アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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スター誕生というより、もう充分スタークラスな存在感あるアリー
『スター誕生』
過去の名作のリバイバルでありながら、とにかく誕生するスターが評価を決めてしまう作品。
54‘ジュディ・ガーランド、76’バーブラ・ストライサンド、共にこまかい設定は変えながらも、スターが誕生する瞬間の爆発力が凄い、圧倒的な歌唱力。
今作品も、歌手の夢を抱きながら、場末のイモなウエイトレスからステージに上がり一躍スターへと駆け上がる瞬間は醍醐味。
ガガ様の歌は申し分無く圧倒的、というかいくらメーク薄めにしてもイモっぽさが出ない笑奇抜な衣装に身を包まなくても、なんかそれが新鮮なくらいのスター感。一歩駆け上がったはずがもう12歩くらい上がってしまっていて、というのが映画としての感想。
ブラッドリークーパーの哀愁溢れるジャックが切ない。
PVでは見られないガガ様の別の表情と、とにかく圧倒的な歌唱を堪能できる作品。
そんな二人レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌う「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」が沁みる。
と共にスター誕生に隠れた悲劇は、この二人が出逢った瞬間から始まった気がしてならない。
A Star Is Born This Way. ガガ様の壮大なMV感は否めず…。
1937年公開の映画『スタア誕生』のリメイク作品。
大物カントリーロックミュージシャン・ジャクソンと売れない歌手・アリー。2人の出会いと恋愛、そしてその行末を描いたラヴストーリー。
大物ミュージシャン、ジャクソン・メインを演じるのは『ハング・オーバー!』シリーズや「MCU」シリーズのブラッドリー・クーパー。なおクーパーは本作の監督/脚本/製作も手掛けている。
第91回 アカデミー賞において、歌曲賞を受賞!
第76回 ゴールデングローブ賞において、主題歌賞を受賞!
原作である1937年版は未鑑賞。また、本作は1954年と1976年にもリメイクされており、今回で通算3度目となるらしいのだが、その他のリメイク作品も未鑑賞であります。
とまぁ4回も映画化されている超有名な作品らしいのですが、私は今回の鑑賞で初めてこの物語に触れました。
なのでお話の筋を全く知らず、予想以上の重たい話で驚き。
『ラ・ラ・ランド』みたいなロマンチックな映画かと思っていたら、がっつりアル中怖いよ映画でした。やっぱりアル中怖いね…😨
映画冒頭、たまたまアリーが出演しているバーへと立ち寄るジャック。お店を探すジャックが「あっ、ちょっとそこの角まがってちょーだい」と運転手に頼むが、その角の建物に描かれているマークが絞首用の縄にしか見えない…。この時からクライマックスの悲劇が暗示されていたわけですね…。
ジャクソンとアリー。この2人の関係は音楽のムーヴメントを比喩するものになっている。
かつては栄華を誇っていたが、だんだんと年老い衰え、新たな存在にとって変わらられようとしているジャックは、まるでカントリー/ロックンロールというジャンルそのもの。
それに対して、ジャックによって第一線に躍り出るも、次第に彼の人気をおい抜き、最終的には彼を亡き者にしてしまうアリーはポップスやコンテンポラリーR & Bの化身のようだ。
今流行りの音楽ジャンルは全て、古き音楽を下敷きにして成り立っている。大衆文化である以上、新しいものが古きものを潰しながら台頭してくるというのは避けようのないことなのだが、古き良きロックが好きな自分のような人間にとって、やはりこの映画で描かれているような栄枯盛衰は観ていて辛い。もう少しロックやカントリーなど、オールドファッションな音楽に優しい世の中になってくれるといいんだけどなぁ…。
歌曲の素晴らしさが話題になりがちな今作だけど、本当に称賛されるべきは役者の演技なのではないだろうか!
映画の主演は今回が初めてとなるレディー・ガガ。そんな風には全く感じさせない、堂々とした演技でありました。
ガガ様も良かったけど、なんといっても本作はブラッドリー・クーパーが凄い!監督/脚本/製作を手掛けている訳だから、いつも以上に気合が入っているのだろう。今回の彼の演技は鬼気迫ると言うか、とにかく凄まじいものがある。
立ち居振る舞いや歌唱のパフォーマンスなど、本当にジャック・メインというアーティストがいるとしか思えない。そう観客が思い込んでしまうほどに、真に迫った演技でした。
特に凄いと思ったのがアル中/ヤク中の演技。虚な目や赤い顔、魂の抜けたような佇まいは、まるで本物のアルコホーリクスやうつ病患者のよう。
若い頃、キャリアの不振が原因でうつ病にかかり、それがきっかけでアルコール中毒やコカイン中毒に陥ってしまったというクーパー。そんな彼だからこそ、ここまでリアリティのある演技が出来たのだろう。どんな経験も演技の肥やしにする。一流の役者はやはり違うのだ。
とまぁ、役者の演技については申し分ないと思うんだけど、正直個人的にはこの映画に全く乗れなかった。
元々こういう映画は好みのジャンルじゃないし、何より歌姫アリーにあんまり魅力を感じなかった。
そもそも、ジャックの公私混同っぷりに嫌悪感。ジョンとヨーコ、ポールとリンダみたいな、ステージの上でも一緒💕的なバカップルっぽさが好きになれンのです。
アンコールをアリーが歌うって…。自分がジャックのファンだったら、「誰だよアリーって!ジャックをもっと見せろっつーの😡」て思うだろう。
スターになってからの彼女は完全にレディー・ガガ。彼女のパフォーマンスを見れて、ガガ様のファンなら喜ぶだろうけどさ。正直、自分あんまりレディー・ガガに思い入れないんだよね😅
レディー・ガガの顔は凄い好きなんです。めちゃくちゃ美人だと思う。…おっぱいも大きいしボソッ…。
ガガ様のヴィジュアルは好きなんだけど、んじゃパフォーマンスが好きかというと…。別に嫌いではないんだけど、聴いてて心が燃えることはないかも。
自分はジャニス・ジョプリンとかパティ・スミス、ガガと同世代ならエイミー・ワインハウスなんかが好きなので、ちょっと彼女は好みから外れる。「Born This Way」はドライブのお供には最適だけどね。
そんな訳で、ガガ様純度100%であるアリーのパフォーマンスに心が動かされず、なんかイマイチ映画にも乗れなかった。正直、クソ長いMVを見させられた感じ。
クライマックスも、「おー、ガガが熱唱しとるわい」くらいの感想しか湧いてこず、特に感動は無し。
当初はビヨンセをアリー役にと考えていたようだが…。うんまぁどっちもどっちかな。
エイミー・ワインハウスが生きていれば、彼女に演じて欲しかったけど…。エイミーは完全にジャック側の人間だもんなー…😢
今回が初監督となるブラッドリー・クーパー。多分脚本家としてもこれがデビュー作。
初監督とは思えないほどに堂々とした作品を作り上げたクーパー。今や彼は第二のクリント・イーストウッドと呼ばれているとかいないとか…。確かに、イーストウッドの後継者としてはクーパーが最適解かもね。
彼の今後には非常に期待が高まるが、今作は個人的に好みではなかった^^;
でも悪い映画では全然ないよ。レディー・ガガのファンなら必見だし、ラヴストーリー好きにはお薦め出来るかも〜。
『12音の繰り返し』の歌を歌う羽目になってしまったガガが可愛そうだ。
カントリー歌手が徐々にレディー・ガガになって行く姿を描いた映画だ。
それをレディー・ガガがやってるんだから、何一つ違和感は無い。
しかし、
この男の才能に限界があるのは、最初から分かった。ガガと出会ったから、才能を削られた訳では無い。
ガガの堂々した濡れ場演技と比べれば、いくら演出と言えども、この男の無能ぶりが鼻を突く。彼自身が演出をしているから、その点を考慮しなければ駄目だ。
いじけて自滅して行く歌手を描きたかったのだろうが、もう一度言うが、彼の歌は最初から魅力が無い。寧ろ、この男に囚われてしまって、魂の無い『12音の繰り返し』の歌を歌う羽目になってしまったガガが可愛そうだ。
音楽を12音の繰り返し等と称する事自体がこの男の駄目な所。
もう一度申すが、すごい演技をしたレディー・ガガが可愛そう。
レディー・ガガ様へ、歌はオクターブの繰り返しじゃないですよ。魂で歌って下さい。『精神論』とか『きれいごと』と言われても、イタリア系アメリカンのアイデンティティを見せて下さい。最初のフランス語で歌う『ラ・ビ・アン・ローズ』が最高です。それだけで、この映画を評価します。カントリーはアメリカンに任せて、コンチネンタルな歌を歌って下さい。もっとも、カントリーだって、元を正せば、コンチネンタルですがね。今のカントリーはそこがかけている。だから、韓国の音楽に席巻されるのだと思った。そう、音楽は12音の繰り返しじゃない。数学的に考えても宇宙だ。
もっとも、そんな事はこの演出家も分かっているのだろうが。
結末にアレルギー反応が出るほど自分に合わなかった
ネタバレありじゃないとこの気持ちは伝えられない…
主人公の愛する夫の自殺エンドが無理。
しかも、登場人物の一言が原因で死ぬって最悪パターン。
私はミュージカル・恋愛ドラマを観ていたはずなのに…
アリーとジャクソンの運命的な出会い、スターになった後の紆余曲折などのミュージカル・恋愛ドラマを観ていたら、
いきなり「崖っぷちまで追い詰められた人にとってたった一言が最後の一押しになるんだよ」と教訓めいた説教されたみたい。
自分の存在が最愛の人のキャリアの邪魔になっているから死ぬってさ、
「自分が生きていると迷惑をかけるから死のう」なんて、フィクションなのに実際に苦しんでいる人の
ノンフィクションをぶちこんでこなくいいのにな…
とりあえず、ガガの歌・パフォーマンスは最高に良かったです!!
すっごいわかる
Shallowをジャックの計らいで、
ステージで歌うシーンは、
歌唱力含めて魂が震えて涙が自然と出た。
描き方が足りないのが否めないので、
-1としたけど
これかなり切ない。
ジャックが見出したアリーの魂から歌う歌。
でも、世間に認められていくアリーは
大手レコード会社のプロデュースのままに
容姿やダンス、商業音楽的な側面。
また、アリー自身もそれを磨き自信をつけていく。
ジャックが醜いと揶揄するが、すごく気持ちがわかる。
下降していくジャックがアリーに告げた言葉
魂から歌わないと人には届かない。
偽りの自分ではすぐに忘れられる
私自身もロック出身ということがあり、
この言葉が一番響いた。
現代音楽において、そういうエモーショナルな部分でさえも商業的に置き換えられていて
声や想い等素材で勝負する時代ではなくなってしまった。
ダンスやメイク、奇抜な演出、焼き増しのエンタメが
メインとなり、
ロックは寂れつつある。
ジャックは魂で想いをオーディエンスにぶつけたい。
それこそが音楽だと信じて、それが人生だと切に思っている。だからこそ、死と隣合わせ。
極限まで生き様を晒す姿はとてもロックで、かっこいいと思う。
時代の流れと
世代交代を痛烈に思い知る映画でした。
冒頭にも書いた、
Shallowにはすっごい感動した。
しかし
ラストのアリーの歌には正直感動できなかった。
商業音楽に染まったアリーの限界、
他のアーティストの様に埋まっていってしまうのではないかと感じました。
これを狙ってるとしたら、すごい映画。
最後で本当に泣かせようとしてるなら、少し浅はかな映画だと思います。
にしても、レディガガもブラッドリークーパーも
かなり演技も歌も上手いなー。
誕生と死
ライブパフォーマンスで人気のギタリスト&歌手のジャックに見いだされアリーがスターダムに上るのだがジャックは気を病む性格で重いアル中、アリーの足枷になっているのではないかと自身に失望、自殺してしまうという残念な悲恋の物語。感情移入しようにも人物像の掘り下げが足りないのでトラウマの真相も判らず傍観するだけでした。
ブラッドリー・クーパー初監督、やたらライトを画面に入れ込んだ逆光シーンがお気に入りのようだが眩しいだけ、俳優業に専念した方が良いでしょう。一方、ガガも演技は素人、感情剥き出しはできるが繊細な喜びや悲しみの表現は苦手のようだ。
好みの問題だがバンドは良かったがご両人とも歌は頂けない、ガガのラビアンローズもシャウトするだけで乱暴な歌い方、どこが上手いのか説得力に欠けている。兎角、自作自演では自己陶酔に陥りやすい、しっかりNGの出せる厳しい目と耳が必要、やっぱりイーストウッドが撮っていればよかった・・。
切なすぎるんですが
耳鳴り、自分もずっとそうだから他人事ではない。
人には聞こえないし、辛さは分かってもらえない。音楽家ならなおのこと面倒な病気だろう。治らないし酷くなっていくからますます落ち込む。両耳にヘッドホン着けるなんて発狂しそうだ。耳鳴りをじっくり聴かなければならなくなる。耐えられない!!最後はアリーの姿を見たいというセリフから予想出来たから先を見るのが怖かった。今回も失敗で終わってくれと願った。アリーは嫌な予感しなかったのだろうか?無理にでもコンサートへ連れていってほしかった。そしてあの冷たい事を言うマネージャー。本当に酷いこと言っている。アル中になる程、問題を抱えているし繊細で心が弱いんだよ。アリーの大好きな人を死なせてそれでアリーのマネージャーと言えるのか?最後が何とも悲しい映画だった。
レディガガ好きになった
内容的には、ありがちなロックスターの転落と新人歌手が売れていく作品。
ただクイーンのやつよりは良かった。
レディガガも想像してたより良くて
男の方も良かった。
希望としては最後にマネージャーを首にしてほしかったな。単純な考えですが…。
クイーンのときもですが歌に興味なかったら
退屈かも。
栄光と挫折を知る男の、愛の形
私にとって、これはアリーではなく、ジャクソンの話であった。
聴覚を失う恐怖と、音楽に真摯でありたいという心の間でもがくジャクソン。
酒浸りの毎日に、そこで出会った魂の歌声。
アリーの作る曲は、ジャクソンのバンドのアレンジにぴったりマッチしていた。
誰の目にも、ジャクソンと出会った頃のアリーが一番輝いていただろうと思う。
私は個人的にブルースロックやsouthernrockの類が好きなので、レイナード・スキナードなどを彷彿とさせるジャクソンの曲は大好きだし(枯れ感のあるブラッドリー・クーパーの声には驚いた)、初めて二人で歌い上げた「シャロウ」と、「二人を忘れない」を聴いたときには鳥肌がたった。
それなのにアリーが敏腕プロデューサーのレズに出会ってからは、流行りに乗っかった安っぽいポップミュージシャンになってしまって…ソロで歌い上げたシャロウのアレンジも全然よくなかった。その姿がレディー・ガガそのもの近づいていく、メタフィクションのようではあったが。
元々自分に自信が無かったアリーは、自分が業界の「売りたい物」に押し込められていくことに気がつかない。ジャクソンはもどかしくも、どうしようもない。こういうことは自分で気がつかなければならないのだ。
ジャクソンを失って初めて、自分の才能と魅力を再発見し「スター」となるアリー。
「もう一度君の姿を見たかった」といったジャクソンの姿が繰り返し、繰り返し頭を流れる。ある堕ちていく男の、最後に残した愛の形が切ない。
比較するものではないが、バーブラ・ストライサンドの後光のように全方位的に響きわたる歌声を聴いたときの衝撃は凄かった。今回、ガガはブラッドリー・クーパーがいてこその輝きだったと言えるだろう。
歌のある映画は良いなぁ
超有名なアーティストのおじさんがショーパブで歌のうまい女の子見つけてライブのステージにあがらせてスターにさせる話。
途中話半分にしか聞いてなかったけど、最後の歌でちゃんと感動できました。
いい曲。ガガ様さすが
ブラッドリークーパーのしゃべりかたがムリだった。
あの別に英語話せる訳じゃないんですけどブラッドリークーパーのしゃべりかたがどうしても頭悪そうな感じがして感情移入出来なかった。
映画の中でのこの人の育ち方もわけわからない。学校行かずに育ったのか?63歳のお酒に問題あるおじいさんが18歳以下の子とお付き合い?どう考えて?じゃないの?それでお母さんは18歳でお産で亡くなったのにやたら父親を美化して崇拝してるし、父親がアルコール問題あるのを見ていてなぜ自分もそうなるのか。とにかく悲惨な人生だけど音楽の才能はあったのにお酒で人生を棒に振って。
でも映画として最初の出会いが大スターが場末のバーにひとりで行ってそんな偶然あるか〜??とそこで引いたわ。
ラブストーリーですね。
映画館ではない分少し感動に欠けたのかもしれないですが、タイトルを見て、サクセスストーリーを期待していた為、、
なんとなく物足りなかった。
ラブストーリーじゃんって思いました。アリーが成功するまでが淡々としすぎていた気がするし、一番伝わってきたのはお互いがどんな状況でも理解し受け入れ一緒に歌おうとする2人の愛だったかな。
好きなシーンは仕事場を飛び出しすぐにジャックのプライベートジェットでライブに向かうシーン。
楽しそうでワクワクしました。笑
レディガガの薄化粧姿や一般人としての格好、そして演技、とても珍しかったし素晴らしかった。そこはとても関心でした。
王道物語を圧巻の歌唱力で昇華!
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕,レンタル)。
オリジナル版は未見。
愛し合うふたりに待ち受ける、栄光と転落。これまで多くの作品で語られて来た王道物語を、こんなにも劇的に蘇らせることが出来たのは、一重にレディー・ガガとブラッドリー・クーパーの演技力と歌唱力のお陰だろうな、と…
決して題材が古臭いと云うわけでは無いんですよねぇ…。これまで数多く語られて来たと云うことは、それだけたくさんの人々の心に刺さり、共感を得ることが出来る物語だと云うことかもなと思いました。だからこそ惹かれてしまう。
アリーの栄光が輝かしいだけに、ジャックの転落が残酷に浮かび上がり胸が締めつけられました。しかしふたりの愛は最後の瞬間まで本物でした。だからこそ余計に悲劇的。クライマックスの楽曲の、永遠の愛を象徴する歌詞に泣きました。
[余談]
レディー・ガガが演技初挑戦にしては圧巻の表現力で、鳥肌が立ちました。それを引き出したブラッドリー・クーパーも初監督にして最高の作家性を発揮していたように思いました。
※修正(2024/03/05)
見てよかったとは思う
ネタバレありです
公開当初から気になってたけど結局見れずNetflixで視聴。
最初の冴えない子を演じるレディ・ガガがもう既にスター感が出てしまってて、本来その時点で大スターのジャック(だっけ、、)がキラキラして見えない。
ジャックのステージに呼ばれた時も「え、無理無理ーうそー」みたいな感じで演技してるけど演技感バリバリで、アリーじゃなくてレディ・ガガにしか見えなかった。
よって没入感はあまりなかった。
アリーの足を引っ張っている事を痛感して自殺する夫だけど、アリーにとっての最大の不幸はあなたを失うことであり、スターになることよりあなたがどんな状態でも生きていてくれることが大切。「相手のために消えよう(消えてあげよう)」は愛してる相手からしたらエゴ中のエゴ。辛くてもアリーのそばにいてあげて欲しかった。
でも人間は弱いから、自殺を選んでしまうのかな。仕方ないことなのかな。
気になってた映画だったし、曲も良かったので見てよかったと思うけど、人に薦めるほどじゃないかな。
歌とラブストーリー
機内エンターテイメントにて鑑賞。
主演レディーガガ。
レディーガガの歌頼りの映画かと思って鑑賞したが全く違った。
最初はバーレスクみたいな映画かと思ったが、もっと中身が濃く完成度が高い。
高みに登って行く女と、高みからどん底へと落ちて行く男のラブストーリー。
スターになって得られるものと失うものと…。
細かく繊細に描かれていてリアルに感じられた。
悲しい結末で思わず涙。
歌はもちろん良かったし、演技も良かった。
写し方や心理描写も素晴らしかった。
2人の世界
とりあえずまず最初にクーパーさんが
すごく歳をとっていて驚きました。
ですがめちゃくちゃかっこいい。
そして良い声。
レディーガガさんを抜擢して作った自分の作品。
レディーガガさんの歌の上手さもすごく出ていました。
スーパーの前で座ってたら
急に歌いだす感じは苦手でしたが
ミュージシャンとか音楽している人的には
受け入れやすいあるあるなんですかね?
アルコール中毒、鼻から吸ってるのはクスリですかね?
ステージで漏らしてしまうシーンはいたたまれない気持ちでした。
アリーを苦しめないために自殺してしまうクーパーさんに、あぁぁあ。って感じでした。
ハッピーエンドではないけど、アリーは、クーパーさんのおかげで自分の一歩を開いてどんどん突き進んで成功を手にしてました。
見てよかったです。
イヤモニを意地でも付けない理由が
お客さんとの一体感が生まれない
音に耳が行ってしまってお客さんとのライブ感が味わえない
自分の耳がどんどん聞こえなくなるリスクがあるにもかかわらず、イヤモニをつけるのを拒み続けていたクーパーさんは、かっこいいし、プロだなと思ったけど、プロなら逆に付けるべきなのか。
わからないけど、お客さんの声を大切にしていたのがよく分かりました。
沢山の登場人物がいました。
アリーがどんどん1人で成長する姿もありましたが
最後の最後まで2人の、2人のための物語の映画になっていました。
ハッピーエンドではなかったけど
バッドエンドでもない、心にグッとくる作品でした。
死なないで欲しかったぁぁぁ。
うたで、こころを、つうじあう二人
稀代の表現者、レディ・ガガを迎え
自身の歌唱や当て書きした作曲も含めた
ブラッドリー・クーパーの敏腕、豪腕ぶりを
遺憾なく発揮し、表現したらめた会心の一作!
アリーとジャクソン、ふたりが出会うまでは
それぞれ孤独を抱えて生きていた。
でも運命はふたりを音楽で引き合わせた。
まさに福音(フクイン)がもたらした幸福な出会い…
ジャックが心を打ち明けたら、それにアリーは歌で
受け止め、そして寄り添う。
歌を通して対話し理解し合い、そしてふたりは
ひとつになった。そう信じ続けていたかったのに…
物語の構造上仕方のないことかもしれませんが
終盤に進みにつれ徐々に、わたしの心の芯に
響かなくなっていきました…
ふたりが歌唱するシーンなどは
俯瞰した映像で客観的に見せず
あくまで【ふたりだけの世界】を表現するかのように
アップ寄りのカメラワークでもってして
鑑賞者に感情移入させる余地を与えなかったのが
『アリー、スター誕生』と『ボヘミアン・ラプソディ』の
大きな違いだったと思います。
これは鑑賞者の好みで、どっちが良い悪いの二極論では
言い表せない種類のものだと思いますので…
わたし個人の主観としまして、今回は星三つでご勘弁!
でも、サントラ購入不可避だったほど、わたしはこの作品好きよ!
2019/01/09 劇場にて鑑賞
ユナイテッドシネマ会員サイトから転載
どこでもよかったんだと思えるほど、今が心地いい。
映画「アリー スター誕生」(ブラッドリー・クーパー監督)から。
何度も映画化された物語なので、説明不要かもしれないが、
シンデレラ・ストーリーは、どんな形に変えても私は好きだ。
「プリティ・ウーマン」しかり、主人公よりも、
その才能を見出し、磨き上げていく男性の気持ちに、
どうしても目がいってしまうのは、私だけではないだろう。
世界的ロックスターが、自分の成功よりも、彼女の成功を喜び、
今こうしている自分が好きだ、と呟くシーンがある。
「例えば、海に入る。海を漂っていてある日、港を見つける。
数日泊まるつもりが、数ヶ月になり数年に、
最初目指した場所も忘れてる。
どこでもよかったんだと思えるほど、今が心地いい。
俺はそうだった、今が気に入ってる」
何気ない会話だったけど、歳を重ねてくると、ズシリと響いた。
そう、もう自分のことよりも、未来を見つめた若者に、
輝ける場所を準備する方が楽しくなってくる気持ちはわかる。
そして、そっとアドバイスを忘れない。
「これだけは言っておくよ」「何なの?」
「魂の底まで掘り下げなきゃ長続きしない。
歌は正直なものだ。嘘は見抜かれる。
取り繕えば、今はよくてもいつか客は離れてく、本当だ。
だから手放すな。
『なぜ』とか『いつまで』と心配せずに歌えばいい。ただ魂の歌を」
やはりカッコよかったなぁ。
イーストウッドにあこがれはわかるけど
自作自演かぁ… 冒頭のギター じゃ~ん ライブしびれるね しかも 歌もいけてる
さらに酒場でのガガ この人自分の趣味ではないのですが、なんだろう この100%やりきる感 清々しい 誠実な…そりゃスターになるなあ
と これは当たりだなとニンマリしてましたが、話しが進むにつれて ロマンチックが上手く言ってない。クーパーのあの喋り方もワイルド風キザでアリーの話しではなく クーパーの話しで この人何処まで自分好き?と思ってしまいました。そうなんだよな ガガに惚れて 作ったって思ってたのだけど、違った。もし、ガガ惚れなら
きっと もっと恋人感が出たと思う。
そして、結末があれなら 彼の内面が描けていないとな あの兄貴の「誰も悪くない」が生きてこない。 人生ストーリーをアリーに話す感じでの説明セリフにしちゃっている。
これは手抜きまたは描く力不足かと
同じ自作自演の「運び屋」でクリントさんは人生なんか語らないけど 会話や仕草で伝わるよう描いてるでしょ…あこがれてるのはわかるんだけど…
色々味ありキャラも作ろうとしているけど、あまり生きてない。アリーの友達の男の子とか クーパーの近所の黒人オッサン
とか アリーの親父とその友達 とかその辺もいいセリフ風で終わってる…
クーパー君が歌上手い好きなのもわかったけど ミスキャストだと思う。ロック c&w ?のワイルドさや破滅型の闇を演じれてない。顔も善良 目付きも優し過ぎる
まあ自分って難しいよな 自惚れは皆あるか…
酷したけど また撮ったら見てみようと思ってます。
ガガと音楽シーンでまあいいかぁ
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