「抑えた、受けの演技に徹したグレン・クローズに拍手!」天才作家の妻 40年目の真実 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
抑えた、受けの演技に徹したグレン・クローズに拍手!
7回目のノミネートでもアカデミー賞主演女優賞が取れなくて残念だった。エミー賞もトニー賞も何度も受賞しているし、友だちのメリル・ストリープは何度も受賞しているのになぁ。どうもアカデミー賞は実在の人物に弱い。確かに、卑屈でありながら、傲慢さも見せたオリヴィア・コールマンも素晴らしかったけどね。観る前は、妻は自信満々で、夫を支配しているような人かと思っていたら、どうしてどうして夫をかいがいしく世話する理想的な妻に見えた。そして、秘密を暴こうとする記者に対しても毅然とした態度でかっこよかった。日本ではあるあるなので、驚かないが、アメリカでもそうなんだなぁと悲しく思った。有川浩、恩田陸、桐野夏生などなど、一見男?と思える人気女性作家はたっくさんいる。男名前じゃないと、売れないんだね。アメリカでもおんなじかぁ。男女同権っていうけど、現実はまだまだ厳しいなぁ。
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