四万十 いのちの仕舞い
劇場公開日:2018年2月24日
解説
四万十川の流れる高知県四万十市で、自然とともに生きる地域の人々に寄り添う医療を続けている内科医・小笠原望の日々を追ったドキュメンタリー。四万十川流域の人々の医療面を支えている小笠原医師の診療所には、毎朝、多くの人が訪れる。小笠原医師はそのひとりひとりに優しく語りかけ、話を聴き、診察をし、診療所にこられない人のために往診も行っている。患者とその家族をも含めた在宅医療に取り組む小笠原医師と地域の人々の交流を見つめながら、本当の豊かさや幸せのありかを探っていく。監督は、終末期を迎えたがん患者のためのホスピスを題材にしたドキュメンタリー「いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日」を手がけた溝渕雅幸。
2018年製作/108分/G/日本
配給:ディンギーズ
スタッフ・キャスト
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自然の中の一部として人間も存在しており
桜が散るように、蛍が次の日にはいなくなるように
弱っていき、いのちの仕舞いがやってくる。
そしてまた新たないのちとして生まれてくる。
宇宙、神の視点から見れば、
どの命も平等であり、因果の法則に則っている事で
何も恐れることはない。
しかし、その当事者、また周りの人たちには
それぞれにドラマがあり、感じることも違う。
この一見、矛盾したように感じる事が
存在するのが、現実の世界であり、
その中で喜怒哀楽を感じながら生きていき
いのちの仕舞いに歩いていくしかないのだ。
(自然においても、嵐があり、地震があり、
火山の噴火等があるように)
最期の時まで悩み苦しみつつ、
時には笑い楽しみ、このいのちを全うすることの
難しさと尊さ、小笠原先生の姿から
いろいろと考えさせて頂き、感謝感謝です。
(しかしながら、人間って何て複雑で面白い
生き物なのでしょうか!辛い事も多いですが
人間として今、いのちを頂いた事にも有難い
思いです)
和歌山での上映後、
岩崎先生のトークで「にもかかわらず笑う」の
言葉の話があり、とてもいいなと思いました。
実際に生きていく中で、いつでも思いどおりには
なりませんが、挑戦していきたい言葉です。
この映画を作って下さった監督、
またそれを支えてくれている方々、
そして映画に映っている方々、自然、
皆さんに感謝です。
ありがとうこざいました。(^ ^)
2018年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
川に命が育まれやがて死んでいく。
命は川の流れのようだ。
生きる、生ききる、それは仕舞い、終わりを知っているからこそではないか。