、そこを味わっていると割り切れば凄く楽しいかもしれませんね。
まぁ所詮はたかが映画ですからね。あまり深刻に考えなくてもいいと思います笑
映画なんて面白いか面白くないかのどちらかしかないですし。
でも、まっさんはこの映画の設定だけじゃなく、ストーリー展開もマズい(つまらない)と思ったのですよね?
たぶん映画自体が抜群に面白かったら設定とか細かいところは置いといて素直に入り込めると思うんですよ。
私は去年「ハクソーリッジ」というアメリカの戦争映画を観てかなり面白くて満足だったのですけど、よくよく思い返したら日本兵がかなり、というか露骨に鬼畜な人間、ていうかもうサル同然に描かれててこりゃ酷いってなったわけ笑 でも観てるときは気にならなかったですね。面白かったから。何なら米兵に感情移入してた。
緑色の髪の少年さん コメントありがとうございました。
なるほどですね・・・
今朝もTVコマーシャルで「万引き家族」のPRが流れ、「万引き助長映画・・・」などとくだ巻いていたわけですが、、、(汗)
~映画鑑賞の仕方~
ということを教えていただきました。
そのように、フィクションはフィクションとして、「受け入れた」上で観ると、
感じる観点も変わるということですね。
人間関係は多彩な方々を受け入れる思考で生きるようにはしてきましたが、
映画鑑賞までには至りませんでした。
監督や、パルムドール審査員の人格まで非難していましたからね。
とにかく、気づきのコメントありがとうございました。
基本、自分は偏屈人間だと改めて気づきましたよ・・・(笑)
映画の世界が広がりそうです~~。
この映画を現実の延長線上で考えているからダメだと思うのです。
現実といってもこの世界の現実と映画世界の現実は似て非なるもの。誰しもあなたと同じ道徳基準だと思いますが、それを映画観賞にまで持ち込むのは道徳観に問題があるのではなく、映画の、いや、フィクションの鑑賞の仕方に問題があるのだと思います。