ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のレビュー・感想・評価
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明るく楽しい、由緒正しきラブコメディ
Long shot = 大穴。ということで、完璧過ぎる国務長官シャーリーズ・セロンと熊男ジャーナリスト、セス・ローゲンが恋に落ちるという...プリティ・ウーマンをひっくり返したみたいな?物語である。
最近大忙しのシャーリーズ・セロンですが、この映画のシャーリーズ・セロンは基本かわいい。強くてカッコいいを保ちつつ、恋する乙女感が満載です。
で、「大穴」セス・ローゲンですが、見てくれはダサいものの、一本気で頑固で頭の回転が速いジャーナリストという割とおいしい設定です。
元々家がお隣同士の幼なじみという設定があるので、ふたりが恋に落ちる過程は割とあっという間です。こう...みるみるうちに良い感じになって...あらまあ!という感じなんですよ。
物語としては、仲良くなったけど色々立場の違いって難しいよね...みたいなシンデレラストーリーあるあるです。それに政治味をスパイスとして効かせる。
国務長官のスタッフには快く思われないのはまあ当然として、俳優あがりの無能な大統領(誰がモチーフなんでしょうかね...?)やら、もう顔つきだけで悪役ですねと分かるメディア王(アンディ・サーキス悪い顔ですね...)やらがまあ色々政策に突っ込んでくるわけです。大統領の存在感のなさが光りますね。アンディ・サーキスは出番そんなにないのに顔が印象深過ぎます。あと恋のライバル(?)笑顔がなかなか凄いアレクサンダー・スカルスガルド。役者ってすごいね...。
最終的には「現実的な妥協か?理想を求めて突っ走るのか?」という永遠のあるあるネタに落とし込んで、男女共に色々思い直したりなんだりして...という予想どおりの展開です。物語としてハッとする展開とか、意外ですね...という枠組は全然ない。だからある意味、安心して観ていることができる。気分を明るくしたいときに向いている、ハッピーな映画だと思います。「現実はそうそううまくもいかないんだよな...」と世界情勢をみると思ったりもしますが、良いんです。シンデレラ・ストーリーとはそういうもの。この場合、熊男セス・ローゲンがシンデレラな訳ですが。でも彼、声すごく良いよね(そこ?)
MCUにラブコールを送るかのようにサミュエル・L・ジャクソンをチラ見せしたり「ワカンダ・フォーエバー!」とか言ってますがMCUはもはや常識の域なのでしょうか。ゲーム・オブ・スローンズもね...。
あと事前評判どおり下ネタはかなり直接的にきます。ちょっとエッチ、というよりかなりオゲレツなところまできてる。下ネタはちょっと...という方にはきついのかも。私の周囲で観ていたおじさまおばさまがたは爆笑でした。私は爆笑するほど修業を積んでいないので「微笑」くらいでした。嫌だとは全然思わなかったけど。
それにしてもこんなところでネタにされるジェニファー・アニストンは良いのだろうか...。
女性大統領誕生譚 = ファーストミスター誕生譚
このふたりの社会的立場の距離を埋める様子を、
高嶺の花を遠くから望むフレッドの心情を、
タイトル『Long shot 』に込めたのか
それとも…
あたしただ、
自分が正しいと思える信念を貫きたいだけで
本当は人並みに毒ずく庶民的な人間であって
実はちっとも高潔な人間ではないの。
でも夢を実現するには、女性が権力を持つには、
高潔振って、清楚で強い女性を演じ続けなければ
大統領になんてはなれないの…
そんな “ 初の女性大統領 ” に
なるべくして勇むシャーロットの心情を、
そんなふたりが互いに作用して
想いを遠くに飛ばす作業を成し遂げる!
〈 Iong shot = 〉
遠写し、大胆な企て、勝ち目のない大穴
よくあるアメリカンなノリの“ラブコメもの”
かと思っていたからでしょうか、
思いのほか!バラエティ豊かなエッセンス、音楽に
してやられた!!
自分を貫いたラストもスカッとしたし
なにより、社会が求める女性の立場の在り方を
大統領という“最高位なかたち”で
示していたように思いました!
それを“最良のかたち”で
けして卑屈っぽくなくフォローする男性も
これからの世の中では“アリ”な存在なのだと思いました。
アメリカ初の女性大統領誕生も
そう遠くはない未来に実現する日が
きっと来そうね!
主演2人が最高!!
最近、シャーリーズ・セロン出演作をいろいろ見てる。
「ヤング/アダルト」
「マッドマックス」
「タリー」
「ワイルド・スピード」
「アトミックブロンド」
改めて思ったのが、
まず、いろんな役柄に挑戦してるな、ということ。
「タリー」のように、体型まで変えている作品もある。
そして、どの作品も楽しそうに演じていること。
年齢は40を超えて、でも相変わらず美しい。
というか、若い頃より美しくなっているように思う。
月並みな表現だけど、「大人のオンナの魅力」がある。
そんな彼女が、近年はアクション、コメディ、悪役、下ネタなど、いろいろ挑戦し、役柄の幅を広げ、そしてどの作品でも魅力的だ。
そんな彼女の姿を見るためだけにおカネを払って劇場に足を運ぶ価値がある。
美女❤と野獣❤
僕と彼女のありえない恋・・ってだけでストーリーが読めてしまいましたが(笑)
シャーリーズ・セロンのコメディエンヌっぷりが
たまらない!実に気持ち良い👏!
80年代後半~90年代前半辺りのちょっとエッチなラブコメ感に懐かしさも・・
さり気な~く入る環境問題や人種差別を上手に表現してる辺りにも感心・・
とにもかくにも年明けにピッタリな
軽さと心地良さも味わえる「開運」作品でしたね!
泣かされちゃったよ
下品で単純な筋書きのお話なのに、クライマックスではしっかり泣かされちゃいましたよ。ちくしょう、くやしいなぁ。
みんなも、このしょうもない映画で泣かされて、くやしい思いをするといいよ。
楽しい
セス・ローゲンがロマンティック・コメディなんて大丈夫?
と思ってたけど、まぁそれなりにドギツめのギャグをバンバン放り込んでくるし、政治批評はもちろんバリバリに入れてくるし、逆に今どきの仕上がりとなりました。
映画ネタがかなりあるのも良いね。楽しい。
あと、カナダ首相役のスカルスガルドのお兄ちゃんがツボ。
次はテイラー・スウィフトで!
日本だとこんなにパンチの効いた政治ネタは扱えないんだろうなぁ~。特に環境問題を取り上げたエピソードなんて、海を除いて、森林を除いてって・・・(笑)。さすがにトランプを風刺するような直接的なものじゃないけど、俳優がどうのこうのだったからブッシュ親子の辺りか?
シャーリーズ・セロンは永遠に魅力的。こんな女性に惚れなきゃ男が廃る!てくらいに美しかったですが、今回の役は政治家。分刻みでスケジュールがぎっしり詰まってるところで、いかに恋愛ものに持ち込むのか。男としては1分で口説き落とさなければならないほど、高いハードルが待ち構えてるのだ。しかも、うまくベッドインしても直ぐに捨てられるかもしれない恋愛の脆さだってあるのです。二人とも早かったのはこのせいか?(笑)
政治家や資産家の脅迫にも似た恫喝は許せない。それを受け入れるからこそ馴れ合いの腐敗した政治に陥るのだから。ただ、アメリカの場合は任期がある大統領制となっていて、時間的な腐敗にはならないような仕組み。もしや、シャーリーズも妥協という甘い罠を受け入れるのか?と恐る恐る見ていたけど、やっぱりセロンのことまで考慮した結果となりました・・・(あ、セロンじゃなくて世論です)
そんなこんなで、“ロングショット”の意味はどうやって解釈すればいいの?まさかウンパルンパを引きの映像でとらえることか?などと、ラビ・パテルがウンパルンパにしか見えなくなってしまいます。顔射シーンはむしろ接写だったし・・・それにしても上向きで顔まで到達するのは凄いぞ!(何が)
最後の演説はよかったです。ちょっと涙がちょちょぎれました。やっぱりプロンプター無しで素直な気持ちを伝えるのがいいですね。あと、気に入ったセリフが「クソ大統領」、「誰だってオナニーするだろ!」でした。
気楽に楽しみに行ったら、最高な映画でした!
2020年1本目の映画は「ロング・ショット」。
英語で「期待薄」とか「成功の可能性は低い」と言う意味らしい。
逆シンデレラストーリーのラブコメ。下ネタも多いけど、セリフがお洒落w
主人公フレッドの親友が最高。
信念と妥協、誰にでもある話で共感しやすい。
主人公に自分が重なり、笑いあり涙あり。
かなりおすすめなので、是非劇場で観てほしい。
シャーリーズセロン COOL カッケ~!
久しぶりにアメリカン恋愛コメディ楽しませていただき、二回観賞してしまいました。テレビCMに山ちゃんのボイスが使われてます。意味ありげ、"タリーと私の秘密の時間"の産後ふくよか役だった同一女優とか女優魂にも惚れました。とびきりのルックスだけでなく。
美しいシャーリーズ・セロンを見る映画
この映画のシャーリーズ・セロンはただただ美しい。
全編どのシーンを切り取っても、彼女の姿は完璧。
その完璧に美しいシャーリーズ・セロンが堪能できるだけの映画です。
内容?
そんなこと訊かないでください。
シャーリーズセロン、きれい。
下品なネタも綺麗な人だとゲス感がない、さすが美人。展開は別に目新しくもない格差カップルのラブコメ定番ネタ。久しぶりな軽快なポップスで、楽しくみれました。意外に素直な出来る女のセロンがきれいでかわいい。
“今”の社会を生きる登場人物達が愛おしくなる作品。
良かった。
社会的地位を築いた成功者(女性)と“大人”になりきれず巧く社会を泳げない落伍者(男性)のラブコメディ。
従前のラブコメディとは立場が逆……という表面的な入替遊びではなく、男性社会で女性が成功すること、“女性だから”と受ける(意識的/無意識的な)差別や苦節が描かれると同時に、表面でしか判断されない“男もつらいよ”も描かれるバランス感覚にグッときました。総じて『表面しか評価されない社会は生き難い』がシニカルに、コミカルに描かれていました。
特筆すべきは登場人物、特にシャーロットの愛おしさ。
セス・ローゲン演じるフレッドが馬鹿愛おしいのは予測の範囲内でしたが、シャーリーズ・セロン演じるシャーロットが無茶苦茶可愛い、愛おしい。公的な場面で魅せる凛とした佇まい……からの、カッチョ悪い手の振り方!序盤、パーティーで座り込む姿で一気に持っていかれました。
フレッドと再会した後のシャーロットが随所に見せる素の部分。肉のカーテンの如き鉄壁防御がフレッドとの交流で溶けていく、大衆に求められるマネキンだったシャーロットがどんどん人間臭くなっていく。その過程…そしてピリオドの向こう側に至った際の突き抜け方にゲラゲラ笑いながら胸が熱くなりました。
またフレッドとシャーロットが惹かれ合う過程の描写が丁寧。
シャーロットと再会したフレッドのさり気ない一言のパンチ力。その後も彼等が互いを知り、共有し、共に楽しむ過程と結果が随所に表面化。「あ、コレを共遊したんだ」と気付く楽しさに溢れています。
細かい演出も楽しい。
彼等が語る今のエンタメ情報、政況、社会情勢、着ているTシャツ、そして彼等が思い出し、語り合い、共有する想い出の風景は“今”を生きる我々の言葉であり想い出であり。設定はコメディですが、登場人物の背景は現実に近い感じに親近感を覚えました。
“今”の社会を生きる登場人物達が愛おしくなる本作。
人によっては“下品”と感じる部分があるのも確かですが。フレッドのアレな場面は人間臭くて、愛おしく、面白い。愛溢れる馬鹿最高な場面でした。
ワカンダフォーエバー!
オススメです。
超面白いサクセスストーリー!
2020年の最初にふさわしい楽しい映画でした。
まさにサクセスストーリーを下敷きにしたハッピーエンドの恋愛物語です。
確かにアメリカの分断された思想を背景にしてさらりと現実に触れていますが、かなり正鵠を得ているようです。
また、中年男性にとっては夢のようなストーリーなので、溜飲が下がることは間違いなし(笑)。
下ネタも満載なので、何故かそういうものに対する忌避感はあまり有りません。逆に言うとちょっとエロチックな場面あり。
大事なこと忘れていました。沢尻を彷彿とさせる薬の件、2人がハイになる所、不思議な感じがしました(笑)。
いずれにしても、正義に生きる大切さに、現代の政治家も学ぶべきだと思いました。
あと、テロに襲われるシーンは鳥肌が立ち、ヒロインの清潔な美しさは見ものです。ぜひぜひ観てください。
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