響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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普通に満足
原作ほぼ未読
そこそこに面白かった
とある新人賞に応募された原稿
それを読んだ担当編集者はその小説の傑作ぶりに衝撃を受ける
連絡先も書かれていないその小説の作者は鮎喰響
彼女は15歳の女子高生だが、彼女は少し変わっているというか、自分を曲げなさすぎるというか…
そんな彼女に関わる人たちと文学界を描いた作品
原作がどういう感じなのか知らないが、割かしスピーディーな印象かな?
響の極端すぎるあまりに真っ直ぐで正直で曲げなさすぎる性格は周囲を唖然とさせる。
だが、関わった人たちは響の真っ直ぐすぎる意見に少し心動かされる…
主演の平手友梨奈の演技もとても良かった。抑えたトーンで淡々と自分の意見を(キックも含めて)相手にぶつけていくのがとても様になっていたし、ときおり見せる少女らしい可愛い雰囲気もとても魅力的に映っていた
アヤカウィルソンの笑顔の裏に隠された嫉妬や葛藤、苦しみなども素晴らしい演技だったし、小栗旬の疲れ切ってる感や柳楽優弥のふてぶてしさなども良かった
原作だと学校でのエピソードはもっとあるのかな?今回は受賞レースの行方に絞ってあったので学校の文芸部エピソードはリカとのエピソードのみな感じ(というより学校ほぼ出なかったくらい)
また、あんだけ騒ぎになってるのに全く両親を出さないのも…(原作もあんまり出ないのかな?出したら出したでそっちのエピソードも必要になるから英断と言えばそうなるか)
極端すぎる響の生き方や性格だけど、あんな風に色々言ったり生きていけたらなぁなんて思ったり。
あとは、「内容は知らないで批判する世間」とか「メディア・報道の問題」とかもエッセンスとしてあったかな
最後丸く収まりすぎかなとも思うけど、まあ良いでしょう
原作マンガも読みたくなったので原作ファンを増やすきっかけになってくれそうな作品
スカッと観れた
原作はざっと読んだだけですが,内容は頭に残ってました.映像でみると,見事にハマってて,最後まで楽しく鑑賞しました.響は,新人で芥川賞と直木賞を同時受賞するという超人な訳で,人として普通ではないのだから,その行動は常人離れしていて当然といえる.でも,お母さんからお使いを頼まれたら行くし,アルパカをかわいいと思うし.そのギャップがとてもよい.この先どうなるんだろうと,期待させられてしまう.
もう一つの響が見てみたい(駄文長文御容赦)
「痛快!スカッとした!気分爽快!」
「自分を曲げず汚い大人をやっつける彼女の生き様に共感」
「平手友梨奈は鮎喰響そのもの」
この映画の高評価レビューの大勢はこんなところか。
映画を見た受け手の多くがこう感じたのなら、アイドル主演映画としてまずまず成功した部類に入るのだろう。言ってることは正しい(っぽい)が、やってることは社会通念とかけ離れるので、「大人の常識なんてクソくらえ!」と単純にスカッとしたい人であれば、キャストのファンであるなしに関わらずそれなりに楽しめるはず。彼女の物言いに「そうだ!そうだ!」と相槌ちを打つのは簡単にできる構成だからだ。更に言えば平手友梨奈のファンなら文句なく☆5満点だろう。登場シーンは豊富でドアップも満載だ。
私自身も、もしこの映画を『天才的ともいえる小説家としての才能を秘めた女子校生-響-の巻き起こす、大人へのアンチテーゼをテーマとした痛快活劇』…として観るならそれほど悪い評価はつけない。
但し、主人公からなにか共感を得るといった類ではなく、深く考えずに女子校生がスカッとゲスな大人をぶっ飛ばす様子を喝采しようではないか…といった見方にはなるが。
104分のストーリーには主人公の信念や生き方に関する背景描写がほとんどなく、天才感も悲しいほど乏しい。原作を読んでいればある程度補完されるものの、実は原作でもそれほど彼女のバックグラウンドは説明されていない。小説を投稿しただけで一気に響は天才認定され、いきなり破天荒な行動が全面に出てくるから、特に原作未読の人は彼女の生き様をスクリーンに写る行動や言葉から勝手に妄想せざるをえない。
また、エピソードが雑多で一つ一つは浅薄だから主人公の個性を際立たせる面ばかりが悪目立ちしてしまい、ややグロテスクに感じてしまうのは残念。実は普通の高校生でもあるんですよといったシーンも挟まれてはいるが付け焼刃な印象。もっと高校生らしさをスポイルしない演出方法はなかったか。
主演は欅坂46の平手友梨奈。
実際に多弁ではなく、朴訥と喋る人物像は主人公の鮎喰響にピッタリといった声も決して的外れではないと思うが、如何せん平手友梨奈がセンターを務める欅坂46の楽曲の風味がキャピキャピの色恋ものでなく、「反大人」だったり「自分に正直に生きる」などのメッセージ性の強さにあることを考えると若干のあざとさを感じざるを得ない。鮎喰響に嵌る役者がいたというより、今の平手友梨奈に嵌るキャラを探してきましたと言ったら少し嫌味かもしれないが。
演技力は…過去のアイドル主演者(デビュー当時の原田知世や松田聖子など)と相対評価をすれば確実に及第点。セリフを一言二言喋っただけで「大根!」と叫びたくなるような人も大勢いたが、彼女にそれは当てはまらない。鮎喰響の演技は相応に出来ていたといって差し支えない。但し、絶対評価で言えば、まだまだこれからの人。現時点で上から目線の強者は演じられても、おそらく歯を食いしばって生きる弱者は演じられない…といった印象である。
共演陣は豪華な配役。
北川景子は影の主人公であり、響をただの道化にしないように随所で常識ある大人を演じている。演技は普通。
小栗旬と柳楽優弥は特別出演的な配置だが、物語の構成上は重要な役回り。さすが主役級。短時間でも存在感が凄い。
不満は高嶋政伸。彼の責任ではないが悪役っぷりが足りない。彼の冷淡な演技はもっと下衆な役柄じゃないと活かされない。
「お嬢ちゃん…うちでゴーストライターやらないか?…金なら払うぜゲヘヘ…」くらいがちょうどいい。
長くなったのでこの辺で評価を総括すると、残念ながらチープなアイドル主演映画の枠からは出られていない。
一部のコアな観覧者は「アイドル映画」としてのレッテルに拒否感があるようだが、映画の構成、宣伝を含めてアイドル平手友梨奈を提供側が推しているのは明白だから仕方ない。公式サイト、雑誌、TV、ラジオと過剰に平手友梨奈を露出させたのは逆効果だったように思う。せめて公開前は平手友梨奈=-響-をビジュアルを含めてもっと「謎めいた人物」としておけば印象はまた違ったかもしれないが。
ここまで映画評 ☆3
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ここからは蛇足
月川監督はこの映画をどのような作品にしたかったのだろう。本当にこの-響-で満足しているのだろうか。
原作者がどうプロットを考えているかは判らないが、自分には物語の根底にある本来の主人公は鮎喰響ではなく、取り巻く大人のように思える。
守るべきものがあれば、自分の信念を傷つけるものがあれば、手段を選ばず行動する。自由奔放で自分を偽らない高校生-鮎喰響-を触媒として、彼女に触れた者たちが少なからず自分の人生の立ち位置や失った自由を見つめ直す…そんな大人たちの群像劇。
真にフォーカスされるべきは鮎喰響の生き様ではなく、俗に堕ちた大人たちの悔恨と僅かに取り戻す未来への光であると。もし、そこを軸にもっと深堀して描いたなら冒頭に書いたような「響ありきの痛快劇」ではない-響-がそこにあるはずだ。
勝手なことを書いた。
もちろん商業映画だから大人の事情は察するし、公開された-響-とは関係ない話だ。原作とも離れてしまうだろう。だから蛇足である。けれども…。
もし、一切の先入観を持たずに済む無名の女優が鮎喰響を演じ、山本と鬼島の心の変遷をもっと深堀した-響-があったなら是非観てみたいと思ったのも事実なのだ。
月川監督とどこかの飲み屋でばったり会ったら「本音ではどう作りたかったの?」と聞いてみたいくらい惜しく、素材としては面白そうな作品ではある。
原作なぞるだけ
2時間のドラマとして精査できていない。
●原作の目をひくエピソードを並べただけ。長編としてのドラマの根幹がない。だから心情的に盛り上がる場面も唐突なだけで違和感しかない。
●つまり脚本が雑。各エピソード、登場人物も使い捨て状態で機能しあっていない。
●主演も含め若手の芝居がヒドい。役を作り込んでないないとしか思えない。
原作だけによりかかって、映画の作り手が仕事してないようにしか思えない。
なかなかのものでした。
先入観無しにみた。AKB系のアイドルのための映画だとか、どうせ大した映画ではないだろうとか、主演が好きとか嫌いとかいったフィルターを外してまっさらな気持ちで観ての感想。
なかなか興味深い。15歳の高校生が芥川と直木賞を同時に受賞とか現実にはあり得ない話だろう。ゆえに映画は面白いのである。響は自分は曲げないし妥協はしない。興味のあることには柔軟に入り込み熱中する、が、自分が納得すればそれで満足し欲がない。どんなにすごい賞でもそれに頓着しない。響が自分の作品に満足すれば周りの評価などどうでも良い。相手がどんな有名作家であろうと面白いと思えば面白かった、つまらないものはつまらない、とはっきり言える強さを持っている。 大事な人がいじめられていれば相手に向かって飛び蹴りもしてしまうというエキセントリックな少女でもある。
心の動きをヒロインの平手は台詞だけでなく目の動きや表情の微妙な変化でうまく演じている。はっきり言って驚いた。彼女はまさしく響だ。 これは映画で見て初めてわかる。短いCMで激しいシーンや少しばかりの台詞ではわかり得ない。観て初めて感じることだと思う。主演が嫌いだとか最初からそんな見方をするとこの映画の真価はわからない、そしてその逆もまた然り。
もう一度見に行きたい、最後に流れる平手の語るような歌。 私は好きな映画だ。
大人が観ても、誰かに自己投影できる
レディースデイに時間があり、TV番宣で、平手さんを見かけた事、原作はさらっと読んでいたので、アイドル映画色が強いだろうなと、あまり期待せず観た。
スクリーンには、TVで見た自信なさ気な平手さんはおらず、響がいた。響が動いたら、こんな感じなんだろなのイメージは、全く壊れず、あっという間にエンドロールだった。
動物園のシーンや、リョータローをつんつん、憧れ小説家との握手、スナックでおつまみ口にしたりなど、正義とはいえ、安易に怒りにまかせ、暴力的なる異常な女子高生場面だけでなく、15歳らしい可愛いシーンもあり、響のリアルな高校生の表現もうまく散りばめられたと思う。
響が、ロリータ衣装を少しは、衣装を楽しんでる表情が2秒くらい欲しかったかな。(もう一度観たら、見つけられるかな。)
リカも、原作より表情豊かで、言葉にしない心の声の演技も本当に素晴らしかった!
小栗旬は、作品の錨のような重要な存在感。柳楽優弥も、鋭い視線が作品の中の流れ星のよう。
響の周りの大人の心情の変化、リョータローの響への想いなんかも、もう少し丁寧さがあってもなぁと思うが、作品の時間の事を考えると、満足度は高い。
エンドロール「角を曲がる」は必聴。平手さんが歌ってると言うより、響が歌っていると思った方が、すとんと心に入る。劇中、ズケズケ言いたい事を言っているようで、響本人の心の声が聞けない分、この曲で響の心の葛藤が表現され、この歌までが「映画 響」なんだと思う。
観客は、若い方が多くなるとは思うが、角が丸くなってしまった大人が観ても、出演者の中の誰かに自分を投影できるエンターテイメント映画だと思う。
アイドル映画にあらず
原作マンガの大ファンなので、
実写化がどうなるか、ヒヤヒヤしながら観に行きました。
心配は杞憂でした。
テンポよく、原作のいいところをギュッと固めた感じ。
帰って改めて原作を読んでみました。
一部省略されたり、エピソードをくっつけてシンプルにしていたりもしましたが、
ほとんどがいい方向に作用していました。
実写化にありがちな、余計なオリジナルエピソードを加える、と言うものもなく。
台詞回しも、原作に忠実に作っていたり、
「マンガの面白さをどう表現するか」
と言ったところに注力していたのが、
ファンとしては嬉しかった。
平手さんは、主人公響のキャラクターを上手く表現、というか、響が乗り移っていました。
欅坂は詳しく知りませんが、おぼろげに知っているミステリアスな、他の坂道グループとは違うカッコよさ?が、響の世界とマッチしていました。
原作を知らない人は、響の破天荒さに驚くでしょうが、それは原作を読んでいても同じなので笑
響の生き方が好き。 真っ直ぐに筋を通す、感じた事を思いのままに表現...
響の生き方が好き。
真っ直ぐに筋を通す、感じた事を思いのままに表現する。生きているだけで難しい事なんだけれど、忘れてはいけないと我に返った。
主人公の一切の弱みや意外な一面、変化を徹底して見せない、いや必要にならない物語の流れだったのが痛快!完全無敵なジェットリー映画を観ているようだった。
響の様に固定観念にとらわれずに見てみよう、そう映画も。
違う世界が見えてくるだろう。
なんとも言えず…。
別の映画を観に行った時に予告で見て面白そうだなと思い特に目的の方がいるわけでもなくみに行きました。原作も未読です。
観ている最中にこれのゴールはどこなんだろう。と思って観ていました。響の暴力行為、普通には考えられないことでひやっとする場面はありますが、理由があり相手思いの優しい子という感じがしました。部員のみんなと動物園へ行くシーン。普通の女の子の感じがすごく出ていて良かったです。一見狂気溢れているのかと思いきやちゃんと人間味あふれる部分もたくさんあるんです。そういう場面が観れた時に楽しんでいる自分がいました。
面白くなかったわけではないですが、私は観終わって感じるものはありませんでした。
あと、それなりに人が入っていたのですがエンディングが終わるまで誰一人立ち上がることはありませんでした。そのような映画は久しぶりでした。
私が良さに気づけなかった部分もあったのかもしれません。機会があればまた見返したいと思います。
アイドル映画と騒がれてる割には
今時のアイドルが主演を演じる作品は大抵こんなもん?て感じの印象でしたが、この「響」に関しては微塵も感じさせないくらいにアイドルらしく無いのが印象的でした。映画を観てる内にどんどん引き込まれ主人公がマスメディアに対し毅然と自身の意見を包み隠さず発言するところが素晴らしく魅了されてしまいました。地下鉄駅構内で背後に立ち「何をしでかすのだろう」とぞくぞくした感じも印象的です。最初からエンドロールまでよく出来た作品で、また二回目も観たいと思う位、興味深い作品です。
この映画は時間が経つほどに人気が出て来るのだろうと感じます。兎に角1度観るべきだと思います❗
響の両親は何してるの…?
(原作は試し読みの第一話と他の話を少ししか知りません)
語彙力の低いレビューをお許しください。
響が平手友梨奈で実写ということを知ってすぐに見よう!という気になりました。
結論、はまり役だと思いました。
響がどんな話を書いたのか知りたいです。『過去現在未来の概念が崩れる』という感覚を味わってみたい。
天才少女と天才作家の元に生まれた凡才が友人となるところで心が結構キツかったです。どうせ喧嘩別れするよ、と思っていましたが、素直にまた友達に戻り、応援し合うとは…平手友梨奈VSアヤカ・ウィルソンは20代前半の女性には何か心に来るものがありそう。
冒頭から中盤では歩きながらでも読書、海でも読書の「変わった子」もっと言えば「ヤバいやつ」でした。リカと関わる中で少しずつヒトになっていくのか、動物園を喜んだりスカイツリーに期待したり笑顔が多くなります。彼女なりに成長したのかなと思いました。
響の作品を読む人たちに光が差す演出は面白いと思いました。何か人間の内面が変わるような印象です。
「(元)素晴らしい作家」のセクハラを思い切り蹴ったり、生意気な作家を椅子で殴ったり電車まで付け回したり、響の異常行動がホラー的で面白いです。そこを無表情で演じきるてち可愛いです。コスプレも可愛いです。
新聞記者の家に押しかける場面はもっと緊迫した雰囲気が原作にあったような気がしました。あれ?と思っていると、終わりら辺で響の制裁が下されました。スッキリしました。あの照明はかっこいい!響と記者だけを青く照らしたかと思うと響を赤で照らして、てちがどえらいかっこよく見えました。
小栗旬が枯れっ枯れの作家として登場します。この映画ではただのすり減ったおじさんです。(こんな役も?!と思いました。小栗旬だと人目でわかるのですが、雰囲気が全く違う!)この作家を一喝する響は頼もしいヤツだったし、損害賠償の心配は大丈夫、と断言するシーンには惚れるかと思いました。
「本読みマン」から「友達は絶対守るマン」に変わっていく響。天才作家と編集者(と友人たち)にフォーカスした内容だからなのか、響がどんな異常行動をしようと一切出てこない響の両親。なにやってんの。担当が親代わりになってる。母親は一度だけ声の出演でした。また、響の異常性を印象付けるための不良君、不良になりきれてなかったです。あの俳優さんは絶対根が優しい子なんだろうな、ということが頭から離れませんでした。加えて響の幼なじみ?は空気になっていましたし…(変わった子に献身する立ち位置のキャラクター、いるよね…)
この映画は10~20代の人(と世間に言いたいことがある人)にはある程度共感されるのではないでしょうか。
内容には、ツッコミどころが多かったです。
「世間」や「世論」に違和感を感じる人や蹴りを入れたい人にはおすすめします。
おもしろい!すでに2回見た・・
もういい年のおばさんです。が、原作ファンなので映画見させてもらいました。見ないで評価するのは「卑怯」なので。
とにかくおもしろかったです。ただ、原作ファンとしては、エピソードが削られてたところがちょっと悲しかったかな?
響のゴスロリは、原作では吉野桔梗という作家とのやりとりで買ってもらったもの。そのエピソードは響が本当にやさしい子で、人の内面をじっくり見ているというとても良いところです。本当は、主演の平手さんも入れたかったんじゃないかな?「登場人物を増やさなきゃいけない」みたいなことを監督が言ってたと対談にあったので、本当にざんねんです。あと、響がもっと普通の家の子で、高校生で、というところや、曲げられない考え方で周りの人と折り合いがつかないことを実は少し悩んでるところ「なんで私はこうなるんだろ・・」みたいなセリフや、涼太郎の病的な響き大好き具合の表現など、すっごい入れて欲しかった。残念!
でも、配役に申し分なし。主演の平手さんは本当に響でした。無表情の中に見える感情がすごくかわいい!魅了されます。リカちゃんもすばらしい。他の共演者の方も素敵でした。主演ばかりが目立つアイドル映画ではなく、本当に考えさせられる映画でした。2回見て感じ方が少し変わったので、また3回目見に行こうと思います。この映画、なかなか中毒性があります(笑)
「文句があるなら、私にどうぞ!」と響に言われたので、脚本に少しだけ文句をつけました(笑)。
初めて感じる感覚
素直に面白かったです
笑いに走る作品は1度観ると2度と見ようとは思わないんですが、この作品は物語でもなく一人の作家を軸に映画が普通じゃない進み方をするので最後までワクワク感が続きこの先どうなるんだろうで終わってます
もう1度観たいって思った作品って初めてかもしれません
響が平手さんだと思って見たのは最初だけでもう響としてそこで色んな人と関わっていく感じしかなかったです
台詞が刺さる感じがとても素直に耳に残る感じも全てが今まで感じたことがない感覚でした
つまらなかった
ストーリーと構成がまとまっているだけのただの映像。原作の言葉を借りるならこんな感じの映画でした。
キャストは原作のイメージに沿った容姿の人を揃えていました。ただそれだけでしかなく、それぞれの役の深さは全くない。
響はただの頭がおかしい人にしか見えず、原作にあった天才さは欠片も見えない。何でも器用にこなし響とはまた違った天才の凛夏は、何もかもが平凡な女子高生にしか見えない。若く熱い編集者の花井は頼りないただの美人。
動物園のシーン、ラストの電車を停めるシーンは安っぽさが目立ちました。予算を掛けていないことが丸わかり。
私はAKBグループに詳しくないので主演の平手さんがどういう人物か分かりませんが、アイドルの女優ごっこにせっかくの作品が使い潰されてしまった、という印象です。
欅坂ファンでもなく原作未読で小説も無知な私でも楽しめました。
・主人公の異才ぶりを非常に上手く表現されていて楽しめました。
・本当に真っ直ぐで正論意外は一切の妥協を認めずに生きていくことが出来る人なんてなかなか出来ないと思います。
会社での上下関係や売上至上主義にノルマ等…。今まで生きてきて何度も何度も自分の考えを押し殺したり妥協したりしてきた私はそんな彼女を観てスカッとしました。暴力はダメだけど…(笑)
・動物園で垣間見る響の純粋な笑顔のシーンがやっぱり彼女も普通の女の子って感じを受けてとても良かったと思います。
ひどい内容
もともと、平出友梨奈の事はよく知らないが、凄く印象に残る存在だったので試しに見に行きましたが、これはがっかりでした。
『天才』であるとか、常人と違う超然とした価値観を持っているとかうことに感情移入できない物語が続いて、クライマックスもつまらない。
・主人公の若き天才作家が、学校で他生徒の指を骨折させたり、実績はあるが作品のクオリティが落ちてる有名作家を蹴り飛ばしたり、記者会見中に他の新人作家を椅子で後ろから殴りつけるのだが、一切刑事事件にも、傷害事件にもならない。
・上の暴力事件を起こしながら、そのスキャンダル?をスクープする、マスコミが1人だけというのが??
・何と言ってもレビュー評価が高すぎる。これだけ大宣伝していおいて初登場1位にもならず、劇場もけっこう、がらがらだという話を聞くのにレビュー評価だけが高い事は変ですね。( ※私は、映画レビュー劇場に見に行く・行かないの貴重な情報源だと思ってるので、それがあまりに信用できない場合は、自分の評価を書きこむようにしています。)
平手友梨奈さんなので映画館に…
CDデビューした時から注目してきた平手友梨奈さんの処女作。何年ぶりかも覚えてない程、久しぶりに映画館に行きました。
私はリスペクトしてる方の作品だけは映画館で観ると決めています。
原作は未読。
大体のあらすじは知って観に行きました。
平手友梨奈さんの演技については、評価しようがない印象。欅坂46の平手さんとリンクしていて自然体であり、それが主人公の色と相違無いのならばそれで良いと思います。
また違う映画の出演があるならば、全く自分と違う役柄を演じた時に、彼女の演技評価は決まると思います。
私が思う良い映画のポイントを考えますと、出演者が誰も損しない作品。各人が自分の役柄を完全に演じきっていた本作は良い映画だったと思います。
緊張と緩和の上手さ。一つ間違えば非常に退屈な映画になりそうでしたが、監督が上手に展開を作られてたと思います。
主人公のゴスロリ、浜辺、動物園のシーンでは可愛いさ、からの感情の爆発。
抑揚のある流れでした。
文芸界のあれこれよりも、色々な人々が生きてく為に折り合いをつけ、誤魔化しながら生きてんじゃねぇよ!とドキッとさせられる場面こそが本作の魅力に感じます。
私は「天才」という言葉にあまり良いイメージを持っていません。簡単に片付けれる言葉なので。平手さんの事も天才とは思いません。デビューから魅力的な方でありますが、それ以降もストイックに作品に向き合われてる印象。
彼女の努力を簡単に一言で片付けたくはありません。その圧倒的存在感や、天才的なようなイメージを運営側が誘導してるのなら、この先少し不安でもあります。
本作の残念だった点(減点した理由)
劇中の音楽が気になる場面があったこと。
他の方も仰ってましたが、エンドロールが黒とピンクは違和感を感じました。
最後の終わりかた。本作の終わり方は難しかったと思いますが、正直嫌なモヤっと感でした。
それでも、エンディング以外はチェック厳しめなので充分楽しめると思います。
追記 パンフレットも買いました。それに書いてありましたが、アドリブでの主人公と鬼島の会話シーンは圧巻でした。ドキッとさせられたベストシーンです。
友達がいじめられてたら助けたいと思うでしょ
絶対的な自信。
見ていて終始感じたのは、
自分はこうなんだという
かたくなまでの自己表現でした。
依存する者には、人は寄りつかない。
響のアンバランスな一面に
リスペクトする側面が覗いたときに
周りは惹かれるのかな。
強烈な自信
仲間意識の強さ
死なないという思い込み
希有な文才
たまに顔をだす幼さ
加減をしらないコンタクト
私は、部屋に動物がたくさんいて、
モコモコした部屋着をきている子が、
対立する相手には、殺しあいにも
なりそうな対応をするギャップがいいと
思いました。
残虐な行動にでるのに、
相手の機敏な心の変化はよみとれる。
そこが魅力なんだと。
りかの嫉妬心を読んで、
本心を語り合うくだりは
共感します。
本音をぶつけて、付き合える者は友達。
そんな、当たり前のことも、
最近できない自分に気づかされます。
ストレートすぎて、響がする純粋な
当然の行為が嘘に感じてしまう。
だから、途中から、
憧れというか、自分がしたくても
できない反応をする彼女を
応援してました。
本当に理由のある場合
暴力は見ていて
むねがすきます。
本当に大事なものは、
無抵抗では、守れない。
かなしいけど、それが現実。
原作の面白いところがなくなっている。
まずこの映画は、原作を読んでから見るべきである。
主役が、脚本を読んで「つまんないほう」と言ったとか言われているが原作を読むとたしかに面白いところの部分が、時間が2時間で足りなかったのかかなり削られている。
たとえば、最初の屋上からの落下シーン。原作では、良太郎?がナイスキャッチで助かったが(なぜそこにいた)、映画では、木に引っかかって助かっても周りも本人も騒がない。普通のワンカットになっている。そもそも倒れたときの向きがあまりに不自然。仰向けに落ちたら頭から落ちて大怪我するのが普通。
最後の方 記者に蹴りをいれてから窓ガラス割って脱出するシーンもなぜかカット。このあとの審査員との話し合いもカット。
ラスト、パトカーに連行されているのは悪いことして捕まってしまって大都会のシーンで終わる。結局世の中の概念を自分の力で変えられなかったという残念な終わり方。またこのあとの映画の続編はないよの終わり方もなんだかな~である。
てちが監督につまんないと言って脚本を変更させたとか 言われているが、自分を曲げなかった。原作と同じ生き方をしているということで5点。
全90件中、41~60件目を表示