「妻のアイデンティティとは何か」天才作家の妻 40年目の真実 Joさんの映画レビュー(感想・評価)
妻のアイデンティティとは何か
原題は「THE WIFE」で、主人公はノーベル文学賞受賞者の妻。
物語の夫は社会的に成功を収めているけれど、その有無にかかわらず、専業主婦のアイデンティティって何なのだろう、と常々思っているので、この映画でその疑問を改めて考えさせられた。
夫の成功に対し「内助の功」とか「糟糠の妻」とか、そんな風に妻であるパートナーを、表現するのは違うんじゃないかな。
それで満足している妻も多いと思うけど、主人公は普通の主婦ではないから、夫婦とは・・・みたな普遍的な課題を一層観る側に訴えかけてくるようだ。
超複雑な胸の内を目で表現していたグレン・クローズは凄いと思うな~
真の夫婦の絆って・・・綺麗ごとだけではないよね。
1960年代の物語だから存在しえたのかもしれないな~なんてね。
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