「まあ良かった」ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Syuさんの映画レビュー(感想・評価)
まあ良かった
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前作で息子を亡くした母親が、何を思ったのか、ゴジラ以外にも世界各地で眠っている怪獣を目覚めさせてしまってえらい事になる話です。
人間が地球環境にとって異物で、地球の自浄作用として怪獣がいる、みたいな設定はもはや新鮮味はありません。
息子を亡くした母親と、この思想の繋がりがちょっと良く分からないですね。
ゴジラとキングギドラが取っ組みあって、雷やら放射能やらを吐いてる真下で、探し物するためにウロウロしてノーダメージっていうのも現実味がありません。探し物も探し人も、だだっ広い空間にも関わらずすぐに見つかっちゃうし。
しかし、映画としてはしっかりエンターテイメントしていて、見る人を楽しませようという意気込みは良く伝わってきます。
ゴジラをはじめとして、キングギドラもラドンもモスラも、それぞれに見せ場があって格好良く描かれてます。
怪獣を現実世界に馴染ませようと、色々な設定を付けてますけど、ちょっとちぐはぐです。
けど、それでも良いかと思わせる勢いがあります。
冒頭から勿体ぶらずにバンバン飛ばしてくれる構成も良いです。
見終わった後で、映画館で観て良かったな、と思える映画だと思います。見るか迷っている方は、是非大きなスクリーンでどうぞ。
それにしても、次はキングコング対ゴジラをやりたいみたいで、事あるごとに髑髏島とかコングってワードが出てきますけど、このゴジラ相手で、コングではちょっと勝負になりそうに無いんですけど。
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