「うっ…やられた。」アリー スター誕生 bassmanさんの映画レビュー(感想・評価)
うっ…やられた。
予想外に胸をえぐられた。
確かにある程度の期待はしていた。しかし、こういうタイプの映画は普段はあまり好まない。
と言うわけで、力まずに映画館へ。幸運なことに平日に行ったが、お客さんは案外入っていた。
始まり方のシーンはロック好きは「うわあ来たかー。ギターかき鳴らしたら観客のテンションが上がるとか思うなよ。」と思っているうちにテンションが上がっていた。
やがて有名なシーンに。アリーのラヴィアンローズ。この時点で何故か感無量。ネタバレして観たからなのかも知れないが、切なさが込み上げてきた。ジャックとアリーの運命的な出逢い。
あれやこれやと二人は恋仲になり、ジャックのお陰で名前が知られたアリーはどんどんとソロの人気シンガーになっていく。
ジャックは素直に喜ぶ反面、納得できないんだなー。そして酒に溺れていく…。
この映画は、全部○○のせいだ!みたいな悪者が登場せず、人間の難しさが浮き彫りになっていると思う。
*見終わってしばらくは放心状態でした。
帰途、電車を待つ頃になってようやく「もう一度、君たちの姿が観たい。」と感じました。安くなる時期を狙ってレンタルしたいです。
この感想は例の台詞をもじったものですが、脚本にまんまと乗せられた(笑)
もう一度映画が観たくなるようにあんな台詞を入れたのかもと思ったりもします。
それにしてもブラッドリー・クーパーには脱帽。渋い。渋いぞー!自分の魅せ方をわかっている!bassmanにもその男前を分けてくれ、なんて(笑)
おすすめポイント
・人間関係のドラマ
・登場人物のリアリティ
・レディー・ガガの地味なのに可愛い姿
・所々違う味わいを持つ "shallow"