「二つの大きな驚き」15時17分、パリ行き ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
二つの大きな驚き
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いつものように予備知識なく見たので、全く予想外の展開だった。
主人公の3人は、学校時代は問題児だった。3人のうち1番体の大きい青年は、軍のパラレスキューに入隊したいと、猛特訓をする。しかし、最後の視覚奥行検査?で不合格となってしまう。
この流れから、彼らは銀行強盗か何かして、悪い人間になってしまうのかなと思ってしまった。
離れ離れであった3人はヨーロッパで会うことにした。
2人はイタリアのベネチアへ、もう1人はドイツで知り合いの女性と会っていた。それから、やっとアムステルダムで3人が一緒になった。このヨーロッパ旅行のシーンが延々と続き、何も事件が起きない。自撮りしたりする彼らの笑顔を見ていたら、とても犯罪を起こすようには見えない。どうやら私の想像が間違ってたようであると気付いた。
彼らがアムステルダムからパリ行きの電車に乗る。これが映画のタイトルなので、電車の中で何か事件が起こるのだろうとわかる。結局その中にテロリストがいて、彼ら3人が捕まえ一件落着となる。
この電車のシーンだけのために、われわれは長いイントロを聞かせられていたのか?と、やや物足りなさを感じていたら、最後に驚きの事実が分かる。
実は、この映画は実話に基づいた物語であった(一つ目の驚き)。しかも3人が実際にテロリストを捕まえた人たちであり、さらには、テロリストに撃たれた人も同じ人だった(二つ目の驚き)。ある意味、究極の実話再現ドラマと言える。クリント・イーストウッド恐るべし。
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