「「レオン」のカウンター的演出」ビューティフル・デイ 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
「レオン」のカウンター的演出
リン・ラムジー監督作は初めて。
レビューを読むと「レオン」を引き合いに出している事が多いので、そのつもりで観たら全然違った。
「大人の少年と少女の物語」という部分は一緒だけど、レオンがイノセントな存在として描かれているのに対し、本作のジョーは過去の傷のせいで少年時代から抜け出せずにもがいているし、レオンとマチルダは(精神的)恋愛関係だけど、本作のジョーとニーナは同じ傷を負った鏡合わせの存在として描かれてる。
あと、ラムじー監督は安易なカタルシスを許さず、ジョーをヒーローにしないよう細心の注意を払っているように見えた。
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