「ジャスティン・ビーバーもゾンビに?!」アナと世界の終わり kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャスティン・ビーバーもゾンビに?!
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走らないゾンビは大好物なのですが、肝心のストーリーがいまいち。楽しい学園ミュージカルにゾンビをミックスさせた功績だけは褒められるべきなのですが、ダンスのゾンビといえば、マイケル・ジャクソンの「スリラー」に敵うはずもない。
コロナ以前の1年前に観ていれば評価も変わったんだろうけど、今じゃムリ。製薬会社の実験失敗によって発生したパンデミックのようで、「薬が開発されるから」という父の説得も虚しく響く。ゾンビの主な特徴も踏襲しているし、噛まれたために愛する人の犠牲になるという泣けるハズのシーンも多用しすぎ。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のようなゾンビ・コメディものの系統でもあるし、ロバート・ダウニーJrやライアン・ゴズリング、テイラー・スウィフトといったネタも笑える。ところが、レズビアンのステフ・ノースがホームレスの記事を書こうとした伏線も生かされてないし、ニックが元カレだったという唐突な展開もいただけないし、ホラー映画を全て見てる男子クリスにしてもキャラが弱くなっていた。サンタクロースのトナカイの名前も唐突すぎる。笑えない。
そんな楽しく怖い学園ゾンビも車での逃避行という結末を迎えるが、車で逃げられるんなら、他の大勢も逃げられるっしょ・・・と、悲壮感も全くないエンディングでした。
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