劇場公開日 2018年10月19日

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「平和ボケした頭に1発、ガッンとどうぞ!」デス・ウィッシュ ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0平和ボケした頭に1発、ガッンとどうぞ!

2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

映画のレイティングシステムは「R15+」なので、
15歳未満の人は鑑賞できません。

暴力描写が強いので、暴力シーンが苦手な人にも
向いていません。

「デス・ウィッシュ(Death Wish)」は「死の願望」という
意味になりますが、映画の内容を表していないので、タイトルに
釣られて鑑賞すると期待外れになります。

「ダイ・ハード」のような映画を期待して鑑賞しても
期待外れになります。

「ブレイブ ワン」、「処刑人」や「処刑人II」が
好きな人には向いています。
私も、その一人です。

米国で銃犯罪がいかに多いかという現実を知りたければ、
「ボウリング・フォー・コロンバイン」を鑑賞すると良いです。
なかなか良いところまで迫っていますが、あと一歩足りない
という感じです。
マイケル・ムーア監督の最新作「華氏119」にも期待しています。

日本では、銃を使用し、身を守ったり、復讐するのは容易ではありません。
インターネットやSNSを使用し、悪行を白日の下にさらすことは
簡単にできます。
インターネットやSNSを使用し、悪行を白日の下にさらすなければ、
悪行は正当化され、社会に蔓延してしまいます。
誰かが止めなければ、社会が悪くなるばかりです。

いじめやいじめによる自殺は、ニュース価値がないほどに増えています。
過労死、過労自殺のニュースは、ニュース価値がないほどに増えています。
日本も米国と同じなのです。

一時的に、残業は減ったようですが、もう元に戻ってきています。

一人ひとりが、立ち上がらなければ、社会を変えることなどできません。
それとも、諦めますか?

この映画は。ポール・カージーと妻のルーシー・カージーと
娘のジョーダン・カージーと弟のフランク・カージーという家族の
物語です。

次は、あなたやあなたの家族がいじめや過労によって、自殺に追い込まれる
ことになるのです。

ノリック007