ロマンティックじゃない?のレビュー・感想・評価
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自分を好きになることの大切さを教えてくれる
恋愛映画は苦手な28歳男だけど楽しめた。主人公のナタリーが恋愛映画嫌いで、ラブコメの「そんなのありえねーよ」展開を否定してくるから感情移入できる。
特に着替えシーンとベッドシーンがカットされてるのは笑った。軽快な音楽にのせて着替えのカットが連続するシーンって、恋愛映画だとよく観るしね。お決まりのベッドシーンでイチャイチャするのも無し。ナタリーからしたらイケメンとヤレなくて残念だったろうなぁ。
ジョシュがめっちゃ良いキャラしてる。決してイケメンではないけれど、持ち前のユーモアさから性格の良さが滲み出てた。
ナタリーとジョシュみたいなバカふざけできるカップルに憧れる。お互い気を使わなそうだし、素の自分をさらけ出せて楽しそう。
最後の席交換して見つめ合うシーンは感動したわ。本当の自分を見てくれてる人って意外と身近に居るのかもね。
自分を好きになることの大切さを教えてくれる、良い後味で観た後ハッピーになれる映画。ふだんラブコメみない人でも楽しめる。特にベッタベタな恋愛映画が苦手な人にこそオススメしたい。
アメリカのロマコメあるあるが詰まってて面白かった。 ゲイの親友とか...
アメリカのロマコメあるあるが詰まってて面白かった。
ゲイの親友とか服選びシーンとかわかる!笑
ただ単に男を追いかけるだけの話じゃなくて自分のことを好きになるっていう流れがHappyな気持ちになれて好き。
水着モデルを見てたと思ったらガラスに移るナタリーを見てたってなかなか素敵な終わり方だった。
けっこうよかった
友達の結婚式を台無しにしたところは、いかがなものかと思う。自分大好きを肯定するのは好みではないのだけど、自己肯定感を抱くことは大切なことだ。最終的に素晴らしい音楽とダンスで感動するのだけど、もうちょっと笑いたかった。
やはり
妄想とか夢おちはちょっとな。
あと、最後のミャージカル仕立ても、
ラブコメオマージュと入れたかったんだと
思うけど、だったら途中に入れて、
ラストはものすごく現実的に終わらせて欲しかったな。
自分を愛すること
台湾からの飛行機の中で見た。
数ある映画の中でも、タイトルとあらすじから、楽しい映画の予感がして、これを選んだ。大正解!!
ラブコメを皮肉るところは笑えるし、ミュージカル調のダンスシーンは楽しくて見応えあり。
ストーリーも、良かった!
似たような話は、あるけど、新しいのは、男性とのハッピーエンドよりも、自己肯定を打ち出してるところ。
自分で自分を否定していたら、愛に気づけない、自分で自分を愛することが幸せになるヒントだというメッセージが、とても良かった!
どうせ自分なんて尊重されない…と、他人のご機嫌ばかりうかがっていたのに、自分を愛して、自尊心を取り戻した後は、堂々として、仕事も恋も親友も手に入れて、最強!
ロマコメをセルフパロディしたロマコメ
私はロマンティック・コメディが大好きだ。でもロマコメを好きじゃない人の気持ちも分かる。ストーリーはどの映画もほとんど同じでマンネリとも言えるし、ヒロインが男を掴まえて終わりというのもばかげているかもしれない。現実にはあり得ない絵空事だと、欠点を論おうと思えば出来る。けれど、私はあの王道のストーリーをいかに上手に表現するかや、王道ストーリーの中でいかにオリジナリティを出すか、王道を気持ちいいと感じさせてくれるか、みたいなところをロマコメに期待していて、男と女という世界最小の人間関係を描く人間ドラマなんだ、とはさすがに言い過ぎだとしても、そんなことを思うくらい好きなわけです。
この映画は、歴代のロマコメ作品のオマージュというかパロディが満載で、ロマコメ好きにとっては、このシーンはあの映画のパロディかな?このシーンはあの作品かな?なんて思いながらの元ネタ探しやロマコメあるあるを見つけるのもなかなか楽しい。取っ掛かりは「プリティ・ウーマン」ということにはなっているものの、コンセプト自体はケイト・ハドソンらが活躍していたような2000年台以降のロマコメ作品がベースになっているかな?という印象。
そんな感じで終始ロマコメをパロディしつつ物語は進んでいくわけだけれど、ロマコメを最大限パロディすることはつまり、ロマコメの王道を描くことであり、この映画も終盤にかけてはロマコメの王道に則って展開されていく。ただその部分がパロディになりきれておらず、ただ普通にただ普通のロマコメになって終わった、という感覚になってしまった。新しいロマコメをやっている風でいて、至って普通のロマコメに終わった感は否めなかった。
今やロマンティック・コメディもこういうセルフパロディに走らないと作れない時代なのかなぁと、ロマコメ好きとしては少々寂しい気持ちも・・・。ハリウッドのAリスト女優達も、ロマコメのヒロインよりも強くて逞しい女性をこぞって演じたがっている様子があるし、男性と恋をしてハッピーエンドなんて内容は現代の価値観にはそぐわないのも分かる。でも私はロマンティック・コメディってすごく洗練された映画ジャンルだと思っていて、軽妙洒脱で粋な作品群だと信じているから(だって「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」などはロマンティック・コメディならではのお洒落さが溢れた傑作でしょ?)、そういうロマコメをハリウッドで(←ここ重要)もっと作ってほしいなぁと常々思っていた。
そういう意味では、仮にセルフパロディだとしても、ロマコメ好きの心をくすぐるような作品を生んでくれたことはうれしかったしありがたかった。
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