劇場公開日 2018年10月19日

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「ついていけなかった…」デス・ウィッシュ とえさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ついていけなかった…

2018年10月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

決してつまらなくはなかったけど、私はちょっとついていけなかった…

リメイクなのはわかるけど、これは今の時代につくる映画なのかな…
って考えちゃった…

外科医のポール(ブルース・ウィリス)は、美しい妻と、もうすぐ大学生になる娘と3人で幸せな日々を過ごしていた

しかし、ポールが病院で救急対応し、留守にしている間に家は強盗に入られ、妻は殺され、娘は意識不明の重体になってしまう

なかなか犯人が捕まらない中、ポールは自ら銃を持ち、夜な夜な悪人たちの処刑をするようになり、やがて「死神」と言われるようになる…

ポールの身に不幸な事件が起きる以前に
銃を使った犯罪による死者が増えているという前置きから、この物語はスタートする

そして、主人公の家族が、その銃犯罪の犠牲者になってしまう

そこで「銃のない世の中にしよう」と考えるか、それとも「警察なんか頼りにならないから、武装して自分の身は自分で守ろう」と考えるか

私は、どんなにキレイゴトと言われようとも、前者の銃規制派なんだけれど、この映画は、後者の「やられたらやり返せ派」

私は、そのマッチョな考え方についていけなかった

犯罪者たちに、白人の富裕層が狙われやすいから、白人富裕層はライフル持って自衛しろっていうのは、いかにも保守派の白人富裕層のライフル協会会員が喜びそうな考え方で、それは、私の考え方とは違うと思った

多分、MARVEL ドラマの「パニッシャー」を観てるような気分で楽しめば良かったんだろうけど、これはマンガ原作ではないし、リアリティある描き方をされていたこともあって
エンターテイメントとして楽しむことはできなかった

私は、これを今、リメイクする必然性を感じなかったけれど
それはそれでそれなりに、トランプ時代の共和党支持者 ブルース・ウィリスらしい作品なのかもしれない

ある意味、時代を映す作品になっているのかも

でも、そのやり方で犯罪率が下がるとは思えないけどね

とえ