アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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なぜ?
アリーがスターダムにのし上がっていくところはよく描かれている。
特にジャクソンがアリーを見出し、一緒に歌うシーンは鮮烈だった。
そのために、役者であるブラッドリー・クーパーは1年以上のボイストレーニングを行い、何人ものロックスターに会いにいって研究を重ねたという。
本物のロッカーの声になっていたのには驚きだ。役者とは、その演技のためには本物以上になりきることができるというのは本当だと思った。
レディ・ガガももちろんうまいと思ったのだが、ちょっと太り気味だったのにはがっかりした部分もあった。
そして何よりも裏切られたのがジャクソンの死だ。
その必然性が見えないのだ。アリーは最後までジャクソンを愛していた。
ジャクソンも酒ずけの毎日からの脱却を目指していた。それなのになぜ?
アリーのマネージャーの言葉があったからか?
そんなにも弱くはないはずだろう。ジャクソンの生い立ちからして、そんな言葉一つでくたばるほど柔くはないはずだと思う。
だから、その最後は残念だった。
アリーの歌以外に見所無し
愛の物語
いかなる理由があろうと、ああいう結末はダメ
ガガって凄い。
成功物語でも、ラブロマンスでもなく
レディー・ガガの映画かとおもいきや、ガガの立ち位置はジャックという登場人物の不幸と苦悩を照射するスクリーンに過ぎず、主役はおそらくタイトルとは裏腹、ジャック役、ブラッドリー・クーパーの方で間違いないと思う。
直接、表現されないジャックの人生がアリーを通して、ちらほら透けて見える。このパーツパーツをゆっくりとつなげ直した時、見えてくる全貌と果ての結末に、一方でのアリーの成功に悲しみが止まらない。
これは成功物語でも、ラブロマンスでもなく、癒えない心の傷の物語だ。
やや全体が長く感じるのは、ガガサイドから注文でもあったせいか。カット割り、シーン構成を整理しなおせばもっとよくなる気がしてならない。
そこがもったいないけれど、間違いなく何度もリメイクされただけはある良作だ。
2018の最後の日に
歌、曲を楽しむ(泣けたならさらにお得感のある)映画
上半身を映さないでベルトを持って歩くシーン
スター。
レディ・ガガでだいだいのことは良く見えてしまうのは、それはそれで納...
これはもう、ライブなんだよ
レディー・ガガのライブの裏側全部見せます!これまで明かされなかったガガの全貌がついに明かされる!的な…
ベタベタ触りまくるジャクソンと嬉しそうにそれを受け入れるアリーのシーンが、ムダに多く長く、どんどん気持ち悪くなった。
それはそれとして…
レディー・ガガ演じるアリーの歌唱シーンは本当にすごい。まさに圧巻。なんだけど、この映画はそこに頼り過ぎてて、はっきり言うとそれ以外特に惹き付けられるところがない。
ストーリーがありきたりなのでどうしても全体がたるみがちで、それを覆すほど登場人物に感情移入できればそれでも良いんだけど、メインの二人に魅力を感じられなく(なんせ二人のラブシーンに吐き気がしていたので)、退屈だった。歌唱パートはよ、って感じ。もはやアリーというよりレディー・ガガの歌い手としての魅力を前面に押し出したレディー・ガガの新作MV。映画としての完成度は低い。
どうしても同時期に上映されたボヘミアンラプソディと比べてしまうけど、自分はボヘミアン-はかなりの傑作だと思ってて…まぁ、自分はQueenの世代なので、その分補正がかかっているのかもしれないけど。
個人的な意見としては、この映画はガガのファン専用。レディー・ガガのライブの裏側全部見せます!これまで明かされなかったガガの全貌がついに明かされる!的な映画。
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