「【”スール・キートス!”正直者のオンネリとアンネリが買ったおうちはドールハウスのよう。悪人が誰一人出て来ない、尚且つ美術も魅力的な、素敵で可愛い作品である。 多幸感溢れる作品でもある。】」オンネリとアンネリのおうち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”スール・キートス!”正直者のオンネリとアンネリが買ったおうちはドールハウスのよう。悪人が誰一人出て来ない、尚且つ美術も魅力的な、素敵で可愛い作品である。 多幸感溢れる作品でもある。】
■作品の印象<Caution! 内容に少し触れています。>
・原作はフィンランドでも有名なシリーズだそうであるが、不勉強ながら知らず。けれども。北欧で優れた児童文学が多く生まれるのは、劇中で心優しいお巡りさんが”長い冬が終わって、ようやく春だ・・”と言うように、冬の間、子供たちに語る物語が必要とされたからだろう。
・正直者のオンネリとアンネリが”正直者に上げます”と書かれた封筒に入っていた大金を拾い、正直にお巡りさんに届けて、”君達は正直者だからこのお金は君たちのものだよ”といわれ、バラの木夫人からドールハウスのようなフィンランドの家具やインテリア、食器や小物、お揃いの服まで、何から何までとってもおしゃれでかわいい内装が素敵な家が、観ていて楽しい。
・体系ののまんまじゃないか!というノッポティーナとプクティーナ(この二人は、優しい魔女かな・・)のカラフルな衣装も良い。
・隣のちょっとおっかないボーシュ叔母さんも実は、旦那さんを亡くしていて心が沈んでいただけだった・・。
- そして、オンネリとアンネリを通じて、40年振りに仲直りするボーシュ叔母さんとお巡りさん。プロポーズのシーンも良いね。-
・ドロボーしてしまったアイスクリーム屋さんも、決して悪人ではないし・・。
- 皆で作るアイスクリームの美味しそうなこと!-
<オンネリとアンネリのお互いの両親は、忙し過ぎて2人がいないことに気がつかないのだけれど、正直者の二人の女の子の周りには、心優しき人達がいつの間にか集まって来る。
そして、二人は仲良く、自立心を持って、日々を楽しく過ごす。
悪人が誰一人出て来ない、尚且つ美術も魅力的な、素敵で可愛い作品である。
ちょっと、嵌ったぞ。>