「うたで、こころを、つうじあう二人」アリー スター誕生 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
うたで、こころを、つうじあう二人
クリックして本文を読む
稀代の表現者、レディ・ガガを迎え
自身の歌唱や当て書きした作曲も含めた
ブラッドリー・クーパーの敏腕、豪腕ぶりを
遺憾なく発揮し、表現したらめた会心の一作!
アリーとジャクソン、ふたりが出会うまでは
それぞれ孤独を抱えて生きていた。
でも運命はふたりを音楽で引き合わせた。
まさに福音(フクイン)がもたらした幸福な出会い…
ジャックが心を打ち明けたら、それにアリーは歌で
受け止め、そして寄り添う。
歌を通して対話し理解し合い、そしてふたりは
ひとつになった。そう信じ続けていたかったのに…
物語の構造上仕方のないことかもしれませんが
終盤に進みにつれ徐々に、わたしの心の芯に
響かなくなっていきました…
ふたりが歌唱するシーンなどは
俯瞰した映像で客観的に見せず
あくまで【ふたりだけの世界】を表現するかのように
アップ寄りのカメラワークでもってして
鑑賞者に感情移入させる余地を与えなかったのが
『アリー、スター誕生』と『ボヘミアン・ラプソディ』の
大きな違いだったと思います。
これは鑑賞者の好みで、どっちが良い悪いの二極論では
言い表せない種類のものだと思いますので…
わたし個人の主観としまして、今回は星三つでご勘弁!
でも、サントラ購入不可避だったほど、わたしはこの作品好きよ!
2019/01/09 劇場にて鑑賞
ユナイテッドシネマ会員サイトから転載
コメントする