君が君で君だのレビュー・感想・評価
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無茶振りに全力で応える池松壮亮
映画を観た感想は「怖すぎる」と「池松壮亮やっぱすごい」って事だった。
池松壮亮が出てるだけでその作品の価値が上がるのは以前から感じていたことだけど、この作品ではストーリーや展開の破たん部分も彼が補い8割くらい彼の力で乗り切った感がある。
倫理観はギリギリのラインで超えてしまっている作品だと思うので、観る人を選ぶ作品ですが、池松壮亮の凄さを実感したい人は観るべき作品。ストーカーの被害に遇われたことのある方、それに近い経験のあるかたはひたすら嫌な気持ちになるつらい映画だと思うので注意。
異次元だと思う事にします
全く共感できませんでした。
弾ければ良いというわけでもなく単なるB級ストーリー。池松君をわざわざ起用する価値がある作品には思えなかった。
とにかく姫が可愛くないので見てると不快になってくる。個人的な意見ですけど。
早起きは・・・
101本目。
舞台みたいな作品だった。
心にポッカリ穴が空いた感じがして、嫌いじゃない。
名作1歩手前って感じ。
名前言って終わりが、好きかな。
あの3人が隣人だったら、すごい迷惑だけどね。
あと池松壮亮、いい役者だと思ってるんだけど、何か破滅型な匂いがするんだよな。
予想以上に狂ってたw 特に尾崎豊の好きの姿勢は全てを受け入れる代わ...
予想以上に狂ってたw
特に尾崎豊の好きの姿勢は全てを受け入れる代わりに完全な傍観者て所が、極端過ぎで見てて異様な気もするけど自分も客観的に見たらそういう所あるかもなーと思ったり。
尾崎豊 ブラピ 坂本龍馬の3人の愛のあり方の違いも面白いし、わちゃわちゃして楽しんでるのも可愛いかったww
愛は疲れるらしい
疲れるくらいの愛と愛の中にある自分のどうなんだかわからない感じ異常なまでの愛は愛すのも愛されるのもすごく疲れるんだなって、でもその人間味というかもう人間なのかもわからない自分がなんなのかもわからなくなるくらいに愛してその人を守ることに執着してるのかなんなのか、その愛し方もあるんだなって。ほんとみんながぶっ飛んでて苦しくて楽しくて。みんなの演技がほんとに凄かった。真宙くん宗太クズでした。そこに至るまでの宗太の気持ちとか葛藤とかすごく考えてみたり。もう一回観よう
なんなんこの映画めっちゃ面白い
3人のストーカーが一人の女の子をずっと見守ってる話なんだが、やってることは相当やばい。覗き、盗聴、盗撮、女の子が捨てたゴミを拾ってくる、などなど。
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普通だったらめちゃくちゃ気持ち悪いけどなぜか気持ち悪さをあまり感じさせない。なんならその一生懸命さを応援したくなる。
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それに出てるキャストがみんないい!特に池松壮亮と満島真之介の素の感じがすごい好きだった
映画の内容とそのノリ合ってる?
扱ってるテーマが倫理的に問題のあるもので、観る前からこの作品の宣伝のどことなくお祭り騒ぎな雰囲気に嫌悪感があったが、映画の内容も割とそのノリのままだった。
池松壮亮とキム・コッピの迫真のお芝居も出てくる俳優陣も魅力的で素晴らしかったが、奇抜な展開ばかりが目につき、登場人物に与えられた設定の内容が薄っぺらくて、俳優陣が頑張れば頑張るほど空しくなる。
彼らの青春ストーリーを描くのも、これを純愛と呼ぶのも自由だけど、作り手としてわきまえておかなきゃいけないことが欠落してる気がしてしまう。
毎回、これまでの作品を越えていく監督が松居大悟
私が溺愛に溺愛している松居大悟監督、の最新作。
去年の7末にエキストラに参加してたのもあり、楽しみ倍増でした!!勿論初日に鑑賞。
今のこのご時世にこんな「昭和の頃の邦画ってこんなはちゃめちゃな映画あったよね〜!!!」ジャンルの、とんでも問題作を原案・脚本から作っちゃう松居監督は本当素晴らしい、大好き。
1人の女の子を10年間見守り続ける3人のストーカー男たちの話。終始明るくて面白いんだけど、非人道的なことを明るいシーンに見せるのはとても狂気でとんでもなく歪んでいて怖い!ある意味、殺人や暴力団の話やホラー以上に怖い映画でもある。
池松君、満島真之介、大倉孝二は演技がとても上手いから余計に…。
爆笑のシーンも沢山あったけど!
向井理とYOUの借金の取り立てヤクザコンビが出て来たのはある意味とても、いやかなり救われた。やってることはヤクザだけど、この3人に比べたらまともに見えてくるから面白い。ストーカー男3人組と、たまたま出会うこのコンビのマッチングがとても良かった。3人が姫と呼び見守ってる女の子の、付き合っているダメ彼氏の役は高杉真宙。さすが松居監督…高杉真宙君史上一番自然な演技だった…!良い監督の作品に出る人は誰一人大根過ぎて浮いてるって人がいないからマジで凄いと思う…。
姫と呼ばれるマドンナ役はキムコッピ。
笑った顔がくしゃってなって、とても可愛らしい人。吉高由里子にちょっと笑顔がにてる。決してすんごい美少女ではないんだけど、人を夢中にさせる魅力があるのがすごく伝わってきた。人を好きになるシチュエーションのあるストーリーの中で、好かれる側の人の魅力がスクリーン越しに観客に伝わってくるのはとても大事だけどなかなか難しいポイントでもある。松居監督は、女の子を可愛く撮る天才でもある。
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きっと10人中8人くらいのひとがこの映画を観て「…」となることでしょう。しかし残りの2人のひと。の感受性が私はとても好きだと思います。
恋する人間の深層心理をえぐりだした、全く新しいタイプの恋愛映画。「勝手にふるえてろ」と同じで、この映画を観て、共感出来ないと嘲笑う人がいるかもしれないけど、そんな考えの人の中にも絶対多かれ少なかれ心の深いところにある黒いけど純粋な恋する気持ちを炙り出してくれると思います。
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ちなみに池松君は姫の大好きな尾崎豊になりすまして生きる役なのだけど、私も尾崎の歌が大好きなので劇中で皆んなで「僕が僕であるために」を歌ってるシーンは本当に染みるし、この映画の中でも重要なキーポイントになってて、良いです。
10年間をかけて、自我を奪われ、自我がないことを思い知らされ、自我...
10年間をかけて、自我を奪われ、自我がないことを思い知らされ、自我を取り戻していく話、と、とらえていいんでしょうか。
野郎三人の、強烈な片思いの話ですけど、好きなものに対する自分のスタンスを当てはめてみると、女性目線でもぐさぐさきました。
とにかくすごい熱量。
「なにやってんの?」って、映画じゃないと笑えない行動やセリフ満載ですけど、それすら三人それぞれの「正義」に見えてしまう。スイートプールサイド思い出しました。
見た目、歌、考え方、と、姫の好きなタイプそれぞれを持った三人だから、
みんな集まっちゃえば姫の好きなタイプなのにね?!何で姫を本当の意味で共有できないのかな?!っていうジレンマもありつつ、
名もない兵士も三人集まれば、姫の心を動かせるんだ...!って、なんだかよくわからない勇気も出るお話でした。
タイトルが素晴らしい
これまた僕はいったい何を観せられてるんだ…シリーズだけど、狂った偏愛をここまで魅力ある作品にしてるのは松居監督と池松くんはじめ役者さんたちの力量だと思う。これもまた映画じゃなきゃできない作品です。
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