「笑いあり涙ありの青春バディムービー」ミッドナイト・ランナー とえさんの映画レビュー(感想・評価)
笑いあり涙ありの青春バディムービー
青春バディムービー!
笑えるところあり、ホロっとするところあり、ハラハラするところありで
面白かったなぁ〜
警察大学校に通うギジュンとヒヨルが、休暇に出かけた江南で誘拐事件を目撃してしまい、そこから犯人を追い始めるアクション映画
夢と情熱を抱いた若き警察官候補生二人が、時には現実につまずきながらも、それでも自分の正しいと思うことを貫き通そうとする
しかし、その度に大人が彼らの前に立ちはだかり「青二才の情熱」に冷や水を浴びせる
この映画が良いなぁと思うのは、
それでも彼らが「大人の常識」に流されず、常に「何が正しいか」を、自分の頭で考えて行動しているところ
大人の常識とは「規則や上司が絶対」とか、「庶民よりも財閥が優先」というような杓子定規な考え方
それよりも、彼らは「目の前に困っている人がいたら、何よりもまず、その人に手を差し伸べること」を優先する
その困った人が、貧乏だろうが、家出人だろうが関係なく
もちろん、そんな彼らの若さゆえの情熱やまっすぐな思いが通じないことも出てくるかもしれないけれど
彼らはそうやって痛い思いをしながら学んで成長していくのであり、
逆に、大人たちも、そんな「犯人逮捕に必死になる」彼らから学ぶこともあるのでは…と思う。
失ってしまった情熱とか、理想とか、希望とか。
彼らのそんな情熱を折り曲げたり、挫折させることなく、彼らが納得いくところまでやらせたところに、この映画の素晴らしさがあるのだと思う
私も教授と同じく、彼らの若さが羨ましいと思った
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