「ゴジラを倒せ」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ ぶっちさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラを倒せ
いきなり出てきたオルカ。ゴジラと戦わせる怪獣かと思ったが、どうもそうではないようだ。最後の最後まで分からず、解説を読んで理解した。なーんだ、あの装置のことか。
――こんなふうに、外国の怪獣映画は分かりにくい。テーマもストーリーもあるのだが、途中からそれが吹っ飛んでしまう。そう、ゴジラに敵対する怪獣が現れて、プロレスが始まり出すころからだ。
米軍との戦闘シーンも迫力があるが、怪獣同士の闘いは物凄い。感動すら覚えるほどの大迫力シーンの連続である。もうこうなったら、テーマもストーリーもどうでもいい、というような描きっぷりである。もともとこちらは、あまりよく理解も共感も出来ていないのだが。
それにしても、なぜそんなに怪獣に親近感を覚えたり、崇拝に近いような感情が持てたりするのだろう。芹沢博士はゴジラ好き過ぎでしょ。
やっぱりゴジラは人類と敵対する怪獣でないと。ゴジラが人類の味方になったり、人類がゴジラのペットになったりというのは、違うんじゃないかな。
しかも、キングギドラをやっつけた後にそれまで関係のなかったクモンガやムートーやモスラに倒されたラドンまでが甦ってゴジラにひれ伏すなんて。あれはいったい何なんだ。モスラも蛾というより蚊に大きな羽が付いたもののようだし。オーマイガー!
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