「「(どんなことがあっても、)正義のためなら、行動するのです。」15時17分、パリ行き 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
「(どんなことがあっても、)正義のためなら、行動するのです。
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「(どんなことがあっても、)正義のためなら、行動するのです。」
ストーリーとしては、倒叙的に展開するのかと思いきや、
話の三分のニは、犯人を追いつめた3人の中学時代から成長を描きつつも、時々挿入される事件の場面ハラハラさせられる。これが監督の制作する手法か?リアリティが増幅する。
スペンサーを中心に描かれている。過去と現実の構築が上手い!と
思った。イーストウッドの作品を映画館で観させて頂くのは初めて
時間軸がフラフラしているのに、1本の完成された作品に仕上がっている。脱帽だ。3人の演技も素人とは思えない。
15時17分パリ行のこの列車に乗り合わせたという偶然と列車の中の緊迫感が上手く調合され半端ない。あの狭いスペースでの車内撮影はお見事。しかも、列車が、すれ違うという設定。何も言えねぇ。
フランスの田園を駆け抜けていく一筋の列車の美しさは、垂涎もの。
スペンサーが、事件後、列車を目の前にして語ったことに
涙が止まらなかった。まさに極上の感動。
「映画の素晴らしさ」を再認識をさせられた。
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