アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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ジャックの心の闇
歌がすばらしい
好き嫌いが分かれる映画
戦犯は監督のブラッドリー・クーパーか
個人評価:3.4
ガガ様のPV映画にならなければよいなぁ、という不安と予想は的中する事になる。ストーリーは進むにつれて盛り下がり、後半は蛇足の物語。
それでも前半は映画として観れるのは、作品の力ではなく、レディー・ガガのパフォーマンスによるものだろう。
歌曲賞でオスカーをとるに相応しい涙腺に届く歌声。
それは本来備わったパフォーマンス力。見た事はないが、実際の本域のパフォーマンスのガガのライブは比にならない筈だ。
宣伝文句にすぎないだろうが、イーストウッドが撮る予定だったという本作。イーストウッドならレディ・ガガの最高のパフォーマンスは序盤から安売りせず、最後に持ってきて、より物語をリアルに作ってくれただろう。
ブラッドリー・クーパーの安すぎる演出のガガPVになったのは残念。
アリー&ジャクソンフォーエバー
女優ガガ様は想像以上に素晴らしかった!
一介のウエイトレスが偶然巡り合ったチャンスを手掛かりにスターダムを駆け上がる物語。その一方で、コマーシャリズムに吸い尽くされて挙句の果てに自滅して行くスターの姿を通じて、アメリカショービジネス界の内幕もさり気なく描く。ストーリー全体の流れは、結末は少しショッキングなものではあるものの、まずまず想定の範囲内と思えるもの。やはりこの作品の焦眉は、女優としての才能を魅せてくれた歌手ガガの圧倒的な存在感に尽きていたと思います。奇抜なメイクとファッション、そして言動でいつも話題を振り撒く彼女ですが、思っていた以上に(ガガさんごめんなさい! <(_ _)>)可愛らしいルックスと相俟って、なかなかに素敵でした。
歌が生っぽく迫ってくるので引き込まれました
ありー?!
ちゃんと数字を調べてもないので、憶測だけれど、この映画は期待したほど、日本では興行収入が伸びなかったんじゃないかな。
恋愛映画なのに、相手役が(もちろん役柄が、ですよ〜)アル中でヤク中って‥‥。元々さわやか系よりワイルド系の方がタイプですが、それでも、「この人、息くさそうだな、ちゃんと歯みがいてるかな」とキスするたびに、顔が自然とゆがみ。
途中で、観客の5,60代の男性が2人、出て行ったまま戻らなかったのですが、とても気持ちがわかりました。私も時刻を何度か、確認してしまった。
ただ、ラストの、アリーちゃんがグラミー獲得する辺りからの展開は、とてもドラマティックで感動的です。強く愛し合う2人の姿に泣けます。
スター誕生のストーリー展開や、雰囲気に慣れ親しんでいるアメリカ国民の方々は入りやすいと思うのですが、日本国民にとつては、アンコンフォタブルかな。
過去のスタア誕生を上書きして21世紀に生きる私達のスタンダードとなって長く記憶に残るだろう
心が震えました
そして泣きました
4度目のリメイク、翻案作品は数知れず
もはや日本でいえば忠臣蔵並みに世界中の誰もが筋書きを知っています
どう展開して結末はどうなるのかも私達は知り尽くしているのです
しかし、それでもなお感動するのです
あのジュディ・ガーランドという天才の名演と歌唱が多くの人々の記憶に刻まれています
彼女を基準に比較されてしまうが故にこのスタア誕生という古典に挑戦することは物凄く大きな勇気が必要なはずです
それでもなお果敢に挑戦した、レディ・ガガの気概たるや恐るべきものです
そして、その挑戦に勝利していると断言して良いと思います
レディ・ガガは21世紀のジュディ・ガーランド足り得る実力を示して見せたた思います
芸のレベルでいえばまだまだ及ばないかも知れません
しかし彼女の表現力と実在感はジュディすら凌駕していると思いました
音が素晴らしい
ロックの音がしています
ミキシングとトラックダウンにロックの事を分かっている人が関わっていることが、冒頭いきなり分かります
ジュディ版と比較したときに、本作はジャクソンに焦点が多く当てられています
それは冒頭のステージでの歌詞、アリゾナでの話と重層的に彼の人格と人間性の成り立ちをしっかりと描かれています
それにより鏡の向こう側のアリーの姿が一層際立つことになりました
ガガの等身大の姿とステージ立つスターとなる虚像との乖離
ジャクソンの心との距離を楽曲とダンスのシーンで見事に表現しています
サタデーナイトライブのアクトは売れ線でありマネージャーが代表する音楽産業的には全くの正解であって正しい方向です
しかしそれを見て落胆するジャクソンの気持ちが痛いほどに伝わる名シーンでした
彼もそれが正しいことは十分に承知して理解しています
しかし違うものは違うのです
決定的瞬間でした
ジャクソンとアリーの森の中の家
ジュディ版の海を望む全面窓が多用された家のイメージを継承していました
1976年版と比べると本作は完璧にこれを下敷きにしています
ジャクソンは姿形、楽曲まで似せています
バーバラストライサンドは流石の歌唱でした
けれどハッキリいって本作の方が上です
ガガの表現力はとんでもないレベルということが
良く理解できます
脚本も1976年版で描き切れなかった部分を完全に補完してくれています
改めて本作の素晴らしさを実感しました
スターは世代交代を繰り返し、時代は流れて行きます
ガガ版のスタア誕生は、過去のスタア誕生を上書きして21世紀に生きる私達のスタンダードとなって長く記憶に残るのではないでしょうか
それ程の名作だと思います
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