「ゾンビの皮を被った青春映画」アナと世界の終わり 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビの皮を被った青春映画
公開時に地元では公開しなかったので、レンタルDVDでやっと鑑賞できた。
事前にゾンビ+ミュージカル映画と聞いて、「ついにゾンビものもここまできたか」と思ったけど、実際に観ると、思ったのとは全然違っていて、ゾンビパンデミックを大人になるための通過儀礼のメタファーとして描いた青春ミュージカルだった。
ただ、大人になった先に夢見た世界が広がっているかといえば……ってトコロが、イギリス映画らしく皮肉が効いているし、主人公を高校生にしたことで、大人たちが作りあげた終り行く世界の中で現代の子供達たちは生き残れるのかという世界的なテーマも浮かび上がっている。
歌が全部良かった。
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