アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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ドラマと音楽が見事に噛みあった秀作
歌手を夢見ていたが、現在はレストランの裏方をしているアリー(レディー・ガガ)。
唯一夢を繋いでいるのは、週末に、ドラァグクイーン・バーのショウの中で歌うこと。
そんなある夜、人気ロック歌手のジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)がふらりと店に立ち寄り、アリーが歌う姿を目にする。
彼女の歌を聴いて、図らずも涙したジャックは、ショウの後にアリーを店の外に誘い、街なかを彷徨する・・・
といったところから始まる物語で、何度か映画化されている『スタア誕生』のリメイク。
これまでに観たのは、前々回のヒロイン=ジュディ・ガーランド版と前回のバーブラ・ストライサンド版で、前回から40年ぶりのリメイクになる。
今回も、前回と同じく、スター=歌手の設定。
話はわかっている。
既にスターの立場にある男性が、無名の原石の女性をみつけ、彼女が輝くのと反比例して、男の方が堕ちていく・・・
その枠組みは変わらない。
が、今回は、男性側にかなりの比重が置かれていて、人物設定が深い。
これまでの、堕ちていく過程がどことなく通り一遍だったのに比べると、今回は、はじめから堕ちるべく萌芽がある。
ジャクソンの過去、父との確執、兄との確執、生まれつきの聴覚難、そして症状の増悪・・・
そういったものから、逃れたいかのように、ステージ以外では酒とドラッグに浸っている。
これがドラマに深みを与えた。
(まぁ、女性からみたら、甘ったれている・・・という印象もあるかもしれないが)。
なので、ヒロイン側の人物設定がやや弱く(といっても、家庭背景などはきっちり描かれている)、音楽に対する情熱がややブレているようにも見える。
(というのは、成功するにしたがって、レディー・ガガ本人にしかみえないようなシンガーになってしまう)。
だが、これも最後の最後で帳消し、ジャクソンと出逢ったときの音楽への想いを取り戻し、彼への愛として歌い上げるから。
とにかく、音楽シーンが素晴らしい。
試写会の前説で、音楽シーンは同時録音だったとのこと。
ほんとか?とも思うが、たしかに「生」の雰囲気が充分に出ている。
特に素晴らしいのは、ふたりがはじめてステージで歌うシーン。
これはまさに圧巻。
ドラマと音楽が見事に噛みあった秀作でした。
感情を揺さぶる歌声と演技
スーパースターのジャックと
歌手を夢見るアリーの
心の機微とその変遷を
襞を開くようにじっくり描いた
ひたすらエモーショナルな作品。
出会いのシーンからして
冗長なほど時間を割いているが
主演ふたりの演技に説得力があり
その後のふたりの浮き沈みに
心を痛めることになる観客にとって
刻み込まれるように印象的な序盤。
ガガの歌唱力はさることながら
クーパーの歌声にもぐっときた。
往年のカントリー歌手を想わせる
郷愁を誘うハスキーで渋い歌声。
そしてクーパーとガガで披露される
アリーの運命を変える「shallow」
サビで震えがくるほどでした。
前半はエモーショナルな歌声に
後半はエモーショナルな演技に
きっと酔わされることでしょう。
ラストのワンシーンに泣かされました。
ジャックの兄を演じる
サム・エリオットの演技にも注目を
複雑な立場の苦悩が滲み出てます。
新人監督に怖いもの無し!
カメラワークが大好き。
ちょい長い作品を上手く仕上げています。
ベテラン監督なら絶対ワンカメ長回しで行くんじゃ?ってシーンも小気味良く編集されてます。
自身がステージに立ちどう見られるのがカッコいいのか新人故計算し尽くしたのでしょうか?
そしてガガ様の歌唱力。
この作品は彼女無くしてここまで締まらなかった。
知らないうちに涙が出ていました。
ジャックが自身の生い立ちを語る時、オチがちょっと見えちゃうんだけど逆にアリーの舞台にかける決意が見えて良かった。
アリーがジャックのステージに引っ張りあげられる前、ジャックのステージかみてにどっかの人に騒がれそうな放射状に広がる赤いラインが…(ボヘミアン〜みたいに塗りつぶされないことを祈る)
完全にガガに打ちのめされた
ブラッドリー・クーパーの寂しげな瞳と、レディ・ガガの歌声に完璧に打ちのめされた
名作映画「スタア誕生」リブート版
街のバーで歌っていたアリーが、ロック歌手ジャックに見出されてプロの歌手となり、スターへと成長していく姿を描く
ロック歌手のジャックがアリーと出会った頃、彼は難聴と耳鳴りとアルコール依存症に悩まされていた
歌手として「耳が聞こえなくなる」という恐怖は、どれ程恐ろしかったことだろうか
そのためか、酒が手放せなくなり
依存症になってしまう
そして、ちょうどその頃、彼は「アリー」という輝く才能に巡り合う
アリーもまた「容姿が悪い」という理由でオーディションに落ちた経験から
歌手になることを諦めていた
そんな二人が出会い
互いの落ちた状況から救い会う存在となっていく
ジャックは歌への情熱をよみがえらせ
アリーは歌手として注目を集めるようになる
そして、二人は共に歩み続けることを誓い合う
しかし、常に二人が同じスピードで歩き続けることは難しい
一人はゆっくり休みたいのに、もう一人はスピードを上げなければならないこともある
そして遅れてしまった方は
「重荷なのでは…」と思い詰めようになる…
でも、二人とも歌手だから、そんな精神的なバランスの悪い状況でも、歌をうたい、目の前にいる人たちを幸せにしなければならない
その相手の立場をお互いによくわかっているだけに
「愛する人に対してどうすることが最善か」
を考えて、考えて、考え過ぎてしまう
そんな二人の愛が切なくて、後半はボロ泣きだった
スターとは光り輝く存在で、私たちの心を明るく照らしてくれるけど
その影で、より光り輝かせるために、必死になって支えている人がいるんだと思った作品
これは、アリーというスターが育つまでを描いた作品だけれど
レディ・ガガという女優が誕生した映画でもあった
そのガガは最初から最後まで、全てにおいて圧巻だった
ごめんなさい、無理でした
以下、合わなかった理由です。
好きだったひとは読まないでください。お願いします。
1
Lady Gagaの歌がうますぎて、デビューできないのマジ?ってなる。
あと、デビューできない理由が顔っていうのは無理がありすぎる。意味がわからない。。
2
Jack、初対面の人間にベタベタ触るな。
3
Allyの父親、娘(女)がいないからって台所と居間を散らかすな。腹が立ちます。自分で片付けろ。同僚も、禁止されてるならタバコを吸うな。
4
Jack、Allyが売れるからって、顔にケーキを擦り付けるな。最低だ。あの場面、なんなの?いる?不愉快
他にもたくさん不快で不可解な場面があり、高評価なのが謎です。Gagaの歌は素敵です。
最後もなんか...はあ...って感じだった。。。
Golden globeは、Hereditaryをノミネートしてください。
音楽の力
これまで個性の強い女性が演じてきた映画である。1954年ジュディ・ガーランド主演の『スタア誕生』、1976年にはバーブラ・ストライサンド主演『スター誕生』 、そして2018年はレディ・ガガ主演で『アリー/スター誕生』である。前作二本の映画を観た記憶と昨晩の試写会でガガ版を観た感想を少し。映画は時代を映す鏡ですから比較する事は出来ません。感動を与えるための撮影機材や視覚効果技術はとてつもなく進化しています。過去の膨大な映画作品や音楽を聴いて育った子供たちが大人になり新たな創造主として作品をつくる。リメイク作品は前作を超えなければならない宿命である。その観点で評価すれば成功したと言えます。今を生きる現代人の感性にマッチした作品に仕上がっている。とにかく音楽の力が凄い。ヒップホップ全盛のアメリカで古きよきアメリカンロックやスローバラードが野外ライブ会場に轟き渡り心に響きます♪クイーン伝記映画『ボヘミアン・ラプソディー』がヒットしている。あの時代のロックを時代は求めているのかもしれない。
長めのMVを観たと思えば…
さすがにちょっと
最初の3分で最後までの展開が全て読めてしまいます。
そしてその通りになります
特に誰かの演技が下手とか、演出が悪いとかいうことは全くないんですが最初から最後までずっと既視感が抜けない映画
脚本が問題なのか...
ガガの歌唱力は確かにさすがですが
書き下ろしの曲も shallow 以外はあまり
映画というよりは長めのMVといった感じ
映画を見て時間を損したと思ったのは久しぶりでした
10代の頃に見ていれば感動出来たかもしれません。すごくすごく普遍的でローコンテクストな、アメリカらしい映画です
GAGAファンですが…
私がドキュメンタリーをあまり観ないからなのか、
ストーリーとしてはいたって普通でした。
(展開が読めてしまった)
歌唱力はやはりさすがだな、と思いますが、
GAGAファンなのでまあ特別感動することもなく…
ただ、女優GAGAを観るには楽しいかもしれません。
苦しい
個人的にものすごくショックだった。自殺シーンが尾をひいて、最後までもやもやが消えなかった。
自分は自殺しなくてよかった、自殺はやっぱりいけないと思った。もし自殺していたら、あんなにも周りを苦しめていただろう、と気づいた。「苦しんでいたことを自分に言ってくれなかった」と周りもずっと苦しみ続ける。こんな苦しみがあるだろうか。
友人が、あのまま彼が生きていたら、アリーも駄目になっていってしまっただろうと言っていたが
ではどうしたらよかったのだろう…。
彼女の魂の叫びのような歌声で、多くの人が魅了されたことは確かだが、果たして彼女は幸せなのか。
わからない…。
ただ確かなのは、彼女は自分の置かれている現実を見つめ、苦しみから立ち上がり、また歌い始めたこと。
ずっと聴いていたい。
絶対的歌姫が誕生する瞬間に立ち会う
ガガ様の表現力たるや!
一曲目の『ラ・ヴィ・アン・ローズ』で心を鷲掴みにされ、ブラッドリークーパー演じるジャクソンと同じタイミングで涙を拭っていました。
『愛の賛歌』を彷彿とさせるラストが圧巻!
喜びも、悲しみも、人生の全てを歌で昇華させることの出来る…まさにエディット・ピアフ級の歌姫が誕生する歴史的瞬間に立ち会ったよう。
身震いするほどの感動に包まれました。
常々シャンソンは一人芝居だと思っているので、シャンソンを歌える歌手の演技が、上手くないわけがない!!
いわゆる“スター映画”とは一線を画すガガ様の演技力は、前作の『スター誕生』で主人公を演じたバーブラ・ストライザントと並び、グラミー/アカデミーW受賞者となるかも?!
ドラマティックに人生そのものを歌い上げ、平凡に生きている私達に、あたかも同じ体験をしたかのような感動を与える事が出来る、たぐい稀なる存在。
残酷な神に選ばれたとしか思えませんが、辛い出来事も歌姫の覚醒には必要不可欠だったような気がします。
観ている最中、何故だかバレエ映画の『ブラック・スワン』がよぎって仕方なかったのですが、撮影監督が同じ方でした!
表現者のパフォーマンスを空気ごと切り取ったような、狂気をはらんだ映像に引き込まれます。
“表現者”としてのアリーが見せるプロフェッショナルな眼差しがとにかく魅力的で、一瞬にして射抜かれてしまうのですが、
うって変わって、普段のアリーが見せる飾り気のない表情はとてもキュートで、まるで少女のよう。
ガガ様の新たな魅力にメロメロでした。
新たな魅力と言えば、ガガ様にはいつも驚かされている気がします。
ジャズアルバムを出した時も、改めてその高い歌唱力に驚かされましたが、
なんと言っても、アカデミー賞授賞式で『サウンド・オブ・ミュージック』を歌ったのには、ブッ飛びました。
「こんなに伸びやかな歌も表現できるなんて!!」
サントラレコードで育ち、5才でジュリー・アンドリュースの日本公演に行く程ファンの私をも涙させる歌声に、ただただ脱帽でした。
オペラのマリア・カラスは“ディーヴァ アッソールタ/絶対的歌姫”と呼ばれているそうです。
“歌が上手い”とはレベルの異なる表現力の持ち主のことを指すのではないかと思いますが、
既にガガ様は絶対的歌姫の域に達しているでしょう。
ジャズ、ミュージカル、シャンソンと、各ジャンルの絶対的歌姫達のナンバーを歌いこなし、いったい次は何で私達を驚かせてくれるのか?
そのうちガガ様のオペラを聴ける日が来るかもしれませんね。
#アリースター誕生#アリー
長い
試写会で見ました。
中高生が書いた夢小説をハリウッド予算で作った映画って感じ。
それかレディーガガ信者のための映画。
歌唱パート以外がダルすぎる。
顔が悪くてデビューできんとか嘘すぎない?
普通に美人だしスタイル良いやんけ〜!
レディーガガはさすがに良かったけどブラッドリークーパーの歌声はイマイチだと思った。
全米大人気の歌手設定ならもう少し声に説得力のある人にして欲しい。
主人公アリーの一般人時代がドン底ではなくそこそこ楽しそうに生きてるのでスターになったカタルシスがあまりない。
ジャックが最後までどうしようもない男だったのがここまでご都合主義できた話なんだからもう少し何とかならんのかいと思った。
曲もシャロウ以外これといって印象に残らなかった。
同じ歌手として夢を掴む映画ならパティ・ケイクスみたいなドン底からやって欲しいしみんなパティ・ケイクスを見て欲しいほんと面白いので。
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