15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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人の役の立ちたい
この作品を通じて強く印象に残った言葉がある。「人の役に立ちたい、そのために自分は平和の道具になる」素晴らしい言葉で英雄に相応しい。この作品の良さは鑑賞後にジワジワと湧き出てくる。
2018-57
CMと全然違ってました。
何も情報仕入れず観たのがいけないのかもしれませんが、CMを観てイメージした映画とは全く違うものでした。
パニック映画かと思っていたら、
テロリストはあっという間に取り押さえられ拍子抜けしました。
確かに勇気ある青年達で、素晴しいと思いますが、、
映画として描くのは、題材に無理があるのではないでしょうか。
ドキュメンタリー映画として観ればいいのですが、それにしてもTV番組で充分な内容のように思います。
ドキュメンタリー?
この映画、ドキュメンタリーなのか?
実話であることは間違いない。
それに映画ではあるが、出演者も本人たちが出ている。
こんな映画は映画始まって以来と言えるだろう。
新たなイーストウッドの冒険とも言えるのではないか。
ただ、それにはいいところと悪いところがある。
それにこの実話が日本ではあまり知らなかったこともある。
欧米ではその英雄的な行動が大きく扱われただろうが。
いいところを挙げれば、最後勲章をもらうところは
フランス大統領が実際に出ていて、事件にリアリティを与えていた。
はじめぼくはホランド大統領が映画に協力したのかと思った。
でも、これは本当の映像シーンだったわけだ。
悪いところといえば、主人公たちの内面がいまいちだったところ。
子供時代を改めて撮ったのだろうが、異端児だったという
場面を撮りたかったのだろうが僕にはそこに深みを感じなかった。
過去の再現シーンと現実のドキュメンタリー的シーンの
場面展開がうまくいったとは思えないのだ。
それにそこに現れるテロリストが一面的なのが気になってしまった。
なぜそういう行動を起こそうと思ってのか?
この実験的映画では、そんな時間はないのはわかっているが。
どうもイーストウッドの今回の実験はぼくには合わなかったと思う。
tohoシネマズ新宿で観る
かってに想像してた感じとまったく違ったからがっかり、というのもあるけど、それにしてもイーストウッドさん、なにかをはしょり過ぎじゃないか、と思う。
実際にあったテロ事件を実際にその場にいた人で再現。そのコンセプトはよいが、事件を深く掘り下げていくのかと思いきや、事件を最小限の被害におさえた人の生い立ちがメイン。そのエピソードの描き方が雑。チェーッ
44マグナムを35カメラに持ち替えて・・・
拝啓、ハリー・キャラハン様
あなたが44マグナムを35カメラに持ち替えてから
ずいぶん経ちますが、まだまだ世界は暴力にあふれ
平和ではありません。
僕があなたを知ったときはブルース・リーと同じように
ワルモノをバッタバッタと倒してました。
そして決めセリフの「make my day」
今回のmake my dayは更に進化されてますね。
誰かがいなかったら、何かが欠けていたら、
どうなっていただろう。
このシーンが無かったら、このカットが無かったら・・・
どんな編集にどんな作品になっていただろう。
It's a Wonderful Life.
色即是空
空即是色
更なる進化を期待しています。
私は好き
旅先での国を越えた人との出会い、優しさ、そして危険と隣り合わせという不安や恐怖。
体感しているからこそわかる所はあるのかも。
米軍としての誇りを持っているからこそというか、
日本人には分からない感覚も多々。
果たして銃を持っている犯人に向かっていけるのか。
安全に守られ、平和ボケしている日本人にはできるのか。
たとえ柔術を身につけていたとしても。
勿論、幸運に恵まれていた所もあるけど、一発目打たれてたら死んでたよね?
安全確保の上での飛び込みじゃないところが、らしいというか
逆に賞賛。
いい意味で。
語り継がれるべき映画でもないけど
個人的には
生きる勇気をもらえました。
流石クリント
この手のリアリティーのある映画を撮らせたら、クリント・イーストウッドの右に出るものはいませんね。
戦闘シーンとかを期待して観た人はがっかりかもですが、ある意味究極のリアルを書いた物語でした。
とても面白かったし、何かを頑張っている多くの人に観てもらいたいです。
知っておきたい実話
事件のことを何も知らず、予告編だけの知識だけで観にいきました。
実話を体験した本人が演じているとのことでしたが、演技の面では特に気にならなかったです。
また、事件のシーンはとても緊迫感がありました。
怖かったです。
ただ、テロの怖さは感じましたが、事件のシーンはラスト20分ほどだったのと、自分が思っていたより事件が大きくない。というのが素直な感想です。
テロの危険に遭遇する可能性の低い日本で生活しているので、テロと言われると映画みたいなスケールの大きいものを想像していました。
もちろんとても大きな偉業ですし、それをまた本人が演じているのは映画としてすごく意味があると思います。3人の幼少期からの『人を救いたい』という想いが何人もの人を救ったという事実。何気ない日常の積み重ねがテロ事件との遭遇に繋がっていく他人事ではないこと。
映画館で絶対に観てほしいとは言い難いですが、観てほしい、知ってほしい作品でした。
犯人がなぜ事件を起こしたのか知りたくなりました。
実録モノを本人に演じさせる試みをやりきる老イーストウッド
最初に撃たれたマークもその妻も本人が演じているというのが驚き。列車に乗り込む刑事たちも当時の人たちだとか。
主演の3人以外にもたくさんの人が本人役で登場し、映画に出ようと思うことが驚き。恐怖体験だっただろうに。
ごく普通、なんなら落ちこぼれ気味(とはいえまともな大人に成長している)の3人が「導かれる」ように列車に乗り勇気を示した奇跡。
宗教的なものを感じる描き方。
市井の人を強調するための演出はドラマチックな展開を期待する人には拍子抜けするほど淡々として地味。
でもこれこそがあの日に起こった出来事なんだということ。
メインの3人が絵になる男たちで感心する。
監督の手腕か。
アムスのクラブでウォッカのレッドブル割り。
イタリアでミニスカートのホステルフロントをチラ見
なんか素直に感動出来ない…。
イースウッド作品は毎回終わると拍手を送りたくなるのですが、今回は盛り上がるラストにウルっときたものの… モヤモヤした感覚も残りました。
ヒーロー=アメリカ軍という、ミリタリーオタクでモデルガンを打ちまくりサバイバルゲームに明け暮れるスペンサーの子供時代、アメリカの日常に軍隊が密に入り込んでるという現実に、米軍の傘の下で守られている日本人として心が痛みました。
無差別テロは決して許されるものではないが、3人の子供時代から描くのであれば、テロリストも含めて4人の子供時代を描いた方がイースウッドらしい気がしました。
偉業なれど・・・・・
テロリストに勇敢に立ち向かい、多くの乗客を救った彼らの行動は、
私ごときが言うまでもなく、賞賛に値する。
だからこそ、こうして映画化され、後世まで語り継がれることだろう。
だが、それと映画として面白いかはまた別物。
彼らの歩んできた半生と今回の偉業に関連性は乏しい。
無理やりこじつけようとする姿勢は鼻に衝くし、
小さい頃は悪ガキだったけどというのは陳腐だ。
電車に乗るまでの前振りにほとんど意味は感じられず、寝てしまった。
もっと複雑な人間模様を期待していただけに、残念。
単なるドキュメント作品!
「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」 に続き
「実話」を作品化している当該監督の事を私は好きですが、
今回の作品は、単なるドキュメント作品に
なってしまいました。
お金や生活の為に、政治家や軍人になる人がいる昨今、
純粋に「人を救いたい」という信念・正義感が、
今回の行動を生んだという美談を、
素直に受け止め、素直に尊敬したいという
クリント・イーストウッド監督の思いだけは
伝わってきました。。。
ちなみに、私は、
主演男優を映画俳優では無く素人が演じたり、
日本語吹替えを、声優ではなく、芸能人が行う
いわゆる「プロの仕事を素人がする」最近の風潮には、
いささか、疑問を感じてしまいます。
Michi
驚きを超えた驚き
テロを描くだけの作品じゃないという一文をチラ見してから一切の情報をシャットダウンして鑑賞した。それが功を奏したのか半端ない感動に襲われた。
最後に実話だと知ってビックリ。しかもエンディングテロップで本人たちによる演技だと確認してさらに驚いたからだ。
それを知らずにエンディングの下りで涙が止まらず、イーストウッドの描きの凄さに感心していただけに、その驚きは想像を超えた。
映画に感動し、実話という事実に感動したということだ。
さて、作品はいつテロの場面に?という中、あれ?彼らの日常の描きってどういうこと?と戸惑いながらのスタートだったが、最後になってすべてが怒濤のフラッシュバックとなって追いついてくる。子供の時の小さな祈りは印象的なシーン。
あまり素行が良くなくて親や先生からダメと言われた奴でも、ほんのちょっとの勇気で正義に立てる。国籍年齢性別問わず生い立ちも関係なく。そんな背中をそっと押してくれるメッセージ性。
テロの危険と背中合わせのアメリカだから、ヨーロッパだから、なおさら、どの国の誰もがもしかすると直面することになるかもしれない、その恐ろしさ。果たして足が動くかはわからないけど、でも、屈してはいけないことがある。それを教えてくれる。イーストウッドって本当に凄い人だ。
3人の若者の実話映画
3人の友情が始まったあたりから、3人でヨーロッパ旅行に行くくだりまでがほとんどなので、全編テロ映画と思って観に行った人は肩透かしを食らわされた感じかも知れない。
でも、どうして3人の若者達が一瞬の判断で迷うことなく勇気ある行動を取れたのかを知るうえで、やっぱりそのくだりは必要だと思う。
観終わってから、主演の3人が本人たちだと知ってビックリ。
役者さんだと思ってた。。。
素人にしては上手すぎる。ってことにもまたビックリ。
観終わった時に何だか誇らしい気持ちになる、良い映画。
あとできることなら、勲章をもらったと聞いて、この3人にかかわった学校の先生はどういう反応をしたのか知りたい。
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