人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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68点
思わず涙
脳死がテーマと言う、なかなか重い内容。
早い段階で娘が脳死、ここから1時間以上何をするんだろう?と思ったがしっかりと内容があって、どんよりした気持ちながらも最後まで飽きずに見られた。
篠原涼子はすごいね、途中途中ホラーかよ、ってレベルでゾッとするような笑顔。
家族や、まわりの人達、お医者さん、色々な人の気持ちがとても胸に刺さり誰の立場が正解なのかわからない。
最後の方で娘が起き上がるシーンはえ?まじで?でも映画だからそれでもよいよね!って思ったけど、現在同じようなシチュエーションで苦しんでる家族がいる世界で安易な幸せを表現するのはよくないですもんね。
エンディングはしっかりと現実を見据えた着地点。
家族のその後はわからないがこれがキッカケで幸せになってることを願う。
残念なのは、ラストのこれでもか、と言うほどの少年は心臓移植で元気になったアピール。
家の入院中の写真や、最後の心臓に手を当てるシーン。
写真はまだよいけど、心臓に手を当てるシーンはいらない。
そこまでしないと視聴者はわからんだろ?と監督からバカにされてるような気持ちになった。
倫理観
作品の構成として何がベストなのかは分かりません。ただこの作品を観て多くの人が、人の死について、脳死について、子どもの臓器提供について、考えるきっかけになればそれでいいのではないでしょうか。
個人的には、ひとりひとりの感情がリアルだと感じました。実際に人間が死を受け入れるにはこれほどの時間が必要です。脳が死に、その人らしさが失われたとしても周りの人間は簡単に認められません。たとえ脳死判定を受けたとしても、それでも臓器提供を受け入れられる人は少ないのではないでしょうか。
最終的に大切にするべきなのは、その人の意思ですよね。この作品でも"もしみずほちゃんだったらどうするのか"これにより最期を決めていたかと思います。
何をもって死なのか
涙が止まらなかったー。自分が親だったらと想像してみたら、やっぱりこ...
結局は自分が何を信じるか
重過ぎるテーマを扱いきれなかった印象
脳死とは人の死なのか。そして、脳死状態の人の現状を維持し続けることは正しいのか。と、いった、重くそして難しいテーマの本作。それは一概に答えの出ない問題ですが、この作品の場合に限るならば、正しくなかったと断言できます。
脳死状態の我が子を、狂気的とも言える措置で守ろうとする母親。それは分かるのですが、その狂気に巻き込まれる周囲、特に子どもたちが不憫で見ていられません。
問題提起をするのであれば、もっと賛否が分かれるような状態を見せて欲しかったです。これではただただ、脳死状態は関係なく、母親が子の死を受け入れられずにおかしくなっている、と受け取ってしまう人もいると思います。
重いテーマに作品がついてこられなかった印象を受けました。
人は二度は死なない
4
脳死状態の娘を親として...
考えさせられる
我得のキャスティング
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