「事実を再現しても映画にならないということ」15時17分、パリ行き りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
事実を再現しても映画にならないということ
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タイトルの列車に乗ったら、テロと遭遇して、一念発起ししてやっつけた、そういう映画。
で、それを、本人が再現している・・・
となると「映画」なんだかどうかってことになるのだけれど、映画としては、そこんところだけでは映画にならないので、その前にお話があります。
でね、その前のところがあまりにツマラナイ。
工夫も何もない。
たしかに、一市民の青年三人(でも、ふたりは軍人)の若い時ってそんなに面白ことなどないだろうが、それをみせられて「映画」にならない。
結果として、彼らの英雄的行為を再現するだけの取り組みになってしまい、最近の実録映画ばかり撮っているクリント・イーストウッド監督の中でもいちばんツマラナイ作品になった、と思います。
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