「Ender Dragon」マインクラフト ザ・ムービー ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Ender Dragon
先行試写会にて鑑賞。
前日に試写会当選の連絡が来てビビりましたがなんとか予定を合わせていざ劇場へ。
特典はポストカードとカードでした。
かなーり雑に作られた映画ではありましたが、演者がヒャッハーしまくってくれてるおかげで勢いそのまま楽しめる軽快な映画でした。
ゲームの世界と現実の世界のリンクというのは直近のマリオの映画でもあったので既視感はありましたが、すぐそばに非日常っていうのはなんだかんだワクワクします。
ただスティーブは現実世界で失踪しているのに騒ぎにはなってないんだとかという疑問点はパッと浮かんできましたがそこんとこはすっ飛ばしていくのでご愛嬌という事らしいです。
ゲームの世界はマイクラ始めたての感じをそのままなぞってみたり、ちょっと凝った建物を作ってみたり、ド派手な建造物を建ててみたりと、ゲームをプレイした人ならば確実に通るであろう道のりをそのままやっていくので、いくらなんでも雑すぎない?とは思いつつゲームやり始めの頃を思い出すような感覚は確かにありました。
ストーリーはまぁあって無いようなもので、オークのボスをぶっ倒しにいくといった感じで、エンダードラゴン倒しには行かないんだ?となってしまい、ラスボスまでの過程やバトル要素のインパクトはそこまで強く無いかなと思いました。
オークがラスボスなのもどうにも弱く感じてしまい、最後の戦いもただやってるだけな感じが否めずもったいなかったです。
オークの悪あがきだけは好きでした。
クラフト要素がどうしても薄く、あれやこれやを組み合わせていくという感じがほぼ無く、基本的には錬成済みの状態で使用していきますし、木などを壊して生成していったり、ダイヤの貴重アイテムだったりもポンポン出てきたりと過程はほとんど無いに等しいのでクラフトで昂るものはどうしても無かったかなと思います。
今作はなんといってもギャレットとスティーブのおっさんず絡みが最高に面白かったです。
筋肉モリモリなのに臆病で見えっ張りなギャレットと猪突猛進しまくるスティーブの掛け合いが楽しく、クラフト要素なくてもこの2人があたふたしているだけで面白さが成立しているのが憎いところです。
ラストシーンの歌唱シーンとかめっちゃ良くて、というかこのシーンがこの映画のハイライトだったかもです。
姉弟や不動産屋もキャラ自体は良かったんですが、おっさん2人には流石にかき消されていたかなぁという印象です。
現実世界に迷い込んだ村人と教師のやり取りは閑話休題といった感じの緩さで、エンドロール開始直後の仕掛けも絶妙な後味がありました。
現実世界にカムバックしてきたスティーブが元の家に戻ったらあの人の再会!?というのはベタではありましたがクスッとできて良かったです。
映像自体は結構迫力があるのでそういう面では楽しめましたし、爆発がふんだんに盛り込まれているので画面の盛り上がりはたくさんあって魅力的でした。
あのクラフトする世界でどう映画化するのはというところで期待値を上げすぎてしまって肩透かしを食らってはしまいましたが、頭空っぽにして楽しむ分にはベストな1本だなと思いました。
映像はド派手なのでデカいスクリーンで味わうのが良いと思います👍
鑑賞日 4/24
鑑賞時間 17:00〜19:30
座席 K-21
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