人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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テーマは良いのだが…
どの登場人物の視点で観るかで かなり評価が分かれそう。
重たいテーマの割に前半はテンポ良く話が進む。
が、後半は変な演出が各所に見られる。
えっ?ここからサスペンス展開になるのって思わせたり、おどろおどろしいBGMがかかったり…。
あと、子役の男の子が不細工なのが残念だった。
良かった。
今年観た邦画の中で1番良かったです。
原作は知らず、映画の予告を見てこれは絶対面白そう!と思い観ました。
実際内容は色んな事を考えさせられる物だと思いました。ただ私は1番感じたのは家族の愛がすごく伝わってくる映画だと思いました。
本当に涙の出る映画だと思います。
難しいテーマ
プールの事故で脳死状態になった娘と両親、周囲の人間模様を描くヒューマンドラマは、医療や科学の進歩と同時に、私たちに倫理観を問うているかのようでもありました。
脳死、心臓死、臓器提供etc.に加え、現時点では神の領域だろうテーマが切なく、それぞれの葛藤や、ちょっと衝撃的な展開にも息を呑みました。
ただこの状況、この環境で同じような提案や選択肢があったとしたら、藁をもつかむ思いで″やってみたい″と思うのが普通の感覚のような気もします。
いきなり目の前の大切なものを奪われて、ただでさえ普通の精神状態ではないのですから。
そして、その結果、心が壊れかけてしまうのも、これもまた十分に考えられること、誰にでも起こり得る事なのだと思いました。
そういう怖さや危うさがあるのが人間なのだという想いの反面、限りない優しさも秘めた作品、映像的な見せ方も完成度が高く、堤監督らしいジャンルを超えた面白さを感じました。
原作者自身もそうですが、″涙がとまらない″みたいなプロモーションで、実際途中からすすり泣く声も聞こえてきて、ラストは号泣した方も多かったようですが、私は泣くことはなかったし、そういうタイプの作品にも思えず、これには少々違和感を感じました。
考えさせられる映画
原作も読んでいましたが
映画、すばらしい出来でした。
途中は深すぎる内容のため
涙がでなかったのですが、
俳優陣の演技がみなさん素晴らしく
引き込まれました。
子役のみなさんの演技も本当に本当に
すばらしかったです!!!
そして、最後の絢香の曲がよかった。
鳥肌がたちました。
子を思う親の心
試写会で拝見しました。
東野圭吾さんの原作と言うのが1番の観たいと思った作品。
題名の 人魚の眠る家 にどんな話?と興味が沸きました。
小さな女の子に降りかかった不幸
それを現実的に受け入れられない両親
親なら子供がどの様な状況に陥っても守ってあげるだろう。
たとえそれが周りから見て異様な光景に見えても。
悲しい話ですが最後はホッと出来た終わり方でした。
子を思う親の気持ちに泣けました!
全ての人に見て欲しい作品
不慮の事故で当然娘が脳死状態に。
何をもって死とするのか社会問題を扱った作品であり当事者のそれぞれの思いを色濃く描き観客に問いかける涙無しには見られない素晴らしい作品でした。
子役含めたキャストの演技、音楽が心に突き刺さります。
脳死は生なのか、死なのか
これは面白かった!
人間の命と魂について、とても考えさせられる話だった
離婚寸前の夫婦、薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)には、小学校に入学する前の娘 瑞穂と、その弟 生人がいる
ある時、瑞穂がプールで事故に遭い、意識不明の状態で病院に運ばれ、脳神経外科から「脳死のような状態だ」と診断されてしまう
この映画は、その夫婦が「脳死かも」と診断された娘の瑞穂について、ある決断をくだすところから話が始まる
そこで、考えてしまう
もしも、自分の家族が「脳死かも」と判断されたら、延命措置をするか、それとも、
脳死判定をして、完全に脳死とわかったら、延命措置をせずに、臓器を提供するか
たとえば、これが支持している宗教がある人に起きたことだったら、その判断は牧師さんにゆだねられるかもしれない
けれど、日本には宗教的倫理観が薄いから、このお母さんのような常軌を逸した行動も考えられるし、実際に、こういうことをする人も、近い将来に出てきそう
この映画は、そういうあらゆる可能性を考慮して、観ている人に「あなたなら、どうしますか」と問いかける
その中で、この映画が秀逸だなと思ったのは、この話に原作者の東野圭吾が「人魚の眠る家」と名付けたこと
全て見終わった後に、そのタイトルを思い、「なるぼどね」とうなってしまった
あまり言うと、ネタバレになってしまうので言えないけれど、
鉢植えに、毎日「かわいいね」と言いながら水を与え続けると「美しい花を咲かせる」と言われるように
医学的に「脳死」と判断されたとしても、その眠っている本人に、話しかければ、何か奇跡が起きるんじゃないかと思ってしまうこと
どんなに医学が発達しても、脳死状態の頭の中のことなど、誰も知ることはできない
もし、その世界に興味があったら、この映画を観て欲しい
時おり「これはホラーか?」と思わせるところもありつつ、お母さんの娘を思う気持ちに思わず泣いてしまう場面もある
殺気立った篠原涼子の演技もオススメ
何をもって人の死とするのか…
試写会に行ってきました。
原作:東野圭吾、監督:堤幸彦、主演:篠原涼子。
この三人の名前を見ただけで勝手に期待が高まってしまうぐらい豪華な顔ぶれ。
泣きました。
何をもって人の死とするのか…とても難しいテーマが根底にあり、もし自分だったら…と考えながら観ていました。
登場人物全ての気持ちが間違いではないから難しいし、悲しい。
堤幸彦監督はやはり凄かった!
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