キカのレビュー・感想・評価
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マンボはCUBAでスペインとは無関係。マンボNo.5はイタリアの大女優のもの
現実ではあり得ない色で、補色だとかと反対色に彩られた備品や壁紙でエキセントリックでモダニズムな空間を作って、如何にも芸術作品に見える。しかも、扱うストーリーはシュールレアリスムの如くタブーの垣根を低く描いている。
しかし、この映画は老いぼれのク●ジジイが描いた変態な犯罪映画でしかない。まさか、この映画の中の小説家と同じ願望願望がこの●ソジジイにあると言うのだろうか?
日本人の脱亜入欧に辟易するが、こう言った映画を、スペイン映画の巨匠が描いた映画としてみたくない。
赤い車の背後に黄色い向日葵なんて、如何にも発想が貧困。見終わって脱力感が残るだけ。
かっこいい
アルモドバルのセンスが映える一作。
小道具があり得ないほど凝っていて、
衣装から何からとても可愛い。
出てくる人物も斬新で、
どのように生み出したのか非常に気になる。
許されない描き方をしている描写もある。
あまりにも悲劇をポップに描くのは、
現代では決して許されないだろう。
奇抜でゲスいエンタメミステリーコメディ
パラレルマザーズとは大違いのトンデモ映画。
登場人物全員狂ってて、まるでコントを見ているよう。
性的描写も満載で、衣装も奇抜で、それでいて、ミステリー要素も絡んできて、何が何やらわからない。
展開も息をのむ展開と、笑える展開が交互にやってきてジェットコースターのよう。
パラサイトを観たときのように、詰め込まれていて、こんな映画もあるのか、という感覚。
エンドロールへの入り方もかっこいい。
2023年劇場鑑賞53本目
まかふしぎ
真剣なシチュエーションもなぜか面白かったり、キャラの設定が超強烈で、キカを取り巻く内容がぶっ飛んでたり、どんな映画なんだろう。という感じ。後半は殺人ミステリーで進むが、最後はキカらしい終わり方。
キカも破天荒。
変態賛歌
「キカ」をはじめとする登場人物は全員が一癖も二癖もある人。そして、色んなトラブルがあってもあっけらかんとしています。そう、それが彼女達にとっては、しっちゃかめっちゃかな当たり前の日常。
変態的な作品ですが、アルモドバルが撮ると不思議と嫌じゃないんですよね。人間は所詮生き物。登場人物は、どうやっても規格化できません。
アルモドバルが一貫して「変態」を描き続けるということは、要するに人間賛歌なんですね。人間は誰しもが変態。これに限ります。
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