15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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映画仙人の境地に達したイーストウッドだから…
実際に起こった事件を本人たちが演じるという、再現ドキュメントに限りなく近いんだけど、イーストウッドの劇映画的演出によってギリフィクギリションとして成立している凄く変テコな映画。
3人のアメリカ青年がヨーロッパをキャッキャ言いながら旅行している様子に、「俺は一体何を観せられてるんだ…」という気持ちにさせられるんだけど、そのエピソードが全てクライマックスへの伏線になってるんだよね。
今や、映画仙人の境地に達したイーストウッドだから作れる映画なんだろうけど、好き嫌いはハッキリ分かれそうかなー。
納得、感動の最後。
本人起用や映画の内容で、色々な口コミを聞き、気になり鑑賞。
「ロードムービーかよ」「素人の演技」等々マイナスな意見を多々目にしていたが、私自身は気にならなかった。
ただのテロの映画ではなく、主人公3人の物語も面白かったし、最後のシーンは、それまで本人での話を見てきたからこその終わり方だと感じた。
良い映画だった。
Ready to go
その瞬間に向かって進む。普通では映画にはならないシーンの数々。アフガンでの緊迫感のある、しかし何も起こらない話。ただの観光シーン、ナンパ、ハングオーバー。ヒットラーの自決場所はなんのことやら。しかし、子供時代の流れが組み込まれているから、彼らに寄り添って暖かく見ることができる。憎めない奴ら。その瞬間が来ることは予告済み。誰もが過ごす日常。英雄になれる瞬間は、その隣り合わせにあったりする。
ストレートで後味スッキリ。
テロの阻止はすごいと思うけど。
思ってた内容と全然違っていてびっくりした。事件の起こる経緯とかテロリストの背景といったものが一切描かれない、良く言えば斬新な作品。
3人の少年時代のことや、パリに向かう経緯などが描かれているけど、率直につまらないと思ってしまった。
『いかにしてテロを阻止できたのか』……特に理由はなく、夢中だっただけじゃない?と思ってしまった。鑑賞後、「……。」しかなかった。
いろんな積み重ねが、人生。
大好きなイーストウッド監督作品だけど、素人3人を起用してってどうよ。ドキュメンタリー??。
そんな印象で観ていなかったのですが。
最初は「10分トイレから出てこない男がいる」と乗客が話しているだけで。
3人の若者の、子供の頃からのエピソードがずっと進んでいく。
あれ、事件はいつ起こるんかいなとだいぶん不安に。
開始40分くらいから時折テロリストのシーンが挿入されるのがドキッ。
運命の「15時17分パリ行き」の列車に乗るまでの、3人のいろんな人生の経験値。それはどんな人にもあるしょう。
終盤テロリストと対峙する場面。
あっという間に終わっちゃったけど、「あの時の、あの経験」が未然に防げたんだ!とうなづくがあったのが、興味深かったです。
つまりこの作品は「3人の青年の半生」を描いたのですね。
テロの話というよりは。
下手な役者さんがやるよりも、感情移入がしやすかったです。
上手く作ったなあ、というのが感想でした。
完全に消化不良
列車テロの場面は後半ちょろっとあるだけで前半は主人公3人の生い立ち、中盤は観光案内が展開されるが正直退屈である。
おっ!いよいよかと列車テロ場面を観たら、なんとテロリストの弱いこと弱いこと・・
完全に消化不良でチン!
レビュー
クリントイーストウッド監督作。本人たちの主演で、起こることも日常的な事ばかりなため、映画としてのパンチはかなり弱目😇
ただ、日常的であるがゆえに実話としての力が際立つ✨退屈せずに見れたのはやはり監督の腕前です🤩
当事者キャスト・・
イーストウッド監督で、当事者キャストの映画。パリ行きの高速列車の中でのテロ事件。監督はリアリティを出すために本人たちを映画に出したのだろうか!?普通の若者3人が列車の中でたまたまテロリストに遭遇した。2015年にあった事件を作品にした2018年の映画・・
驚くべき傑作
本人が演じることを予習した上で鑑賞しました。非常にリアルな演技だし、本人たちの過去を重点に人間性を描き出しているのがとても印象的で良かったと思います。アクションは終盤だけなので、個人的には少し退屈したけど、勇気を持つことの意味は見事に伝えてくれていい作品だと思った。
素人を使うのが上手いイーストウッド
列車テロを食い止めた青年3人のうち、スペンサーという青年の子供時代が興味深かった。クラスに馴染めず、銃が好きというと、ボウリング・フォー・コロンバインよろしく学校で乱射事件を起こすのではとハラハラした。部屋にポスターが貼ってあった『フルメタル・ジャケット』の、落ちこぼれ訓練生のイメージともダブった。乱射事件を起こすような子供も環境が違ったら全く別の道を歩んだのかもと思わされた。この3人の青年を本人たちが演じたのも感心させられたが、最初にテロリストと揉み合って銃を取り上げ、その後首を撃たれたマークという乗客と、その奥さんのイザベラも素人である本人たちが演じたというのはもっとビックリさせられた。『グラン・トリノ』といい、イーストウッドは素人を使うのが上手いなと思った。
イーストウッドの作品
物足りない感を常に残すイーストウッド作品。
故に思い起こし考える事が多々あり記憶に残るんですよね。
幼少期、旅行、事件…
淡々と進む構成ながらも飽きることなく観ることができました。
正に日常という感じ。
これまで生きてきた人生があの行動になると思うと、やはり人生で無駄な事などないんだなと思わせてくれます。
実際の人物を使って撮影なんて、イーストウッドの云いたい事はてんこ盛りなんでしょう。
相変わらず語らないねぇ~と思ってしまった。
脚本と監督の妙技
実話の映画化、という類の中では非常に派手ではない実話だと言える。
よくぞそれをこれだけずっと見てられる映画にできるなと。
他の方も書いているが本人をキャスティングした意義は特には感じられないが、しかしこの映画に、良く知った顔の俳優が出てくるのは確かにすべてを壊すだろうとも言えるので、良い判断かと。
こういった映画が増えればいいなと思う作品。
結果映画にありがちなストーリーですが
このあと、アッと驚く何かが起こるんじゃないかと、要所要所で思わせてくれるところは、監督がクリント・イーストウッドだと思って観たからか?
中だるみなく観れる映画だと思います。
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