「怪獣プロレスの最高傑作」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Chronoさんの映画レビュー(感想・評価)
怪獣プロレスの最高傑作
ドルビーシネマの圧倒的な映像美と音響の中で観てきました。上映開始直後から怪獣が出ずっぱりで、昨秋に予告が初めて出てからずっと待っていたかいがありましたし、大いに楽しんで観れました!
内容は昭和ゴジラや平成のvsシリーズへのリスペクトが満載の映画でした。
ラドンが火山から出てくる所や伊福部音楽が流れるのは事前情報で知っていましたが、ギドラが宇宙怪獣だということや、まさかオキシジェンデストロイヤーやメルトダウンが今作で観られるとは思ってもいませんでした。海底の古代遺跡にはカタカナで「ゴジラ」という文字が出てきたり、そもそも英語タイトルのバックにもカタカナ「ゴジラ」が表記されていて、本当に日本のゴジラがあった上でのこの作品だと思い、感慨深く観ていました。
それに四大怪獣のバトルロイヤルかと思ってたらゴジラ&モスラvsギドラ&ラドンのタッグバトルにも胸熱でした!特に原作通りのモスラの存在感が素晴らしかった。
ラドンとモスラですら怪獣プロレスしてました。怪獣プロレス禁止令を出したアニゴジでの東宝はこれを観て大いに反省して欲しい!日本のアニメならこれ並みかこれ以上の物を作れたはずなのに、ゴジラを観たことない監督なんか採用して、本当に最悪でした。
話が逸れましたが、今回は4体しか出てこなかったとはいえ、17体いる怪獣の王を決める作品でした。
次回のvs Kongは「王vs神」ですね。最後にかなり多くの伏線が投げられたので、次回作でどう回収されるのか大いに期待しています!
ちなみに、評価の☆-0.5はリアリティを重視しているとはいえ、やはり「シン・ゴジラ」は越えられていないから、という点に尽きます。もう30分くらい延長して細かいところを描いても良かったかなという点や宇宙大戦争の曲をほんのちょっとだけ期待していた点が含まれています。