「素晴らしき怪獣プロレス」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき怪獣プロレス
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2019年のロードショーで鑑賞。
ゴジラをはじめとする怪獣たちが地面を揺らし、人類文明を破壊し、怪獣同士が激突する。こんな映画が見たかったんですよ。とても迫力があって、楽しめました。
音楽はゴジラシリーズの伊福部さんの曲をモチーフにしているみたいで、満足。
一方で人間が出てくるドラマ部分は、オカシな登場人物が多すぎ。時間が足りないせいで思い切りよく話が進み、観客は置いてけぼりになってしまいます。平成ガメラシリーズ3作の影響が強いみたいですが、詰め込んだためにストーリーの起伏が大きくなり過ぎたように思います。
・芹澤博士は、勝算がないのに自爆してしまう。決断が潔すぎ。ゴジラを触りたかったの?
・ママさんは、気が確かなの?怪獣たちを解放して世界を破滅させても、自分は生き残れると信じていたみたい。
・モナークの皆さんは怪獣を敵視していたのに、いつのまにかゴジラを味方認定してるし。
見ていて苦笑・失笑していたのですが、段々と人間ドラマ部分はギャグパートなのかな、と思うように。登場人物は、人類を遥かに超越した存在である怪獣に振り回される、狂言回しの役どころなのかと、一人で納得してしまいました。
映画終盤で怪獣王になったゴジラ。アンギラスにも出演して欲しかったなぁ。
エンドロールの後、キングギドラの頭が回収されましたが、当然、次回作の伏線になるんですよね。ガイガンを作って欲しいなぁ。
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