アナと世界の終わりのレビュー・感想・評価
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夏はゾンビ。だけどクリスマス。
青春期のドラマをゾンビ&ミュージカルの手法で描いた意欲作
低予算ながらファンタ系映画祭で話題になっていたので見られるのが楽しみだった本作。
ゾンビ映画としてのスリルは低めだが、ゾンビ映画の基本を踏襲しており、楽しく気持ちの良い味わいだ。
そして猛烈にポップでキャッチーなミュージカルシーン。『ハイスクール・ミュージカル』のような学園テイストの音楽や『ロッキー・ホラー・ショー』を思わせるような曲調等、かなりイケるし脳内リフレインがとまらない(制作陣も気に入ってるのだろう、各楽曲がやや長いが…)。
キャッチコピーでも推されているゾンビ×ミュージカルという点は満足度の高いものだったが、何よりもその青春ドラマの点が素晴らしい。ネタバレを避けるために細かくは言及しないが、物語の展開は青春期の成長のメタファーの如くリンクしており、最後は少しビターな味わいもある。
オリジナルの監督が亡くなり、新たに引き継いで完成させたというバックボーンも踏まえると(まさかの)不意に涙が零れそうになる。
楽しいのはもちろん、非常に豊かな部分があるので、是非オススメしたい作品だ。
? ある意味とてつもない映画。
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